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ブルッフ 『スコットランド幻想曲』
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/935.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 23 日 00:53:43: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ブラームス 『ドイツ・レクイエム』 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 24 日 12:13:20)

マックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフ 『スコットランド幻想曲』


Bruch: Scottish Fantasy, Heifetz & Steinberg (1947)




Jascha Heifetz (1901-1987), Violin
William Steinberg (1899-1978)(Hans Wilhelm Steinberg), Conductor
RCA Victor Symphony Orchestra


Rec. 12 September 1947, at RCA Studio, in Hollywood


________


Bruch Scottish Fantasy, Op. 46 - Heifetz, violin




Orchestre National de France
______


MAX BRUCH - "Scottish Fantasy", Orchestra and Violin, Op. 46 - Heifetz/Sargent/New London Symphony





Jascha Heifetz (1901-1987), Violin
Sir Harold Malcolm Watts Sargent (1895-1967), Conductor
New Symphony Orchestra of London


Rec. 15 & 22 May 1961, at Walthamstow Town Hall, in London


ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、マルコム・サージェント指揮ロンドン新響(1961年録音/RCA盤) 


何という艶やかな音色と鮮やかなテクニック!
ヴィルトゥオーゾ風な演奏はこの曲には向かないと思って来ましたが、ここまで見事に演奏されると降参です。確かにスコットランドの素朴な風景や自然とは異なるかもしれませんが、飄々とした雰囲気でベタベタ粘着するわけではありません。
圧巻は終楽章で、さながらサラサーテの様ですが、余りの凄さに唖然とするばかりです。
この曲の代表盤としてはお勧めしませんが、二枚目以降の必聴盤として強く推します。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e901.html


▲△▽▼


Oistrakh Bruch-Scottish Fantasy in E-flat Major Op. 46





David Oistrakh: violin
London Symphony Orchestra
Jascha Horenstein: conductor


Recorded on September 24, 1962 in Walthamstow Assembly Hall


▲△▽▼


Arthur Grumiaux, Bruch Scottish Fantasy Op.46, Heinz Wallberg




Arthur Grumiaux, Violin
New Philharmonia Orchestra
Heinz Wallberg, Conductor


アルトゥール・グリュミオー(Vn)、ハインツ・ワルベルク指揮ニュー・フィルハーモニア管(1973年録音/フィリップス盤) 


グリュミオーはとても美しく端正な演奏を聴かせます。ビルトゥオーゾ風でないのがこの人の魅力です。旋律を柔らかく美しく歌わせる点でこの曲の良さを際立たせていると思います。ただし終楽章ではテンポが遅すぎて躍動感に欠ける感が無きにしも非ずです。ワルベルクのオケ伴奏は非常に立派で素晴らしいです。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e901.html


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Kyung-Wha Chung : Bruch - Scottish Fantasy, Op.46 2012


Kyung-Wha Chung, violin
Seoul Philharmonic Orchestra
Myung-Whun Chung, conductor
Jan.08, 2012 / Sejong Center, Seoul


_______


Scottish Fantasia - Kyung Wha Chung 1972




Kyung Wha Chung - Violin
Royal Philharmoic Orchestra
Rudolf Kempe


チョン・キョンファ(Vn)、ルドルフ・ケンぺ指揮ロイヤル・フィル(1972年録音/DECCA盤) 


この曲は余りにたっぷりと歌われると甘さが過多になって爽やかさが失われてしまいます。大家が演奏すると往々に陥りやすいです。ドイツの森では無く、北国スコットランドの景色を目の当たりにするような空気感が欲しいのです。


その点、若きキョンファのバイオリンは実に端正で余分な脂肪分が無く、凛とした雰囲気がこの曲にうってつけです。懐かしい歌い方といい、リズムの切れの良さと言い、正に最高です。更に名匠ケンぺのオケ伴奏も実に素晴らしく、それほど優秀でもないロイヤル・フィルからうっとりとするような美しい演奏を引き出しています。この演奏は、この曲の不滅の名盤だと思います。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e901.html


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スコットランド幻想曲(Schottische Fantasie)作品46は、マックス・ブルッフが1879年から1880年にかけて作曲したヴァイオリン独奏とオーケストラのための協奏的作品である。


正式な題名は「スコットランド民謡の旋律を自由に用いた、管弦楽とハープを伴ったヴァイオリンのための幻想曲」(Fantasie für Violine mit Orchester und Harfe, unter freier Benützung Schottisher Volksmelodien)。


作曲当初は「スコットランド協奏曲(Scottische Konzert)」、「ヴァイオリン協奏曲第3番」などと呼ばれることもあった。


パブロ・デ・サラサーテのために作曲され、サラサーテに献呈されたが、初演は1881年2月22日に、作曲上のアドバイスを行ったヨーゼフ・ヨアヒムの独奏で、ブルッフ指揮のリヴァプール・フィルハーモニー協会によって行われた。


作品は好評を博したが一時演奏機会は減り、この作品が世界的に知られるようになったのは、後にヤッシャ・ハイフェッツが愛奏し1947年に世界初録音を行ってからのことであった。


作曲当時ブルッフはスコットランドを訪れたことはなく、スコットランド民謡との出会いは『スコットランド音楽博物館』(Scots Musical Museum)という曲集によるものである。スコットランドの歌を収集したこの全6巻、599曲からなる曲集は、スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズが、エディンバラの音楽学者・音楽出版者ジェームズ・ジョンソン(James Johnson)とともに編集し、1787年から1803年にかけて出版されたものである。


楽器編成


独奏 ヴァイオリン、 フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ、シンバル、バスドラム、ハープ、弦五部


曲の構成


序章と4つの楽章からなり、演奏時間は30分前後。
スコットランドの伝統へのオマージュとして、ブルッフはハープに重要な役割を与えている。


序章 グラーヴェ
変ホ短調、4/4拍子。低音のコラール風の旋律に始まり、甘美だが物悲しいテーマが独奏ヴァイオリンによって奏でられる。


第1楽章 アダージョ・カンタービレ
変ホ長調、3/4拍子。序章がフェルマータによって終わるとすぐにこの楽章に入り、管弦楽の前奏に続いてスコットランド民謡の "Thro' The Wood, Laddie"(森を抜けて、若者よ)[1]を基調としたメロディーが奏でられる。この主題は後の楽章にも顔を出し、全曲の統一を高めている。


第2楽章 アレグロ 
ト長調、2/3拍子。ソナタ形式。舞曲風の生き生きしたリズムになり、バグパイプを思わせる空虚五度に乗ってソロヴァイオリンが "Dusty Miller"(粉まみれの粉屋)をもとにした旋律を奏でる。最後に第1楽章の主題が回想され、次の楽章に切れ目なく続く。


第3楽章 アンダンテ・ソステヌート
変イ長調、4/4拍子。三部形式。"I'm a Doun for Lack O'Johnnie"(ジョニーがいなくてがっかり)をもとにした親しみやすいメロディーが歌われる。


第4楽章 フィナーレ アレグロ・グゥエリエロ[2]
変ホ長調、4/4拍子。ソナタ形式。冒頭の主題は、スコットランドの非公式な国歌の一つである "Scots wha hae"(スコットランドの民よ)[3]を変形したものである。この主題とハ長調で提示される抒情的な主題の2つが華やかに変奏、展開されていく。
https://ja.wikipedia.org/wiki/スコットランド幻想曲
 

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コメント
1. 中川隆[-13605] koaQ7Jey 2020年2月23日 00:57:52 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-123] 報告

2011年8月16日
〜サマースペシャル・名曲シリーズ〜 ブルッフ 「スコットランド幻想曲」op.46 名盤
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e901.html

ブルッフはドイツの作曲家ですが、ベルリンの音楽大学の教授でもあったので、生徒の中には日本の山田耕作なんかも居ました。

ブルッフの一番有名な作品は「ヴァイオリン協奏曲第1番」で、僕もとても好きな曲です。けれども、同じヴァイオリン協奏曲のスタイルをとりつつも、もっと自由に書いた名作が「スコットランド民謡の旋律を自由に用いた、管弦楽とハープを伴ったヴァイオリンのための幻想曲」です。これでは余りに長過ぎるので、通常は「スコットランド幻想曲」と呼ばれます。

ブルッフの音楽の基調はドイツ・ロマン派としてのロマンティックな音楽ですが、たとえスコットランド民謡を使わなくてもどことなく爽やかな雰囲気を持っています。「ヴァイオリン協奏曲第1番」も、やはりそうでした。ですので「スコットランド幻想曲」ともなると本当に涼しげな空気感が一杯に広がります。爽やかで懐かしいメロディが幻想的な雰囲気の中に次々に現れてきます。民族楽器のバグパイプを模した和音なんかも登場します。

演奏会で取り上げられる機会が決して多いとは言えませんが、珠玉の一品と呼べる素敵な曲なのです。もしもこの曲を聴かれたことが無い方は、是非ともお聴きになられてほしい名曲です。

元々出ているCDの種類もそれほど多くは有りませんが、僕の愛聴盤をご紹介してみます。

ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、マルコム・サージェント指揮ロンドン新響(1961年録音/RCA盤) 

何という艶やかな音色と鮮やかなテクニック!
ヴィルトゥオーゾ風な演奏はこの曲には向かないと思って来ましたが、ここまで見事に演奏されると降参です。確かにスコットランドの素朴な風景や自然とは異なるかもしれませんが、飄々とした雰囲気でベタベタ粘着するわけではありません。
圧巻は終楽章で、さながらサラサーテの様ですが、余りの凄さに唖然とするばかりです。
この曲の代表盤としてはお勧めしませんが、二枚目以降の必聴盤として強く推します。

チョン・キョンファ(Vn)、ルドルフ・ケンぺ指揮ロイヤル・フィル(1972年録音/DECCA盤) 

この曲は余りにたっぷりと歌われると甘さが過多になって爽やかさが失われてしまいます。大家が演奏すると往々に陥りやすいです。ドイツの森では無く、北国スコットランドの景色を目の当たりにするような空気感が欲しいのです。

その点、若きキョンファのバイオリンは実に端正で余分な脂肪分が無く、凛とした雰囲気がこの曲にうってつけです。懐かしい歌い方といい、リズムの切れの良さと言い、正に最高です。更に名匠ケンぺのオケ伴奏も実に素晴らしく、それほど優秀でもないロイヤル・フィルからうっとりとするような美しい演奏を引き出しています。この演奏は、この曲の不滅の名盤だと思います。


アルトゥール・グリュミオー(Vn)、ハインツ・ワルベルク指揮ニュー・フィルハーモニア管(1973年録音/フィリップス盤) 

グリュミオーはとても美しく端正な演奏を聴かせます。ビルトゥオーゾ風でないのがこの人の魅力です。旋律を柔らかく美しく歌わせる点でこの曲の良さを際立たせていると思います。ただし終楽章ではテンポが遅すぎて躍動感に欠ける感が無きにしも非ずです。ワルベルクのオケ伴奏は非常に立派で素晴らしいです。

サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、クルト・マズア指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス管(1977年録音/フィリップス盤) 

パガニーニを得意とするアッカルドですが、意外なほどの名演です。
テクニックは完ぺきですが、ハイフェッツほどヴィルトゥオーゾ風には聞こえません。
むしろじっくりゆったり音楽の情緒を味合わせてくれます。マズア/ゲヴァントハウスの音の立派さも特筆ものです。基本的にはドイツ風の厚い響きですが、暗い音色が北欧の曇った空と空気を連想させます。


五嶋みどり(Vn)、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィル(1993年録音)

 五嶋みどりの初期の録音です。カップリングのシベリウスでは透徹した曲の魅力が十分に表現できているとは思えませんでしたが、どちらかというとブルッフの方が楽しめます。若さに似合わずどっしりとした恰幅の良さを感じますし、技術的にも安心感が有ります。歌心にも不足しません。ただ、大げさではありませんが軽いポルタメントが頻出するので甘めの口当たりとなり、全体的に北欧のクールな空気をあまり感じさせません。それはメータとオーケストラにも同様なことが言えます。従って個人的には上位に置くのはためらわれる演奏です。


諏訪内晶子(Vn)、ネヴィル・マリナ―指揮アカデミー室内管(1996年録音/フィリップス盤) 

わが愛しの晶子様、24歳の時のCDデビュー録音です。
演奏本位で言えば、キョンファ盤以外は何も要らないとさえ言いたいところですが、プレイヤー本位(というかCDジャケット本位?)ということでは、やはり晶子様です。当時のお嬢様も今ではすっかり大人の女性になり、私生活や脱税問題で色々と叩かれて苦労しているようなので気の毒です。しかし、この演奏は彼女のスリムな体形のように脂肪分少なく爽やかです。変に甘ったるくならないのがこの曲にピッタリです。マリナーの指揮が同様の素晴らしさです。オケの音が余りに美しいのでBGMっぽく感じないでも無いですが、それぐらい北欧の空気感を漂わせていて爽やかだということです。


コメント


この頃のチョン・キョンファの演奏は本当に素晴らしいですね。
キレがあって、気迫があって、聴いていると日本刀の美しさに通ずるものを感じます。
これから、久しぶりに聴いてみようと思います。
投稿: メタボパパ | 2011年8月16日 (火) 14時14分

おっしゃられるように、この頃のキョンファは切れの良さで、日本刀の名刀のような印象でしたね。
僕も今日、久しぶりに聴き直してみてに本当に素晴らしいと思いました。
投稿: ハルくん | 2011年8月16日 (火) 14時24分

スコットランド幻想曲ですか、中々、いい曲ですね。
私が持っている録音は、オイストラフ(vn)、ホーレンシュタイン指揮のものです。
諏訪内氏は、チャイコフスキー・コンクールで優勝した頃の映像が最も好きです。あの頃は可愛らしかったのですが。
投稿: matsumo | 2011年8月16日 (火) 17時47分

諏訪内さんがチャイコフスキー・コンクールで優勝した頃は、本当に可憐で可愛かったですね。自分的には、すっかり大人の女として熟した最近の雰囲気が大好きです。疲れ加減の表情がたまりません。
投稿: ハルくん | 2011年8月16日 (火) 18時30分


会社が終わり、家に帰って、「スコットランド幻想曲」を探した結果、ハルくんの愛聴盤のチョン・キョンファとオイストラッフ独奏、ロジェントヴェンスキー指揮盤(Brilliant)の二種所有でした。
コンチェルト第一番を六種所有していることを考えると、スコットランド幻想曲も少し買いたさないといけないですね。
さて、曲の方ですが、チョン・キョンファ大好きですので、昔からよく聴いていましたが、メロディーが印象的で、曲名のとおり、ファンタジーですよね。
演奏もチョン・キョンファは、素晴らしく文句なしでしょう。曲のファンタジー的要素を余すことなく伝えていると思います。
なお、オイストラッフの演奏は録音に恵まれていませんが、情緒的な部分で、ぐっとテンポを落とし、ゆったりと歌い上げています。
投稿: ひらけん | 2011年8月22日 (月) 22時47分

チョン・キョンファ盤の演奏は本当に素晴らしいですね。若さゆえの瑞々しさと曲とが実にマッチしています。
オイストラッフには、ロジェントヴェンスキー盤も有ったのですね。知りませんでした。
この曲は元々それほど録音の数が多いわけではありませんので、幾つもそろえるのは案外難しいかもしれません。
投稿: ハルくん | 2011年8月22日 (月) 23時08分


曲名を見た瞬間、おっ!と思いましたが、やはり出ましたね(晶子様)( ̄ー ̄)ニヤリ
こんなふうに「さわやか」に弾くか、キョンファの初版のように情熱的に弾くか、どちらもよいですね。
投稿: かげっち | 2011年8月25日 (木) 13時16分

アハハ、よまれましたか。晶子嬢!(笑)
先日、脱税と騒がれた彼女ですが、実際は海外公演の収入を日本で申告していなかっただけです。税金は海外で支払い済みなので、申告すれば本来対象から控除されるんだそうです。一部の報道で、彼女が一般から非難されるのはとても気の毒に思います。やっぱり僕が傍に付いていてあげなくては駄目なのかなァ。(笑)
投稿: ハルくん | 2011年8月25日 (木) 22時05分


先だって『オーケストラの森』の尾高氏を記事にしていただきましたが、放送されなかった分を含めて、本日BSで2時間枠で改めて放送がありました。そのカットされた部分が何と…晶子様のブルッフの1番だったのですよ!

真っ赤なドレスの晶子様、素敵でしたよん。
前から思ってたけど、2楽章って『亜麻色の髪の乙女』に似てるメロディーがありますよね(もち、ドビュッシーじゃないヴィレッジシンガーズの方)黒髪の乙女の晶子様にお似合いの曲でしたっす。
いつもより尾高さんが、ニヤけていたり晶子様に向ける視線が多くないか心配しましたが、そんな事はありませんでした。流石にチューさん、人間が出来てます!
今でもピアニストのゆきこさんとラブラブなのかしら?
奥様とは学生時代からのお付き合いと聞いた気がします。
ハルくん、BS契約解除して残念でしたね〜↓
投稿: From Seiko | 2011年8月28日 (日) 10時32分


Seikoさん、こんにちは。
えっ、なななんと晶子様をカット!
それは正に許しがたいです!
最近の彼女ならば、きっとチョン・キョンファにも負けぬ名演だったに違いないので、聴きたかったぁ〜(涙)
BS契約せずに失敗しました!
それにしても、真っ赤なドレスの晶子さま・・・夢に出て来そうです。夢に出てきたら、今度こそちゃんとプロポーズします。過去の過ちは繰り返しません!(←って、また妄想が始まった!??)(笑)
しかし、あんな美人を前にして毅然としたチューさんは尊敬ものですね。やはり素晴らしい人です。
2楽章の「亜麻色の髪の乙女」のメロディですね。よく分かりますよ。
「皇帝」第1楽章の「上を向いて歩こう」並みに似ています。
投稿: ハルくん | 2011年8月28日 (日) 18時33分
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e901.html

2. 中川隆[-13604] koaQ7Jey 2020年2月23日 00:58:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-122] 報告

マックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフ(Max Christian Friedrich Bruch, 1838年1月6日 - 1920年10月2日)は、ケルンに生まれベルリンで没したドイツの作曲家、指揮者、教育者。

教師で有名な歌手であった母親から教育を受け、音楽、特に作曲に早くから才能を示した。

ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調が、ロマン派の協奏曲として特に有名でよく演奏される。
他にもヴァイオリンと管弦楽のための『スコットランド幻想曲』や、チェロと管弦楽のための『コル・ニドライ』がしばしば演奏される。
近年では、『クラリネットとヴィオラのための二重協奏曲』も人気を得て来ている。


来歴

1853年(15歳) - フェルディナント・ヒラーとカール・ライネッケに作曲を学ぶ。
1865年(27歳) - コブレンツの音楽監督に就任する。
1867年(29歳) - ゾンダースハウゼン(ドイツ語版、英語版)の宮廷楽長を務める。
1880年(42歳) - イギリスに渡り、リヴァプール・フィルハーモニー協会の首席指揮者を務める。
1881年(43歳) - ソプラノ歌手クララ・トゥチェック(Clara Tuczek)と結婚する。クララとは後に4人の子供をもうける。
1883年(45歳) - ブレスラウ演奏協会長に就任する。
1891年(53歳) - プロイセン芸術アカデミー作曲部長、ベルリン高等音楽院教授に就任する。
1893年(55歳) - ケンブリッジ大学から名誉博士号を贈られる[1]。
1907年(69歳) - 芸術アカデミーの副総裁に就任する。
1910年(72歳) - 芸術アカデミーの職を退く。
1918年(80歳) - ベルリン大学から神学と哲学の名誉博士号を贈られる。
1920年(82歳) - ベルリンのフリーデナウ(ドイツ語版)で没する。


作風

ブルッフの作品を第一に特徴づけているのはその旋律性である。
ブルッフは魅力的な旋律を生み出すことに長けており、それはほぼ全ての作品を覆い、親しみやすいものにしている。「旋律は音楽の魂である」「旋律を歌うのに向いていないピアノにはさほど興味を持てない」という趣旨の発言も行っている。

もう一つの特徴は、民族音楽への興味である。ブルッフは「歌というものに対して不親切な時代における、ひとつの光明」として、ヨーロッパの様々なうたに興味を持ち、《スコットランド幻想曲》や《コル・ニドライ》をはじめとする複数の作品で民俗的な要素を取り入れている。

当時の音楽界では、ブラームスの《ハンガリー舞曲集》やアントニン・ドヴォルザークの《スラヴ舞曲集》のヒット(ブルッフも同様に出版社ジムロックに依頼されて《スウェーデン舞曲集》作品63を書いている)からも分かるように民俗的な題材への興味が高く、ブルッフがその分野に関わったことは彼の名声を高めた理由の一つでもあった。

語法の一貫性も特筆される。ブルッフの音楽的理想はその活動の最初期に確立され、20世紀に入り第一次世界大戦を経験する最晩年までその態度を変化させることはなかった。

彼はロマン派音楽の中でも古典的な理想を掲げており、フェリックス・メンデルスゾーンやロベルト・シューマン、友人でありライバルでもあったヨハネス・ブラームスへの尊敬は終生変わることがなかった。

それに対しフランツ・リストやリヒャルト・ワーグナーら「新ドイツ楽派」へは明らかな敵意を持っていた。

生前のブルッフは合唱音楽の分野を中心に精力的に活動を行い人気を博したが、後年前述した少数の作品を除いて急速に忘れ去られ、今に至るまで復権はなされていない。

その理由の一つは、彼のスタイルが晩年には完全に時代遅れになっていたことであり、リヒャルト・シュトラウスやマックス・レーガーら新しい世代には激しい攻撃を加えたことも、反動家としての彼の評判を広めることになった。また、ユダヤの題材を用いた作品で成功を収めたためにユダヤ人の血を引くのではないかと疑われ、1935年にナチス政府によって上演禁止となっていることも、彼の作品の演奏機会を少なくする理由であった。なお、ブルッフの祖先がユダヤ人だったという説はブルッフ本人や複数の家族が否定しており、確かな証拠は何もない。

主な作品

交響曲

交響曲第1番 変ホ長調 作品28
交響曲第2番 ヘ短調 作品36
交響曲第3番 ホ長調 作品51

協奏的作品(独奏と管弦楽のための作品)

クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲 ホ短調 作品88
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変イ短調 作品88a
ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 作品44
ヴァイオリン協奏曲第3番 ニ短調 作品58
スコットランド幻想曲 作品46(1880年)
ヴァイオリンと管弦楽のためのセレナード 作品75
コル・ニドライ 作品47(チェロと管弦楽のための)
ロマンスヘ長調 作品85(ヴィオラと管弦楽のための)
組曲第3番 作品88b(オルガンと管弦楽のための)

室内楽曲

弦楽八重奏曲 変ロ長調(1920年)
七重奏曲 変ホ長調(クラリネット、バスーン、ホルン、2つのヴァイオリン、チェロ、コントラバスのための)(1849年)
ピアノ五重奏曲(1852年)
ピアノ五重奏曲ト短調(1886年)
弦楽五重奏曲 イ短調(1918年)
弦楽五重奏曲 変ホ長調(1918年)
弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 作品9(1859年)
弦楽四重奏曲第2番 ホ長調 作品10(1860年)
ピアノ三重奏曲 作品5(1857年)
ピアノ三重奏曲第1番(1849年)
ピアノ三重奏曲第2番(1852年)
ピアノ三重奏曲第3番(1855年)
8つの小品 作品83(クラリネット、ピアノ、ヴィオラまたはチェロのための)(1910年)

合唱曲

『ユビラーテ・アーメン』作品3(1858年)
『フリトヨフ』作品23(1864年)
『美しきエレン』 作品24(1867年)
『オデュッセウス』 作品41(1872年)
『アルミニウス』作品43(1875年、77年改訂)
『鐘の歌』 作品45(1879年)
『モーゼ』作品67(1895)
『グスタフ・アドルフ』作品73(1898年)
『歌の力』作品87(1912年)

オペラ

『戯れと悪口と復讐』作品1(1858年)
『ローレライ』作品16(1863年)
『ヘルミオーネ』作品40(1871年)


弟子

山田耕筰
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ
オスカー・シュトラウス
オットリーノ・レスピーギ (異論も存在する)

https://ja.wikipedia.org/wiki/マックス・ブルッフ

3. 中川隆[-13603] koaQ7Jey 2020年2月23日 00:59:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-121] 報告

ドイツ・オーストリア(1859年まで) - クラシック音楽 一口感想メモ
マックス・ブルッフ(Max Christian Friedrich Bruch, 1838 - 1920)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/ドイツ・オーストリア%281859年まで%29

交響曲

交響曲第1番変ホ長調 作品28
交響曲第2番ヘ短調 作品36
交響曲第3番ホ長調 作品51

協奏的作品(独奏と管弦楽のための作品)

クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲ホ短調 作品88
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲変イ長調 作品88a

ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
3.5点
4大協奏曲に迫るロマン派協奏曲の優秀作の一つ。ドイツらしい重厚さと叙情性を兼ね備えた作品でヴァイオリンの甘さと美しさを存分に味わえるが、優等生すぎるもどかしさがある。

ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 作品44

スコットランド幻想曲 作品46(1880年)
3.8点
メロディーが良く、ヴァイオリンのソロによって張りがあり、楽しんで聞ける。
ロマン派の三大ヴァイオリン協奏曲のような深みは無いのだが、聞く楽しさでは同じ位のレベルかもしれない。

ヴァイオリン協奏曲第3番ニ短調 作品58

『コル・ニドライ』 作品47
2.8点
チェロの協奏曲。甘い思い出を切なく歌うような曲だが、狙いが分かりやす過ぎていまいち。一歩引いて聞いてしまう。
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/ドイツ・オーストリア%281859年まで%29

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