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ベートーヴェン 『コリオラン序曲』
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/852.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 28 日 18:15:02: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ベートーヴェン 『エグモント序曲』 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 28 日 17:26:26)

ベートーヴェン 『コリオラン序曲』



フルトヴェングラー指揮『コリオラン序曲』


Beethoven - Coriolan - Berlin / Furtwängler 1943






Berliner Philharmoniker
Wilhelm Furtwängler
Live recording, Berlin, 27.VI.1943


1943年
●6月27-30日 27-30 June 1943 BPO Philharmony (with audience)DRA B003321740
Beethoven:Colioran Ove. コリオラン序曲 (o-85)


LP/PR: D09868(68?) SWF7002(70/02) Columbia(JP)DXM103UC(70/10) TV4344(71/10)
CD: MEL10 00718('93) TahraFURT1034-9(98/11) TOCE3732(00/08) Berliner Philharmoniker KKC5952(18/12)
BPO フィルハーモニー RRG実況録音 SFB所蔵(1987=all/91=1st Mov. Missing)DRA 5500556


▼コリオランは日本直輸入メロディアLP登場('89)までの西側盤は歪みが多く、音質的に大きなハンディがあった。最後のピッチカートには欠落があり西側のレーベルでは修復されていた。


桧山氏は最後のピッチカートが弦だけに聞こえることから、「どこから持ってきたのだろう」とこの演奏とは別演奏のものの可能性を臭わせていたが、マグネトフォン特有(?)のブーというハム音が最後の音も聞こえることから、即断できない状況。


初期のメロディア盤は、この時のモノではないと思われる明瞭な音質の拍手と共に最後のピッチカートが聞こえる。


最新のメロディアLPなどではこの欠落が修復され、現在は形の上では正常になっている。
しかし近年正常な形で発売されたメロディア盤やM&A盤にしても最後のピッチカート部分にはテープの継ぎ目が感じられ、収録ミス説もある。


仙台S氏によれば、


(1)メロディア初期盤(青聖火・ピンク)およびSFB返還テープと
(2)メロディア黒盤およびCD


の2種のテープが存在するという。
前者がピチカート欠落版でメロディア盤は明瞭すぎる拍手をかぶせている。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/shin-p/furu05.htm


▲△▽▼


Beethoven - Coriolan - Vienna / Furtwängler 1951


Wiener Philharmoniker
Wilhelm Furtwängler
Live recording, Munich, 29.X.1951


1951年
29 Oct. 1951 VPO Deutsche Museum in Mu"nchen
Beethoven:Coriolan Ove.


●10月29日 ベートーヴェン/コリオラン序曲 シューマン/春 ブルックナー/ロマンティック VPO ミュンヘンドイツ博物館 バイエルン放送収録


LP/PR(Ove): DeccaECM684-5(73/02)
CD:London(JP)POCL4302(97/07)ORFEO559022(02/04)
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/shin-p/furu15.htm


▲△▽▼


Beethoven: Coriolan Overture (Furtwängler VPO 1947)


Vienna Philharmonic Orchestra conducted by Wilhelm Furtwängler
Recorded in 1947.11.25


1947年
●11月25日 ベートーヴェン/コリオラン序曲 VPO ムジークフェライン EMIスタジオ録音
Matrix:2VH7101-2/02-1


SP/PR: HMV DB6625(48/09)
LP: PatheFBLP25113(63/09) ToshibaAB8031(68/05) UnicornWFS9('72)
CD: EMI CHS5655132('90?) ToshibaCC33-3468('86?)TOCE8441(94/08)TOCE3724(00/08)


>>DANTE LYS205 is 1952version. TestamentSTB1142 is great sound!


▼コリオラン序曲は録音の色調も暗めだが、演奏も身の毛がよだつほどの迫力で、スタジオ録音の白眉。
復刻に使用したSPの前半と後半で音質が大きく異なり、後半の方が鮮明。
独エレクトローラによれば別テイクが存在するという。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/shin-p/furu11.htm


▲△▽▼
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序曲『コリオラン』(Ouvertüre zu "Coriolan")作品62は 1807年の初め頃に作曲された演奏会用序曲で、恐らくごく短期間で完成したとされる。


ベートーヴェンの友人で、ウィーンの宮廷秘書官を務め、また法律家で詩人でもあったハインリッヒ・ヨーゼフ・フォン・コリン(en:Heinrich Joseph von Collin)による、古代ローマの英雄コリオラヌスを主人公にした戯曲『コリオラン』を見たときの感動が、作曲の動機となったという。


物語は、古代ローマで大きな勢力を持っていたが政治上の意見の相違で追放されたコリオランが、隣国の将軍となり大軍とともにローマへの進攻に参加するものの、妻と母の献身的な忠告で再び祖国側についたので殺されてしまうというものである。献身的な妻が出てくるという点で、ベートーヴェン唯一の歌劇『フィデリオ』との類似が見られる。


この曲が書かれた1807年にベートーヴェンは、交響曲第4番、第5番、第6番の3つの交響曲やピアノ協奏曲第4番、ヴァイオリン協奏曲などを作曲したが、こうした多忙な中でこの序曲が一気に書かれたという。


特に第5交響曲の第1楽章とは同じハ短調、アレグロ・コン・ブリオである他、動機の執拗な展開など類似点が多く見出せる。曲はコリンに献呈された。


楽器編成


木管楽器:フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2
金管楽器:ホルン2、トランペット2
その他:ティンパニ、弦五部


構成


アレグロ・コン・ブリオ、ハ短調、4分の4拍子。ソナタ形式。


ベートーヴェンらしい打撃的な激しい冒頭部で始まる。すぐに暗いが行動的な感じの第1主題が続く。この主題は傲慢かつ情熱的な主人公の性格を表現しているといわれている。(この主題はハイドンの交響曲第39番ト短調の第1楽章第1主題に似ている)


第2主題は主人公を憂える妻とも比せられる柔らかいものだが、緊張は持続されたままで、再び第1主題をベースに悲劇的な色を濃くしていく。


第1主題の動機が伴奏に回っている中そのまま展開部に移行する。展開部は提示部のコデッタと類似したもので、ベートーヴェンの交響曲のそれよりは変化に乏しいものの力強く劇的である。


冒頭の打撃を迎えて再現部に入る。再現部はほぼ型どおりに進むが、突然切れてコーダとなる。コーダは第2主題で始まり、提示部と同じ展開で悲劇色を強めたのち、冒頭の打撃が堰き止めるように三たび立ち現れ、そのあと息も絶え絶えとなった第1主題で曲は終わる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/コリオラン




 

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