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シリアで、アメリカの本格的戦争になるのか?(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/580.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 5 月 01 日 13:40:40: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリアで、アメリカの本格的戦争になるのか?
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-7ca4.html
2018年5月 1日 マスコミに載らない海外記事


スティーブン・レンドマン
2018年4月29日

(stephenlendman.org Home – Stephen Lendman)

2011年3月に、オバマが対シリア戦争を開始して以来、ワシントンの狙いは、当時も今も、政権転覆、欧米寄り政権の樹立、シリア分断、資源略奪、国民搾取、そして、イラン・イスラム共和国を、同様に標的にするのに先立つ、イラン孤立化だ。

こうした狙いの追求で、ワシントンは、NATOやイスラエルや他の地域諸国と同盟しており、人的損失はどうでも良いのだ。

シリアは世界で最も危険なホットスポット、今にも爆発しそうな火薬庫だ。戦争をエスカレートするための口実で、次の化学兵器攻撃偽旗が実行されるのは時間の問題に過ぎない - おそらく、アメリカが率いる全面的な攻撃が続き、主要二大核大国が対抗することになろう。

中東と世界の平和の運命を含め、危険は巨大だ。

土曜日、モスクワで、セルゲイ・ラブロフ外務大臣はこう述べた。

“人種的、宗教的理由で、シリアを分割する企み(が行われつつあるが)”現在起きていることは“全く容認できない”更に、

“特に‘現地の’各当事者間の信頼を強化することにより、この状況を克服することを狙っている“

シリアにおける、明白なアメリカの狙いを考えれば、彼がこれが可能だと考えているとは想像しがたい。シリアにおけるアメリカの侵略に対し、ロシアがより力強く対決し損ねたことで、解決しようとする努力を損ない、アメリカによる戦争のエスカレーションを助長した。

“ここ数週間の進展は、全員がシリアにおける平和回復を望んでいるわけではないことを示している”と言うラブロフ外務大臣は、控えめな表現の極みだ。

ワシントンと、NATOと、イスラエルと、連中のならずもの仲間は、紛争解決の取り組みを損なうため総力をあげている。ラブロフ外務大臣が他の表現をしていても、ジュネーブも、アスタナも、ソチ交渉も結実しなかった。

先週の議会証言で、マティス戦争長官は、(テヘラン)が現地で、ヒズボラを通して、代理作戦を継続しているので、シリア国内でのイスラエルとイランとの紛争“の可能性は非常に高いとのべ”更に

“どのようにして、それが始まるだろうから想像できるが、いつ、どこかは分からない。”彼はシリア国内でのアメリカ軍作戦を“再度活発化”させると誓った。“我々は撤退しない”と彼は強調した。

ワシントンで、イスラエルの戦争大臣アヴィグドール・リーバーマンは、マティスとジョン・ボルトンと会談し - 三人のごろつき連中が、次の行動をたくらんだ。

トランプの外交的でない国務長官として、最初の海外訪問先ブリュッセルで、マイク・ポンペイオは、NATO本部で各国の外務大臣たちにタカ派発言をしたと、同日の記事にある。

イスラエルとヨルダン訪問前のサウジアラビアで、彼に同行したブライアン・フック国務省政策顧問は“イランのミサイル計画に関与している個人や組織の制裁”を主張した。

アメリカが画策しているサウジアラビアによるテロ爆撃を無視し、彼は、テヘランがミサイルをイエメンのフーシ派に供給していると偽って非難した。

彼は頭の中で、真実を逆立ちさせて、こう主張した。

“イランのミサイルが中東における戦争と苦難を長引かせている。彼らは我々の安全保障と経済権益を脅かしており、とりわけサウジアラビアとイスラエルを脅かしている。”

イランは誰も脅かしていない。ワシントンと、そのならず者仲間が世界平和を脅かしているのだ。

イランのミサイル開発と製造は全く合法的だ。イラン人軍事顧問は、ダマスカスの要求に応じて、シリアにおり、アサドがアメリカが支援するテロリストと戦うのを合法的に支援している。ワシントン軍隊のシリア駐留は目に余る国際法違反だ。

5月12日、あるいは、それ以前に、イラン核合意がどうなるか分からない。現在の形のままで済む可能性は極めて低い。トランプが望んでいる変更は受け入れがたい。

核にまつわる経済制裁を、イランに再度課すか、それとも、これまでのように差し控えるか、彼は決定しなければならない。再度課せば、合意を終わらせる可能性が高い。

もし事態がそういう展開となれば、アメリカが恫喝する経済制裁は本格的な経済的打撃になるので、イランへの外国投資は抑制されるはずだ。

金融戦争は、常備軍同士の戦い同様に、破壊的になり得るが、ワシントンがイランに対して繰り返し演じる汚らしいゲームは、もし核合意が崩壊すれば、エスカレートする可能性が高い。

ワシントンと、そのならず者仲間が、シリアにおける平和と安定性の回復ではなく、果てしない戦争と政権転覆を望む限り、シリアにおける紛争解決は実現不可能だ。

アメリカの覇権に対する渇望には世界戦争の危険がある。シリアにおける全面戦争がその引き金になりかねない。事態が制御しきれなくなって、誰も望んでいないことが起きる可能性がある。

*

私のウェブにおいで願いたい。 stephenlendman.org (Home – Stephen Lendman)。連絡先は lendmanstephen@sbcglobal.net

編集者、寄稿者としての最新刊の書名は“Flashpoint in Ukraine: How the US Drive for Hegemony Risks WW III”

www.claritypress.com/LendmanIII.html

記事原文のurk:http://stephenlendman.org/2018/04/full-scale-us-war-syria-coming/

----------

関連記事
ハマやアレッポにあるシリア軍の軍事施設が滑空型のミサイルで攻撃された模様(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/872.html



 

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コメント
 
1. 2018年5月01日 19:00:18 : FYv369TSRU : QnzxUAAntQQ[379]
足踏みも 未だイランを 諦めず

2. 2018年5月02日 06:12:57 : iA405TrDtE : CCXwCh8YoDw[61]
記事もとのリンクの最後に翻訳者の言葉があり、気になったのでググッて見たら「森嶋通夫氏の未来予想」を説明しているブログあり読んでみた、成るほどである。
日本は深刻だ。

以下↓記事元ブログ主の言葉とグクッてのリンク。
>外国の知人から、自分の国も色々多難だが、日本の首相スキャンダルと彼の去就、北朝鮮事情の進展について質問が来た。独断と偏見を書き、文末に森嶋通夫氏の未来予想を引用して返事をしたところ、一行「それにくらべれば、わが国の問題は小さい」と書いて来た。

森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』(1)
htps://blogs.yahoo.co.jp/ninestatem/11445769.html

森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』(2)ht
https://blogs.yahoo.co.jp/ninestatem/11456730.html

森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』(3)
https://blogs.yahoo.co.jp/ninestatem/11470577.html

森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』(4)
https://blogs.yahoo.co.jp/ninestatem/11475508.html

森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』(5)
https://blogs.yahoo.co.jp/ninestatem/11478796.html

森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』(6)
https://blogs.yahoo.co.jp/ninestatem/11485447.html


3. 2018年5月02日 13:37:08 : A9R4DVhYno : 60fWLXXj7b8[5]
シリアに対して、西側の本格的な侵略が始まるならば、それは、朝鮮半島の和平も危うくなることを、意味する。(米軍とフランス軍のコンボイが、北シリアに侵攻したことが、分かっている。)

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