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日産、ルノーと合併協議か…実現なら国内はトヨタ・ホンダ「2強陣営」に集約の動き(Business Journal)
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/375.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 5 月 30 日 01:02:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

日産、ルノーと合併協議か…実現なら国内はトヨタ・ホンダ「2強陣営」に集約の動き
http://biz-journal.jp/2018/05/post_23517.html
2018.05.30 文=編集部 Business Journal

 


 ドナルド・トランプ米大統領は、日本の自動車メーカーにとって“福の神”か、それとも“貧乏神”か――。

 トランプ大統領は自動車メーカー各社に、米国内での工場建設や増産を求め、その一方で、輸入車には高い関税を課すと恫喝した。

 法人税率を35%から21%に引き下げた。これが米国内に工場がある自動車メーカーには大きな利益貢献となった。

 自動車大手7社の2018年3月期連結決算の純利益は、SUBARU(スバル)を除く6社が増益となった。ただ、米国の減税効果は一過性とみられる。19年3月期は、東南アジアで稼ぐ三菱自動車を除く6社は最終利益が減るとみている。

 18年3月期の7社合計の純利益は4兆9557億円だが、19年3月期は3兆8050億円の見込みで、23.2%の減益となる。

 自動車メーカーはトランプ大統領に振り回されている状況だ。

【自動車大手7社の純利益】
※以下、会社名:18年3月期実績、19年3月期計画
・トヨタ自動車:2兆4939億円(前期比36.2%増)、2兆1200億円(15.0%減)
・本田技研工業(ホンダ):1兆593億円(71.8%増)、5700億円(46.2%減)
・日産自動車:7468億円(12.6%増)、5000億円(33.1%減)
・スバル:2203億円(22.0%減)、2200億円(0.2%減)
・スズキ:2157億円(34.9%増)、2050億円(5.0%減)
・マツダ:1121億円(19.5%増)、800億円(28.6%減)
・三菱自動車:1076億円(――)、1100億円(2.2%増)
(トヨタ自動車は米国基準、本田技研工業は国際会計基準、ほかは日本基準。三菱自動車の17年3月期は1985億円の赤字)

 トヨタの18年3月期の純利益は2兆4939億円で、2年ぶりに最高益を更新した。トヨタの利益は、日本企業として過去最大となった。2月に公表した業績予想を1000億円近く上回った。

 会社の想定より為替が円安に振れたことに加え、原価低減も寄与した。さらに、トランプ政権の法人税減税が純利益を2500億円押し上げた。

 ダイハツ工業、日野自動車を合わせたグループ世界販売台数は1.9%増の1044万台で、最高となった。主戦場は世界最大の自動車市場の中国だ。豊田章男社長は5月9日の決算記者会見で、中国市場について「急激に伸びている。遅れないように経営資源を投入する」と述べた。

 ホンダの純利益は1兆593億円。日本企業の純利益が1兆円を超えるのは、トヨタ、三菱UFJフィナンシャル・グループ(15年3月期、1兆337億円)、ソフトバンクグループ(17年3月期、1兆4263億円)に続き4社目。

 米国の法人税率の引き下げによる税負担の軽減で3461億円を純利益に上乗せした。一方で、19年3月期の純利益は5700億円と大幅に減る。ホンダは7社のなかで税負担軽減効果がもっとも大きかった分、減益幅が最大となる。

■日産、ルノーと合併か

 日産自動車の純利益は7468億円。昨年発覚した新車の無資格検査問題に伴うリコール(無料回収・修理)費用900億円を計上したことで営業利益は減益となったが、米国の法人減税の効果で純利益は増えた。一方で、19年3月期の純利益は5000億円と大幅に減る。

 日産については、日産と仏ルノーが合併協議をしているとの報道が駆け巡っている。カルロス・ゴーン会長は経営統合の可能性に言及したこともある。

 西川廣人社長は5月14日の決算記者会見で、「企業連合を組むルノーとの間で資本構成の変更を検討する」考えを示した。日産はルノー株の15.0%を持つ一方、ルノーは日産株の43.4%を保有している。西川氏の発言は、資本関係の再構築の必要性を指摘するゴーン氏の主張に寄り添った格好だ。日産はフランスの会社になるのか。今年の自動車業界最大の話題となる。

 スバルの純利益は2203億円。無資格検査とタカタのエアバッグ問題を受けたリコール費用を合わせて1062億円計上した結果、7社のなかで唯一、減益となった。

 スズキの純利益は2157億円で過去最高。マツダの純利益は1121億円と増益になった。三菱自動車の純利益は1076億円で、燃費不正問題による低迷から脱し、ようやく黒字転換を果たした。

■収益力はスバルがトップ

 自動車メーカーの収益力を測る指標に、売上高営業利益率がある。営業利益は会社の本業の利益を表し、売上高営業利益率ランキングは企業の稼ぐ力を表している。

【自動車大手7社の18年3月期の営業利益率】
・スバル:11.1%
・スズキ:10.0%
・トヨタ:8.2%
・ホンダ:5.4%
・日産:4.8%
・三菱自:4.5%
・マツダ:4.2%

 スバルの営業利益率は、依然として業界トップ。スズキの営業利益率が初めて二ケタ(10%)台に載った。日産、三菱自、マツダは4%台にとどまり、「利益なき繁忙」を浮き彫りにした。

 コネクテッドカー(つながる車)や電動化、自動運転技術の実用化を見据えて、メーカー各社に開発負担が、重くのしかかっている。

 トヨタの豊田社長は決算会見の席上、「百年に一度の大変革の時代を、百年に一度の大チャンスととらえ、これまでにないスピードと発想で挑戦していく」と語っている。

 合従連衡も進んでいる。トヨタはダイハツ工業を完全子会社にしたうえ、スバルに出資。15年にマツダと包括提携し、16年からスズキと提携交渉を進めている。トヨタが先端技術をスズキに供与し、スズキは先行利得を享受しているインド市場でトヨタの水先案内を務める。他方、燃費不正問題を起こした三菱自は日産の傘下に入った。

 国内の乗用車メーカーは、トヨタ、ホンダ、日産の3強に集約されつつある。ただ、日産がフランスのメーカーになれば、まったく別の風景が見えてくるかもしれない。

■トランプ政権が輸入車に最大25%の関税を検討

 トランプ大統領は5月23日、輸入車に新たな関税を課す措置の検討に向け、「(輸入が)米国の安全保障に与える影響について、通商拡大法232条に基づく調査を始めるよう指示した」との声明を発表した。米ウォール・ストリートジャーナルは「(輸入車に)最大25%の関税を課すことを検討している」と報じた。

 米通商拡大法232条に基づく輸入制限について、トランプ政権は3月、鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を上乗せする措置を発動し、日本にも適用されている。

 米国は現在、日本から輸入する乗用車に2.5%の関税を課している。実際に関税が25%まで引き上げられるか、上乗せされる事態になれば、日本車の米国での販売価格が大幅に上昇し、日本の自動車メーカーに深刻な影響が出る。

 米自動車調査センターによると、2017年の米国の乗用車販売(1730万台)のうち輸入車が占める割合は44%。日本、カナダ、メキシコからの輸入がそれぞれ11%で以下、ドイツ、韓国と続く。

 日本の自動車メーカーは輸出全体のうち4割が米国向け。関税が上がれば、輸入車の価格競争力が下がり、米国でのサプライチェーン(ディーラー網)の見直しを迫られることにもなる。

 マツダは米国に生産拠点がなく、米国で販売する年間30万台のうち日本からの輸出が76%と高いため、関税引き上げの直撃を受ける。日本メーカーが米国で販売する自動車のうち、輸入車の割合は1985年のおよそ9割から、2017年には30%にまで低下したが、ドル箱の米国市場での販売台数が減れば、業績が一気に悪化する。「安全保障を理由に関税をかけるのは、ちょっと信じられない。自動車だと世界的な影響が大きい」(三村明夫・日本商工会議所会頭)。安倍晋三首相はトランプ氏との「蜜月ぶり」をアピールしてきたが、米国との貿易摩擦は激化の一途だ。

 東京株式市場では5月24日、トヨタ自動車が一時、245円安の7190円に急落した。ほかの自動車メーカーも、ホンダ(終値は124円安の3531円)、スズキ(117円安の6248円)、SUBARU(89円安の3494円)、マツダ(77円安の1399.5円)と軒並み下げた。

 自動車製品メーカーのデンソー(214円安の5534円)、アイシン精機(290円安の5670円)にも波及した。ファナックは535円安の23665円、キーエンスは1100円安の67290円、SMCは1250円安の43080円と、輸出関連の値がさ株も急落した。

(文=編集部)


 

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コメント
 
1. 2018年5月30日 19:12:44 : JvMjyuMlDz : 24QF9WfCx9M[5]
日産の 日は昇らない もう二度と

2. 2018年6月02日 13:27:32 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[8710]
中国EV車攻勢、日本は苦戦 日産リーフ超す航続距離も
https://www.asahi.com/articles/ASL5W4J2PL5WULFA001.html

頑張れルノー。


3. 2018年6月02日 22:39:42 : H75LGoD3Wg : 7iGfHpeqhTs[67]
日産自動車については、これまで色々と書いてきましたが、日産自動車と言えば「高性能車」の代名詞だったし、豪華さや壊れにくさを求めるトヨタと違う「走り屋」の顧客を獲得していましたね。

1969年 日本グランプリ GP
https://www.youtube.com/watch?v=C_KwcjrWqNs

●かつて隼、鍾馗、疾風などの傑作戦闘機を生んだ飛行機の名門、中島飛行機は敗戦と共に日本を占領したGHQにより飛行機を禁じられ、しかも財閥解体でバラバラに。その中のひとつ、プリンス自動車は中島飛行機の航空機エンジンを担当した経験から、高性能エンジンを開発。これがスカイラインに搭載され、レースでポルシェに勝ったのです。しかし深刻な赤字で日産自動車が吸収合併。しかしプリンスのレース部門は引き継がれました。日本グランプリでは、プリンスを継承したプロトタイプ・レーシングカーR382で、他社を圧する好成績で優勝。ここに「技術の日産」が誕生したのです。

伝説のGT-R 50勝への軌跡
https://www.youtube.com/watch?v=cKW-Hh-R8PI

●敗戦に打ちひしがれた日本国民でしたが、レースでの国産車の大活躍で自信を取り戻しつつありました。当時、この勢いでフランスのルマン24時間レースに進出するほどの状況でしたが、1970年代に輸出先アメリカの排気ガス規制、安全基準問題の克服が優先課題となり、レースから撤退したのです。

R32GT-R グループAレースデビュー戦【Best MOTORing】1990
https://www.youtube.com/watch?v=gJAaqSmbJt4

●しかし日産は上記の問題を解決すると、再びスカイラインの高性能化に着手。不滅の名車との評価も高いR32GT-Rを開発し、見事にレースに優勝。当時の901運動(註 1990年代に世界一の性能を実現する。)の輝かしい成果となりました。

しかし日産自動車の経営面は火の車となり、不況の最中では高性能車の神通力が消えうせてしまったのです。「高性能」は絶大なセールスポイントになると考えていた日産経営陣に、大きな死角があったのだといわざるを得ません。かつてアメリカで高性能で売ったのがクライスラー。ヘミV8エンジンを搭載したチャージャーとかチャレンジャーはストックカーレースで大活躍しましたが、石油危機の時代には何の助けにもなりませんでした。

Dodge Challenger 426 Hemi V8 Acceleration 0-60 & Sound
https://www.youtube.com/watch?v=LzO6Cni4l3w

●国有ルノー工場も、フランスでは高性能車で知られていました。ゴルディーニがチューンしたアルピーヌA110とかルノー8とか知られています。しかしエンジン排気量は1,300ccとか1,600ccでしたので、日本で言えば、いすゞベレットクラスでした。

Renault Alpine A110 History
https://www.youtube.com/watch?v=bXSN2Ph4LC4

フランスはルマン24時間レースで知られるほどのモータースポーツ大国ですが、第二次世界大戦で国内が戦場になったことや、戦後の臨時政府が富裕層をターゲットに大排気量車に高い累進課税を行なったことから、高性能車メーカーが次々と自動車生産から撤退して他業種に転換。気がついた時にはレースカーがカラッポに。
(註 累進課税は臨時政府のドゴール将軍が導入。戦時中にフランスの富裕層がドイツに協力したことに対する報復があったと言われています。これに対して庶民はレジスタンスでドイツに対抗しました。)

1959年に引退していたドゴール将軍が大統領に就任。彼の信条である「栄光のフランス」再興のために、レース活動に力を入れることが決められました。国有ルノー工場は、それをまかされたのです。

Alpine Renault A 210 1966
https://www.youtube.com/watch?v=vzaNUcWAUIY

24 Heures du Mans 1968
https://www.youtube.com/watch?v=FJO4xVxkyv4

しかしアメリカのフォードには歯が立たず、フランス政府はミサイルのマートラに援助先を切り替え、マートラ・スポーツは1972年のルマン24時間で優勝し、ようやくフランスの悲願は達成されたのです。

MATRA LE MANS 1972
https://www.youtube.com/watch?v=Js5nZ54oyfQ

●07:27に注目。膨大な観客がなだれ込んでいます。

Alpine Renault - Résumé Le Mans 1978
https://www.youtube.com/watch?v=JwuINKpUYdg

●国有ルノー工場は、マートラに負けた雪辱を1978年に果たしました。優勝したA442は、パリ市内を凱旋したのです。


4. 2018年6月04日 20:07:06 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[8728]
カリフォルニア州も自動運転タクシーのテストにゴーサイン ただし無料が条件
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/04/news056.html

EV+自動運転。
未来はそこにあります。


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