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トランプ大統領が米軍をシリアから撤退させるという情報が事実ならクルドは苦境(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/465.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 12 月 20 日 14:09:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

トランプ大統領が米軍をシリアから撤退させるという情報が事実ならクルドは苦境
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201812190000/
2018.12.20 櫻井ジャーナル


 ドナルド・トランプ米大統領はシリアから軍隊を撤退さえる準備をしていると伝えられている。ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)の殲滅を完了したからだという。

 本ブログでも繰り返し書いてきたことだが、ダーイッシュやタハリール・アル・シャーム(アル・ヌスラ)といった戦闘集団はアメリカなどが編成したサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を主力とする傭兵にすぎない。

 その傭兵の歴史はジミー・カーター政権までさかのぼることができる。同政権の国家安全保障補佐官だったズビグネフ・ブレジンスキーはアフガニスタンへソ連軍を誘い込み、そこでゲリラと戦わせるというプランを立てたのだ。

 戦闘集団の主力はサウジアラビアが送り込んだサラフィ主義者やムスリム同胞団。現地の同盟相手はパキスタンの情報機関が選び、アメリカは戦闘員を訓練すると同時に携帯防空システムのスティンガーや対戦車ミサイルのTOWを含む武器/兵器を供給した。西側の政府やメディアはこの戦闘員を「自由の戦士」と呼んだが、これは「テロリスト」の別名であり、アフガニスタンから見れば侵略軍。

 ブレジンスキーのプランをカーター大統領が承認した1979年7月、アメリカとイスラエルの情報機関に深く関係している人々がエルサレムで「国際テロリズム」に関する会議を開いている。それ以降、その会議の参加者は「テロリズム」の黒幕はソ連だと宣伝しはじめた。

 アメリカなどは2011年春からジハード傭兵を使った侵略戦争をリビアとシリアで始めるが、その年の10月にリビアのムアンマル・アル・カダフィ体制を壊滅させ、カダフィ自身は侵略軍に惨殺された。その際、NATO軍とアル・カイダ系武装集団LIFGの同盟関係が明確になってしまう。しかもリビアで戦った傭兵がシリアへ運ばれていることも発覚する。そこで使われ始めたのが「穏健派」と「過激派」、つまり「良いアル・カイダ」と「悪いアル・カイダ」が存在するという主張。

 勿論戯言だが、アメリカ軍の情報機関​DIA(国防情報局)も2012年8月にその事実を政府へ報告​している。シリアで政府軍と戦っているのはサラフィ主義者、ムスリム同胞団、アル・カイダ系のアル・ヌスラ(報告書はAQIと同じと指摘している)であり、「穏健派」などは存在しないとしている。

 しかも、オバマ政権が反政府軍を支援し続けるなら、東部シリア(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配国が作られる可能性があると警告していた。この当時のDIA局長がマイケル・フリン中将で、トランプ大統領は国家安全保障補佐官に据えたが、すぐに解任された。

 2014年に入るとDIAの警告はダーイッシュという形で現実になる。フリンがDIA局長を解任されたのはこの年のことだ。

 フリン中将は2015年8月にアル・ジャジーラの番組へ出演、報告書でサラフィ主義者の支配国が出現すると警告していたにもかかわらず、ダーイッシュの出現を阻止できなかった責任を問われる。

 それに対し、自分たちの任務は提出される情報の正確さをできるだけ高めることにあり、その情報に基づいて政策を決定するのはバラク・オバマ大統領の役目だとフリンは回答している。​ダーイッシュを出現させた責任はオバマ大統領にある​ということだ。

Who is to blame for the rise of ISIL? | Head to Head


 アメリカ軍はそのダーイッシュを攻撃するという名目でシリアでの空爆を開始、住民を殺害し、インフラを破壊、その一方でジハード傭兵へは物資を「誤投下」していた。当然、ダーイッシュの支配地域は拡大し、首都のダマスカスも危ない状況になった。

 2015年に入るとオバマ大統領は国防長官や統合参謀本部議長を好戦的な人物へ交代させるが、9月30日にロシア軍がシリア政府の要請を受けて軍事介入、ダーイッシュなどジハード傭兵を敗走させた。その直後にロシア軍機をトルコ軍機が待ち伏せ攻撃で撃墜しているが、そのトルコも後に謝罪、今ではロシア側へついている。

 ジハード傭兵の壊滅を受け、アメリカはクルドと手を組む。クルドがアメリカ支配層の口車に乗ったわけだ。クルドの支配地域にはアメリカ、イギリス、フランスの軍隊が軍事基地を建設、居座る姿勢を見せていた。

 それに対し、トランプ大統領は今年(2018年)3月にアメリカ軍をシリアから引き揚げる意思を明らかにしたのだが、アメリカ中央軍、サウジアラビア、イスラエルなどは反発する。結局、このときは撤退しなかった。

 今回の撤退情報は2度目。これが実現するとクルドは厳しい状況に陥る。クルドはシリア政府を裏切った代償を支払うことになると見られている。




 

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コメント
1. 2018年12月20日 19:01:24 : 82xViKsNP6 : jGZW8kme9gs[259] 報告
シリアより 当てになるのは ウクライナ
2. 2018年12月20日 20:11:37 : O4pUfLwvsA : lleAWoei_CE[838] 報告
 金がないから政府を閉鎖することもあり得ると言ってる
米国が、やりたくもない戦争を延々続けるはずがない。

シリアだろうがどこだろうが戦争を仕掛けた「米国」はトランプの米国ではなくヒラリー以前の「米国」だ。
正確には納税者が作る米国ではなくNWOに乗っ取られた会社「組織」の利権連中がノサバッていた組織社会の、名称「アメリカ」、である。

貧困が極度に拡大している米国が戦争に血道を上げる余裕はない。
少なくともトランプは「金」を戦争に使うより国内に投入すべきだと考えている。
この態度は、このせつ馬鹿連中に乗っ取られていた(いわゆる)先進国にはなかなか見られなかった政治姿勢であります。

 

3. 2018年12月21日 01:29:57 : MJBpeJMZGM : qt@jO7WxMYc[1] 報告

ただでは起きない必ず火種は残すのが成りすまし猶太のセオリーだからこういう見方は確かにありますね。
実際保護育成したテロリストの親分はイラクに送っている。
シリア戦闘地域からアメコのヘリコプターで一本釣りしているYUTUBEがあります。
何のために?。
後は金だけで動く民間の傭兵連中とか費用自己負担でまさかの日本国自衛隊でも使えばいいんでしょうかね。
アメコがスーと簡単に動くとも思えないしこの連中何でもありだから気になりますね。
とりあえず撤退した後はトルコとイランとシリアとロシアとイラクとサウジアラビアでご勝手にお遊び下さい なんでしょうか。


よーすけ@yoshimichi0409
トルコ大統領が、イラン大統領を正式に歓迎 (動画)
イランはトルコ軍のシリア東部侵攻を条件付きで容認したもよう。
ただエルドアンが約束を遵守する可能性は低い。

イランのローハーニー大統領が、トルコ大統領府にて、同国のエルドアン大統領の暖かい歓迎を受けました。
http://parstoday.com/ja/news/iran-i50424


いーわけ@dobnoic2
アメリカ軍のシリア撤退の実態は2週間くらい経てば判明すると思います、ワタシの予想はイラク新基地に移動してシリア空爆とISIS部隊の送り込みをやると観てます、イラク政権の弱体化を謀り、イラン攻撃の準備に入るとその点でイスラエル政府を説得? トルコがクルド地域を占領


よーすけ@yoshimichi0409
トランプとエルドアンが裏取引し米軍がイラクに移動しトルコ軍がシリア東部入り。
孤立したクルドYPGは米国に泣きつくが拒否されシリア政府に最終的には頼る。
シリア軍は露の協力を得てトルコ追い出しを図る。
イラクはイランの協力で米軍追放へというのが今後の予想される展開とみられる。

いーわけ@dobnoic2
Trump Steals Prize For Defeating ISIS
U.S. To Pull Troops From Syria Immediately
By Moon Of Alabama
http://www.informationclearinghouse.info/50802.htm
(タヌキオヤジとトランプが裏取引、シリア軍とイラク軍はアメリカ軍とトルコ軍と戦う事になりそう、クルドがアッチに行ったりコッチに行ったりで混乱?)

4. 2018年12月21日 03:53:17 : ZL7o43eS1o : dOhFRJJYtdE[625] 報告
>>3
ネオコンの手先のCNNの発狂っぷりを見てるとトランプは本気だと思うがね
サウジだけでは何もできんよ、必ず裏にイスラエルの意向があり
イスラエルがそう望めばアメリカはそのように動く


ただネタニアフも検察に執拗に終われ手負い、ムハンマドビンサルマンは言うに及ばず

エルドアンは信用ならない男でどちらに転ぶかは確かに分からないが
今ボところ上手くいってる

5. 2018年12月21日 05:52:16 : U2pszhaIpo : 0rzvDHRl0pI[27] 報告
世界銀行300人委員会
@someone5963

閲覧注意。 JFK暗殺の詳細が暴露された。 リムジン運転手に撃たれた。https://mobile.twitter.com/DeepStateExpose/status/1075633633162080258/video/1

6. 2018年12月21日 08:41:20 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[920] 報告
トランプ大統領がこの撤退をあのタイミングで決定をしていなければ、アメリカ軍は今頃トルコ軍のもう攻撃によってクリスマスを前にして全滅させられていたでしょう、アメリカ軍こそがシリアのテロリストと判っているアメリカの人々がその事態を屈辱だから挽回する為に更なる中東への派兵をして再び中東を猛烈な戦争の惨禍に引き戻そうとするのか?

日本国民は国家全滅を仕向けられようとしていたがトランプ大統領はたったの2000名の米兵の命と引き換えに自ら演じたシリアのテロリストに勝利の宣言をして撤退をした、さてこれからアメリカはどの様に向かっていくのか?

7. 2018年12月21日 19:23:05 : JIY1sdNlGo : co7U_wqZ@s0[138] 報告
アメリカがシリアから撤退するということは、アメリカがアサド政権を倒そうとしてきた現在までの作戦が完全に破綻したということ。

この地域ではアサド政権、ロシアの勝利だということ。

次はウクライナ、クリミアがどうなるかだがアメリカネオコンの計略は優勢とは言えない。

8. 2018年12月21日 20:31:29 : olvyZK30Eg : fnvqkarBSBM[1] 報告
>>7さん
その通りですね、目的はアサド政権を倒すという事でしたね、それを自ら支援するテロリストを倒すとすり替えて、友軍であったテロリストをトルコ軍の目の前に置き去りにして米軍だけ意味不明な勝利を宣言して遁走。
これが実態ですよね。
9. 2018年12月21日 21:22:28 : o3QrDJ9g1w : 4hlkJk4rXAQ[400] 報告
気持ちが悪いのは米軍がシリアにどうして駐屯する権利があるのか、どの新聞、テレビも絶対に説明しないことだ。国際法違反どころの騒ぎでなく侵略であることは理解しているだろう。だからこそ口をつぐんでいる。

それにしてもこれだけのらりくらりとやってのけるトランプは凄い。
JFKの比でない。
マスゴミがバカだと言うからには天才だ。

10. 2018年12月22日 20:06:34 : B5jUAVwOgo : @q0pLXaGlcw[171] 報告
・・・・・・やれやれ!!
 
トランプ大統領が米軍をシリアから撤退させるという情報が事実ならクルドは苦境
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201812200000/

・・・・・・リンク先で題名をクリックしても記事を見る事はできるけどね。

11. 2018年12月23日 13:14:31 : o3QrDJ9g1w : 4hlkJk4rXAQ[416] 報告
クルドはアメリカの尻馬に乗ったのが運のつきだ。
ハンガリー動乱やピッグス湾事件がどうなったか知らんのか。
アメリカは火を付けるが平気で見捨てる。

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