少なくとも、
そのような“国策”の推進をしているクニが、
国際社会で信頼を受けるに価するだろうか。
そのような“国柄”を誇れるだろうか。

ＭＩＮＡＭＡＴＡ だって、
米人写真家、ユージン・スミスが暴行される事件が無ければ、
逃げ切れる算段、手筈は整えられていた。

水質二法はチッソを対象外 - 水俣病の現在
https://blog.goo.ne.jp/morinoizumi20/e/a33895ff45765ae025b59d2b9f11813c

公害だけではない。
チッソは過去に…
豊作でも凶作でも変わらず借金は毎年毎年どんどん増えていく、そのような境遇の小作農達に肥料を強制的に買わせ、
その借金をますます増加させるような“国策”に多大な貢献をした。
そして…
畏こくも覚えメデタク、ご褒美に“逃げ道”を提供されていた。

昔話なんかじゃない。終わってない。何も変わっていない。
何もしなければ、これからも続くんだ。

> 国批判に見せかけたステマとバレてますよ

ドコが、ステマだ？
意味分かってから書けよ。

元々がどうあれ…
「なぜ一地裁の裁判官によって、“国のエネルギー政策”に支障をきたすことが起こるのか……こういうことが出来ないよう、すみやかな法改正を望む」
という関西経済連合会の会長の発言に見られるように、
ゲンパツにおクニの威光をまとわせて反対派がこの先声を上げられないように、
訴訟などに訴えられないように恫喝している。
自分たちの都合で、いかにもおクニがバックに居ることを強調するから、
縮めて“国策”と揶揄されるのだ。
三権分立など知ったことかという態度を、
“国策”という言葉で揶揄するのだ。

電力会社は儲けていない。
適切な計算方法を用いて、妥当な利益を得ているだけです。
そうですか。
原発の電気は安いです。
そうですか。
“一般人”は数字の並んだ表を見せられれば、無知だから黙るだろうという魂胆かもしれないが、色々ある…

日豪ウラン資源開発 - ウイキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E8%B1%AA%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E8%B3%87%E6%BA%90%E9%96%8B%E7%99%BA
海外ウラン資源開発 - ウイキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E8%B3%87%E6%BA%90%E9%96%8B%E7%99%BA
> 2002年の国会で、9電力会社が1970年代にナミビア産のウラン鉱石を産地偽装で輸入する際に関係していたことが明らかにされた。また、" 電力会社がペーパーカンパニーに類する企業を立ち上げ、役員は仕事をする訳でもなく名前だけで高給を取っている、これは核燃料代金として各電力会社が負担、即ち総括原価方式により、全部国民が支払っている家庭用電力料金に加算され、国民が電力料金で負担している "、との指摘がされた。

ウイキペディアのページの脚注にあるリンクは現在無効だが、
核燃料の「産地偽装」疑惑 第三国う回 政府認める 衆院内閣委　吉井議員追及 2002年11月7日(木)「しんぶん赤旗」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-11-07/19_1501.html

またここに転載もある。
東電不正事件と日本の原子力行政の問題 | My First JUGEM!　平和立国
http://heiwarikkoku.jugem.jp/?eid=373

エネルギー資源に乏しい我が国。
戦争にはまり込んで行った理由の一つだ。
だから原子力なんだ。
オイルショック時の大混乱。
だから原子力なんだ。
これからも人口は増える(はず)。経済も発展する(はず)。
科学・技術の進歩もニホンが先頭を走っていく(はず)。
それらを含めて全ての問題が原子力で片付くはずだと。
しかし風向きがどうもおかしくないか？
原子力の未来だけを信じていた“イケてる”時の政策のままで良いのか？
“識者”・学者や電力会社、“政治家”の言葉を本当に信じて良いのか。
国民にそれらの人々の言葉を信じさせないような、今までの歴史の積み重ねを無視して良いのか。
それらを笑い飛ばして、ただただついて来いと言われてついて行けば良いのか。
自分達に跳ね返ってくる問題なんだ。

最初は、日本にあるウランを使えるからと言ってゲンパツを“せがんだ”。
駄目だった。
その後、高速増殖炉が出来ればと言って、
高速増殖炉が出来るという前提でゲンパツは推進されてきた。
しかし、これから、どのような見通しが立つというのか。
使用済み核燃料の処理だけではない。
日々生み出される膨大な廃棄物をどうするのか。
それらは燃やして少量化することも出来ない。

日豪ウラン資源開発で思い出した。
『海辺からの報告書 原子力発電所の群像』
昭和５８年５月２４日 第一刷
サンケイ新聞大阪本社社会部編
古い本だ。スリーマイル後、チェルノブイリ前。
でも、書かれている内容は、
私が見聞きして生きてきた時代が記録されている。
引っ張り出して来たので少し引用する。

「ついに日本は、明治以来の技術輸入のカラを破った。これまで日本が世界に誇る大型技術は二つある。一つは戦艦大和であり、もう一つは新幹線だ……(常陽)臨界を迎えて、実際に基礎から研究してきた技術経験の力強さを痛感している」
動燃事業団理事長、清成迪。
「現在運転中の原発は二十四基、設備容量は千七百十七万キロワットで……今後の課題は使用済み核燃料から取り出すプルトニウムの利用方法の確立である。プルトニウムは高速増殖炉で使用することを基本にし、二〇一〇年に実用化するのが目標」
昭和五十七年六月三十日、原子力委員会の「原子力研究開発利用長期計画」。
「五十年後の二〇三〇年には、次第に枯渇する石油資源を追い越して、高速増殖炉を含めた原子力発電が主役となり、電源構成で六二％を占めるだろう。ただ、陸上の立地点には限界があり、原子炉を地下に埋めたり、洋上に浮かべる方式を研究開発しなければならない」
昭和五十七年十月二十七日、電力中央研究所の「超長期エネルギー需給見通し」。

私たちはこれらの言葉を聞いて育って生きて来たんだ。
それだからこその私の言葉だ。
それをステマと呼び無知を嘲るような萎縮させるような振る舞いをする御仁は、
“ステルス”でもなく、意図をさらけ出している。

もう少し上の本からの引用…
「日本の原発では、あんな(スリーマイルのような)事故はありえないんです。あってはならないし、また、装置や運転員の技術からいっても、まず起こりえないといっていい。」
「われわれ技術屋としては、一度、異常事態に直面してみたいという、ひそかな欲望もあるんです。訓練に訓練を重ねた自分たちの力を、最大限に発揮してみたい。わかっていただけますか。まあそんな機会は今後のまず、来んでしょうがね」
「核燃料は、紛争の絶えない中近東からタンカーを海面に並べて石油を運んでくるような、危険な作業を繰り返す必要はない。備蓄のための巨大なタンクを、海辺に林立させる必要もない。」
今、何の“巨大なタンク”が問題となっているのか。