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堀江貴文52歳。本業は実業家でソフトバンクの孫社長に言わせれば「孫正義の1／10ミニチュア版」という事であるが、彼にはそれに加えインフルエンサーとして先頭を走ってきた歴史がある。金を儲けながらも、決して資産の上に安座する事なく社会へ向けてスフィンクスのように問答を投じ、全分野的、全方向的な提言で若者を中心とするサブカル層を「意識のスキャンダル」に誘い啓蒙してきた。
そういう意味において彼は同郷の先人である孫正義と小林義範を足した産物であるかも知れない。癖の強さが大衆の支持を退けながらも影響力はいまだに衰えず、YouTube発信力一つをとっても人気芸能人に匹敵する。学歴、婚歴、犯罪歴、容姿にチョメチョメとバツをつけた背脂チャッチャ野郎(95キロ)は今日も元気だ。
ホリエモンに訴えられた！そうSNS発言する御仁が現れた。ライブドアのライバル、楽天の仕掛人として立身したビジネスマンの大原氏である。小規模訴訟の目的は大原氏によって拡散された「堀江貴文＝政府の傀儡」説を無効にする事にある。堀江は自身の事業に投資を受ける返礼として御上の肩を持ち、国民に対し殺人ワクチンを奨励したのだ。しかも自分は打つフリをして回避していた、という大原製造の陰謀論が行き過ぎと捉えられたという事である。
根拠のない憶測でSNSにネタを撒く行為は、4月から取り締まりが強化されたばかりである。全面抗戦を宣言する大原氏の意気込みはともかく、裁判所は堀江に味方する。賠償請求額は550万に設定されているが名誉を回復するどころか勝っても事実上赤字になるのは目に見えており相手の売名にしかならない。そんな事なら、大原にギャラを払って第三者が主催するYouTubeライブででも公開で争えばいい。大原が断ればそれまでだし、出てくればもう似たような輩に絡まれないくらいきっちり見せしめで白黒つければ550万以上の保険投資になる。
結局、それができないのは、ディベートが弱いからであり、その場合は裁判所に泣きつくしかなくなるのだ。また、ディベートの強い人間というのは堀江のようにビジネスで成功する事が稀なばかりか、人生において何一つ勝利できないというのが定説である。
さて、堀江貴文は本当に体制側の犬なのだろうか。
ー 化学調味料、保存料をバンバンぶっ込め
ー マスクなんかするな、免疫をテメエで上げろ
ー 政治家の職権濫用くらい許してやれ
ー ワクチン拒絶野郎とは絶縁
ー グルテンフリーは迷信
ー 核兵器を落とされても復興すればよし
ー 日本の将来の事は賢い人達が考えてるから気にするな
まあざっと私がここ数年拾っただけでも堀江の発言は一貫した傾向を示している。要約するなら「石橋叩いてる間に一生終わっちまうぞ、現実の汚さエグさを背負って生きていけ」そういう事だ。
見る前に跳べ、とはまでは言ってない。しかしリスクには最善を尽くしながらも冒険して生きる事に迷いを持つな。そう堀江は繰り返すのだ。余計な情報に障壁を作らせ支配されるな。と。
ワクチン奨励も、そんな堀江なら「怯えてる時間がもったいないからさっさと抗体を鎧に通常稼働に戻せ」という発想が出てくるのが自然である。誰かの言いなりになってヘイコラしてるわけではないだろう。
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