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株価の上昇相場は終わった、2019年は波乱の幕開けか(週刊ダイヤモンド)
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/334.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 12 月 27 日 20:29:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

株価の上昇相場は終わった、2019年は波乱の幕開けか
https://diamond.jp/articles/-/189902
2018.12.27 週刊ダイヤモンド編集部  竹田孝洋 




 株式の上昇相場は終わった。

 ニューヨークダウは、2018年10月3日に2万6828ドルの高値を付けた後、徐々に水準を切り下げ、12月19日からは4日連続で下落し、24日の終値は2万1792ドルと1年3ヵ月振りの安値をつけた。

 日経平均株価も、同様に10月2日に高値2万4270円を付けた後、下落基調に転じ、12月25日には1万9155円と2万円を割り込んだ。「信用取引で買っていた個人投資家の投げ売りもでた」(土信田雅之・楽天証券シニアマーケットアナリスト)ことも下げ幅を大きくした。

 26日は、日経平均株価は反発、ニューヨークダウも年末商戦の好調が伝えられたこともあり、前日比1086ドル高と史上最大の上げ幅にとなった(27日の日経平均終値は前日比750円56銭高の2万77円62銭)。

 しかし、当面、株価が再び上値を追って高値を更新することは望みにくい。それは株価を下落させた要因がしばらく改善する見込みがないからだ。

 足元の株価急落の背景にあるのは、まず世界経済の減速だ。

 米国では、19年後半には、トランプ減税の効果が薄れてくる。加えて、FRB(米連邦準備制度理事会)は政策金利が景気を刺激も抑制もしない中立金利の下限に達しているとしながら、19年も2回利上げする見通しである。これ以上の金融引き締めは景気減速に拍車をかける公算が大きい。

 中国経済も18年7〜9月期のGDP(国内総生産)成長率が6.5%と09年1〜3月期以来の低水準になった。景気浮揚に向けて、中国の政策当局は金融緩和策を講じているにもかかわらず、上向く気配が見えない。

 そして、この両国の経済摩擦である。米国は中国からの輸入品に対する関税の追加引き上げを90日間猶予したが、その期間内に知的財産権の保護や、技術移転の強要などについて中国が米国に対し納得の行く回答を出せるとは考えにくい。19年に両国の摩擦は激化するだろう。関税そのものの影響以上に、心理を悪化させ、消費や投資意欲を減退させかねない。

FRBの4回の利上げでも
円安進まず、高まる円高懸念


 トランプ大統領の閣僚人事も相場の重石だ。シリアからの米軍撤退などで意見を異にしたマティス国防長官を事実上解任する。国際協調派を閣内から排除する動きは、中国以外の国とも摩擦が増えることを想起させる。世界経済を縮小させこそすれ、拡大させる要因とはならない。

 米国では、19年からはトランプ政権への対決姿勢を強める野党・民主党が下院の過半数を占める。トランプ政権が望む景気対策はすんなり通りそうにない。FRBのパウエル議長は、利上げと共に進めている(金融引き締め効果を持つ)バランスシートの縮小の方針を堅持するとしている。再選をにらむトランプ大統領がこれまでの姿勢を改めることはないだろう。

 このように株価を下落させたマイナス要因は、今後しばらく改善されそうにはない。

 日本株については、円高も懸念材料だ。18年はFRBが4回利上げし、政策金利でゼロ金利を続ける日本との金利格差が拡大したにもかかわらず、円の対ドルレートは年初の112円台とほぼ同水準。

 今回の株価の急落局面で110円台にまで円高が進行したように、米中の摩擦激化などリスクが顕在化し投資家がリスクを敬遠するリスクオフの状況になれば、円は高くなる。これまでと同様に円高は輸出企業中心に日本企業の業績を悪化させ、株価の下落要因となる。

 今後、日本に限らず株価が現状より水準を切り下げるようなら、資産効果などを通じて消費を減少させることにもなり、株価下落自体が景気の悪化を招く事態になりかねない。

 2019年の株式相場は様々な波乱要因を抱えたままま、幕開けを迎えることになりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 竹田孝洋)


 

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コメント
1. 佐助[6334] jbKPlQ 2018年12月27日 22:32:27 : RbPZf2tsH6 : K9EhTpDjOxI[753] 報告
世界信用収縮恐慌を発生させる世界機軸通貨の交代が原因
そして、迫りくるバブル崩壊のインジケーターの足音が振り切れるタイミングも予知できない。

それは新基軸通貨体制に移行するまで、収束復元できない,

地球を破壊させることが確実な第三次世界大戦を避けるためには、世界信用収縮恐慌を収拾するため、国益エゴを捨て、とりあえずドル・円・ユーロの三極基軸通貨体制を採用し、固定為替システムに戻し、通貨を安定させるべきだ。

なので2018年、包括関税引下げ交渉は行き詰まり、二国間の交渉に中心が移った。これは第一次世界信用大恐慌前後と同じ状況に突入したことを意味する。かくして、ドルと株の暴落で、第二次世界信用縮小・金融大恐慌の妖怪の姿は、誰の目にも見えてくる。

そして国家予算の二倍もの150兆円の個人資産は、山頂から崩落する溶岩のように、一気に流出する。

これまでの経済学の常識・経験則・既成概念では、バブルは崩壊しないとバブルだと認識することができない。その理由は、第一章で証明したように、バブルを発生させる思考と行動と、日常の経済常識による思考と行動とを、区別できないためである。

バブルの頂点と崩壊過程を正確に予測するには、2ヶ月半〜3ヶ月ごとに、観測しなければならない。

世界の信用収縮恐慌のような株式大暴落を予測するには、2ヶ月半から3ヶ月ごとに、概念が反転するのを観察しなければならない。1929年末のニューヨーク株式市場も、過去一年間に、暴落を繰り返していた。

株式相場は、資本?義経済の信用膨張と収縮のインジケーターである。それが、先見性をもつように錯覚されるのは、人間が収縮を認識するのに最低三年半の時間が必要だからである。そのため、騰貴と収縮の仮定では「相場は相場に聞け」との逃げ口上しか言うことができない。

経済現象は、レベル別クラス別に異なる法則と周期をもっている。中央銀行は、金利の上下動や、貸出枠を開閉すればコントロールできると信じている。このコントロールは、政府高官の口先介入と同じ一時的な効果しかない。政治は、その時その時の対症療法で、根本治療のタイミングを遅らせ、朝令暮改を繰り返すだけである。

1929年のニューヨークと2007年の東京株式市場を比較しておこう。共通しているのは、以後十年以上にわたる世界信用縮小恐慌がスタートする号砲として記憶されることだ。その遠因が、基軸通貨がキンとの交換を停止し、通貨の為替交換を自由(フロート)化したことにあるということは、経済学には、未だに全く見えていない。

基軸通貨のフロート化で、歯止めを失った世界の通貨は膨張し、株や土地を中心に信用膨張バブルを発生させる。その空前のバブル景気を謳歌した米国と日本が、三段階の株暴落を経験し、新基軸通貨体制に移行するまで、収束復元できないのだ。

しかしドルとユーロの交換レートは安定しない。そのため、世界貿易は縮小せざるをえない。
そこで、ドルとユーロの為替の交換レートを固定化すれば、世界の信用縮小恐慌から脱出できると思考し行動する。だが、商品の優位性をもつ円が、円安では世界貿易の不均衡は是正できない。そのため心ならずも円は、キンとリンクし基軸通貨になる。

今回の世界的信用膨張バブルの発生と崩壊で、日本の円が果たした役割は大きい。株式では89年、土地では90年が第一次バブル期の頂点だ。日本の銀行が、預金・貸出・資産ともに世界の銀行のベストテンを占有していたことを、もう忘れた日本人は多い。

株と土地のバブルは永遠に継続するという神話は崩壊した。しかし「株と土地のバブルさえ復活すれば、すべてが好転する」という思考から脱出することができなかった。そのため、次々に発生する目先の処理に追われ、根本的解決が先送りされた。だから失われた十年は先送りされた十年である。

ともあれ、紆余曲折があるが、次の条件が、円を新基軸通貨にすることを必然的にする。

それは、日本が、外国への農漁業など食品の輸入依存度を、実質25%に以下にしてまで、工業製品を外国に輸出する国であること、そして、原材料の75%以上を外国に頼る輸入大国であることだ。この小さな島国の輸出と輸入依存度は、「日本商品の世界的優位性の法則」が働き,原発ゼロ・エンジンレスの産業革命により2040年〜2060年まで日本商品の世界的優位性の法則」が継続する。間違いなく株と土地は再び上がる。

2. 2018年12月28日 19:01:32 : d0QODkNglo : ul9iNPnSst8[158] 報告
漏れ出した 抑えつけてた 悪臭が

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