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年収350万円、子どもができて慌てる契約ライターの「マイルド貧困」(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/823.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 7 月 22 日 16:48:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

年収350万円、子どもができて慌てる契約ライターの「マイルド貧困」
https://diamond.jp/articles/-/174992
2018.7.18 黒田透:ライター  ダイヤモンド・オンライン




格差や貧困問題の是正が放置されているうちに、「アンダークラス(パート主婦を除く非正規労働者)」が900万人を突破、日本は「階級社会」への道を突き進んでいる。中でも「中間階級」が崩壊、「新たな貧困層」が生まれてきた。それは、生活に困窮するほどではなく、好きなことに多少のお金を掛けることはできるものの、上の階級へ這い上がることができず、将来に希望が持てない「マイルド貧困」とも呼べる新たな階級だ。そこでDOL特集「『マイルド貧困』の絶望」第2回は、結婚して子どもができたために、今後の人生を迷っている契約ライターを追った。(ライター 黒田透)

今のままでいいのか悩む
出版社の契約ライター


 国末融さん(36歳、仮名)は、都内の出版社で雑誌の契約ライターとして勤務する。既に5年近く、契約ライターとして仕事をしているが、この1年で取り巻く環境が大きく変わり、今のままでいいのか悩んでいる。

「仕事内容は、自分で提案した企画記事を執筆したり、担当の編集者から依頼のあったテーマを取材して記事にしたりします。また、不定期発行のムック本も年間数冊関わっています」(国末さん)

 そんな国末さんの収入はこんな感じだという。

年収は350万〜400万円
業務委託で定職に就けたと喜ぶ


「現在は、年収ベースでいうと350万〜400万円。業務委託契約なので、残業代やボーナスなどは出ません。ここから、国民年金、社会保険料、住民税など税金が引かれるので、月単位でいうと実質手取り22万〜23万円くらいでしょうか。業務委託契約なので、他の媒体の仕事も受けることはできるのですが、仕事が忙しくてそんな余裕はないですね」

 31歳の時、知人の紹介で、ある出版社の雑誌編集部に関わり始めた。当初は、提案したテーマで記事を書き、採用された場合だけお金を受け取る形だった。1本当たり1万6000円で、週に2〜3本書くことこともあれば、採用されず全く書けない週もあったという。収入の浮き沈みが激しい厳しい世界だ。

 国末さんは、1年間こんな形で働いた後、業務委託契約の提案を受け、受け入れた。

「編集部から、ムック本の制作で人が足りなくなったので手伝ってほしいと言われ、契約しました。こちらも“定職”に就けたと、願ったり叶ったりだと思いました。また、政治、経済、事件、スポーツ、芸能、生活とあらゆる取材をする機会がありますし、有名な方とお会いする機会もあるので、仕事自体は楽しいです」

 業務委託契約となれば、書いた記事の本数で給料が左右されるわけではなく、会社と取り決めた年間の固定給が月割りで銀行口座に振り込まれる。一見、会社の給与を受け取っている感覚に近い。だから国末さんが“定職”と感じるのは無理もない。

 だが、現実には業務委託契約なので、ボーナスが出るわけでもない。毎年契約を更新し、その都度、年棒を交渉する。編集部の責任者が、1年間の働きぶりがよかったと判断すれば年棒は上がるし、期待に沿えていないと判断されれば年棒は下がってしまう。

 さらに大変なのは、評価基準がそこまで明確ではないこと。つまり、気に入られるかどうかも重要な要素だということだ。となると、たとえどんな無茶な依頼でも断りにくい。

 本来、国末さんのような契約ライターは正社員ではないので、自分が持つ人脈や知識の中で記事化するのが難しいと思った場合は断ることができる。しかし、1回でも断ってしまうと、次の仕事の依頼がこなくなるのではないかと不安に感じ、結局は受けざるを得ないのが実態だ。その結果、それなりの記事はできるかもしれないが、浅く薄っぺらいものになってしまう可能性も高く、最終的には誰も得しないにもかかわらずだ。

実家暮らしで甘えて
30歳で貯金も人生設計もなし


 ライターになるまで、国末さんはどんな道を歩んできたのか。

 国末さんは都内の大学を卒業後、地方にあるメーカーの工場に就職した。ただ、仕事環境がブラックすぎて1年で退職。その後、実家のある都内に戻り、バイト生活を始めた。なぜバイト生活を選んだかというと、大学時代から一緒にやっていたバンド仲間たちと、プロのミュージシャンを目指そうという話になったからだ。バイトをしながら、日々スタジオを借りて練習し、ライブをするという生活を続けていた。

「苦しいとか考えてなかったですね。それにバイトは、保険会社のテレフォンオペレーターだったんですが、夜勤だったこともあって時給が高く、週3〜4日ペースで月に25万円以上は稼いでいました。稼ぎの大半はスタジオ代で消えていきましたが。ただ、年数を重ねていくにつれ、仲間内で『本気でプロになりたい派』と、『趣味で楽しむ程度でいい派』に分かれてしまい、結局自然消滅してしまいました。そんなフラフラした生活を見かねて、知人がライターとして声をかけてくれたのです。確かに30歳にもなって貯金はなく、人生設計も特になかった。実家暮らしということもあって、親に甘えていたんです」

 業務委託で契約ライターとして働き始めた国末さんだが、仕事の面白さを感じる半面、正社員たちとの格差や壁を感じることもあった。

「編集部に自分の席があり、正社員と肩を並べて仕事をしていますが、同じ仕事をしていても収入が倍以上違うことを知りました。残業することも多いのに、残業代が出るわけでもありませんし。また、出版社のデータベースや資料を調べる時など、正社員は自由にアクセスできても、私のような立場だとアクセス制限されます。初めてそれを知った時は悲しくなりました」

 待遇や職場環境が悪いとわかれば、その職場を離れてもいいと思うのだが、続けてきてしまったのには国末さんの育った環境もある。

「自分で言うのもなんですが、父親が大企業で働いていたこともあって、中流家庭で育ちました。小学校から大学までずっと私立でしたし。だからなのか、ハングリー精神があまりないんです。出世したいという欲も、お金を稼ぎたいという欲も、いい女を抱きたいという欲もなかった」

 年齢に対しての収入の低さや、契約ライターという不安定な立場を考えると、貧困層に足を踏み入れつつあると言わざるを得ないが、実家暮らしであったため危機感はあまり感じなかったという。

半年前に結婚して子どももでき
今の状況を変えたいと考え始める


 しかし、そんな国末さんも変わらざるを得ない状況になった。半年ほど前に結婚し、さらに奥さんが妊娠中なのだ。それまでは自分1人が生きていければよかったが、これからは家族3人の生活になる。

「守るべきものができて、さすがに意識が変わりました。これまでは、収入が少なくてもどうにかなるという楽観的な考えを持っていましたが、子どもができるとなると、少しでも収入があった方がいいし、会社が半分払ってくれる厚生年金に加入できるなど、さまざまな保証で守られている正社員の方がいいと考えるようになりました。もっといえば、妻も実は契約社員でして、育休や産休が取れないことも初めて知りました」

 国末さんが指摘するように、正社員と契約ライター(契約社員)では、例え毎日同じ職場で同じ時間働こうが、会社から受けられる保証が違う。例えば、国末さんが契約している出版社の正社員は、健康診断を年間2回受けることができる。しかし、国末さんは受けることができない。自分で予約し、1万円以上支払わないと健康診断さえ受けられないのだ。

「結婚し、生まれてくる子どものためにも、今のような状況を変えたいと思い始めています」

 こうした状況は、なにも契約ライターだけではない。派遣社員や契約社員に加え、パートやアルバイトといった非正規労働者は、2017年、2133万人となり過去最多を更新している。人手不足の折、非正規とはいえ仕事はあるため、生活自体は困らない。だが、結婚や子どもが生まれるといったライフイベントに遭ったとき、それまでの収入では到底足りない現状が待ち受けている。そうした「マイルド貧困」たちの将来は視界不良と言える。



 

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コメント
 
1. 2018年7月22日 20:12:55 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1229]

>父親が大企業で働いていたこともあって、中流家庭で育ちました。小学校から大学までずっと私立でしたし。だからなのか、ハングリー精神があまりない
>実家暮らしであったため危機感はあまり感じなかった

ぬるま湯のような環境に甘え、現実逃避と、競争を回避する習性が付いてしまったということか


>ライフイベントに遭ったとき、それまでの収入では到底足りない現状が待ち受けている

これは生産性の低迷を他人ごととして放置し、

問題解決を政治家や日銀、企業のせいにして、何もせずに現実逃避を続ける

多くの日本人に共通する状況と言える


多くの高齢者は死に逃げができると安心しているのだろうが

そう甘くはない


健康志向や高齢者向け医療と社会保障の充実で、

今年も依然として平均寿命は伸び続けている


2. 2018年7月23日 00:43:42 : yEQPus4f2w : MBP83M_SvZI[190]
しかし、変えられないと思うよ。
変えられるようならそれは階層の固定化ではないということだから。
まあ子供はどうにか育つだろう。

3. 2018年7月23日 10:18:54 : Ef236fAa4M : IuOMV0v5Lh0[192]
都市部の人間はまだ全然甘い環境で生活しているってのがわかるだけの記事

地方じゃ年収350万なんて全然貧困の内に入らない
低収入だから結婚できないなんてレベルじゃない
結婚して共働きの給料を持ち寄らないと生活がままならない

正社員だろうが昇給しないんだから幾つになっても月収は20万前後
非正規だと15万未満だね
規制緩和の結果、月収6万になったタクシー運転手もいたっけな

人口減で自治体崩壊するより先に低収入で住民生活が破綻するな

地方創生?
言うだけで何もしてないからね


4. 2018年7月23日 13:18:08 : OccDVUotQk : MHa3nXqQW@Y[2]
>>3

地方は自営業や農家との兼業が多い。
また家族が多く、世帯内で収入のある人が多い。
だから世帯収入はもっとあるんだよ。

もちろん都会と同じような単婚家族で、
地縁血縁がないと大変だが。


5. 2018年7月23日 14:25:02 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6108]
2018年7月23日(月)

国民の生活厳しさ続く

国民生活基礎調査 平均所得以下 なお6割超

 厚生労働省は20日、2017年の国民生活基礎調査の結果を発表しました。平均所得以下の世帯は全世帯の6割を超え、過半数の人が「生活が苦しい」と答えるなど国民生活は依然として厳しいことが浮き彫りになりました。

 調査は17年6〜7月に実施。前年16年の1世帯当たりの平均所得金額は前年比2・7%増の560万2000円でした。所得順に並べた中間にあたる中央値は442万円。平均所得以下の世帯の割合は前年と同じ61・5%でした。

 17年の生活意識を聞いたところ、「大変苦しい」23・8%(前年比0・4ポイント増)、「やや苦しい」32%(同1・1ポイント減)で、「苦しい」と答えた人の割合はあわせて55・8%を占めました。

 全世帯数は5042万5000世帯。全世帯に占める65歳以上の者のいる世帯は47・2%で、子どものいる世帯はその半分以下の23・3%でした。

 子どものいる世帯の母親で「仕事がある」と回答した割合は前年比3・6ポイント増の70・8%で過去最高となりました。その働き方の内訳は、非正規37%、正規24・7%、会社役員や内職などの「その他」9・1%の順でした。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-23/2018072301_03_1.html

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

6. 2018年7月23日 14:37:22 : Z6BBIeeg1k : weVfTUisk9k[32]
ここに湧き出す「『の』次郎」こと珍相の道もある意味契約ライター(笑)

あいつの場合はマイルド貧困じゃなくって、ガチ貧困だけどな。


7. 2018年7月23日 20:49:29 : hesCGq807o : As0RjqNJN@0[332]
私は沖縄ですが、3さんの意見そのもの
>地方じゃ年収350万なんて全然貧困の内に入らない

沖縄は貧困の県になっていますが、今後は、他の地方の貧困化がすすみ、沖縄化するとみています(すでに沖縄より厳しい地方が多々あるはず 想像)

「平等に貧しくなろう」が進行しているのです
「上野 貧しさを受け入れ」で検索してみてください
非難だらけです
やっと見つけた、賛成意見と関連記事です
タイトルではなく文中からの抜き書き 刺激的な一文ですが

「このままいけば衰亡が確実な国に、わざわざ人生を賭けて移民をしてくれる外国人が、本当にそんなに多数存在するのか?」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/ueno

上野氏自身、こんなフォロー発言もやっていたようです
人口減少か大量移民か? ちづこのブログNo.113
https://wan.or.jp/article/show/7070

私的には
「政治の悪を正し、貧しくても助けあいましょう」かな
弱者やいいかげんな人生の人にきびしい意見をみると、過去の自分も責められているようで辛いですね 「若気の至り」は死語かな?
「他者に厳しいあなたって、生まれてずっと立派だったんだー」とか思っていしまう


8. 2018年7月23日 20:52:27 : hesCGq807o : As0RjqNJN@0[333]
7です
読み返すとわかりにくい文章で
私は、おおむね 上野氏の意見に賛成です

9. 2018年7月23日 23:45:22 : fAphRJ8h6W : pEE5SDnR_6A[56]
日本人の勤労者の平均年収が400万円台とか言われているのだから最も多い層はその下の350万円くらいか。一部の高年収者が大きく平均を引き上げるので。

普通の話かな。


10. 2018年7月25日 03:39:55 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1239]

>>09 最も多い層はその下の350万円くらいか

いや

男で455万、男女あわせると中央値は370万程度

夫婦共働きの標準的な勤労世帯の年収で言えば、中央値は700万程度

片働きや年金高齢者も含めれば、世帯年収の中央値は500万程度か


一方で、非正規の母子世帯は年収200万程度だから

中央値よりさらに高い平均年収と比べて、日本のひとり親世帯の貧困率が高いのも当然ということになる


http://bunshun.jp/articles/-/7084
日本の「ひとり親世帯」の貧困率は50.8%


http://www.garbagenews.net/archives/1954675.html
全世帯平均の所得金額(世帯全体の金額。年金や保険も含む)は545万8000円。児童がいる世帯では働き盛りの世帯主がいる場合が多く、配偶者もパートなどで家計を支えている事例も多々あり、平均所得は高めに推移しており、2015年分では707万8000円となる。一方高齢者世帯では年金による所得が多分を占め、約300万円となっている。

http://k-strategy.net/japanese-average-annual-income

日本人の「平均年収」が多く感じる理由

実際、世帯当たりの年収は“平均よりも少ない側”に偏っている事が、こちらのグラフを確認して頂ければ視覚的にもよく分かるかと思います。(平成21年調査:世帯当たりの年収の平均値と中央値)

上記グラフの場合、平均所得以下の人が61.5%、平均所得以上の人が38.5%となっていますので、

「平均より稼いでいる人よりも、稼いでいない人の方が約1.6倍多く存在する」

という事が言えます。


多くの人は「平均」と聞くと以下の画像の上側のグラフをイメージするかと思いますが、「日本人サラリーマンの年収」の分布は実際には下側のグラフのように一方に偏っているわけですね。(画像引用:平均値,中央値,最頻値の求め方といくつかの例)


日本人サラリーマンの年収の「中央値」

日本人サラリーマンの男女別の年収の“中央値”に関する正確なデータは公表されていませんが、「民間給与実態統計調査」の給与階級別分布から推計すると、平均年収よりも10%ほど少ない数値が中央値になると言われています。


故に、男性の場合は「455万円」前後、女性の場合は「245万円」前後が中央値になると考えられます。


したがって男女を合わせた全体で見れば、「約370万円」が平均給与の中央値という事になりそうですね。


こうして見ると、年収の“平均値”よりは“中央値”の方が、私たちの実感としては近い印象を受けるのではないでしょうか。


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