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アメリカによるベネズエラいじめで、ヨーロッパの威信を救うイタリア(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/425.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 2 月 11 日 22:11:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

アメリカによるベネズエラいじめで、ヨーロッパの威信を救うイタリア
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-c05a.html
2019年2月11日 マスコミに載らない海外記事


2019年2月8日
Strategic Cultural Foundation

 それは滑稽なほど皮肉だ。フランスはイタリアのフランス内政に対する「干渉」とされるものを巡る論争激化で、ローマから大使を召還した。これはフランスや他のヨーロッパ諸国が、選挙で選ばれたベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を打倒するためのアメリカによる破廉恥な組織的運動に加わっているのと同時だ。これ以上皮肉はあり得ない。

 フランスとイタリア間の口論は、フランスのエマヌエル・マクロン大統領とローマで新連立政権との間で長く続いている論争の最新のものに過ぎない。イタリア政府は左寄りの五つ星運動(5SM)と、右翼政党La Lega(同盟)との、ありそうもない連立だ。

 両党は、元ロスチャイルド銀行家から転じたフランスのマクロン大統領が体現するEU支配体制と、ネオリベ資本主義政策に大いに批判的だ。

 アメリカや他のNATO大国とともに、中東と北アフリカでのパリによる犯罪的軍事介入を通して、ヨーロッパ、特にイタリアへの大規模移民問題を煽っている責任でも、ローマはフランスを酷評している。

 今週、イタリアのルイジ・ ディマイオ副首相(で5SMの党首)が、フランスの黄色いベスト抗議運動メンバーと会ったことが表面化して、事態は頂点に達した。黄色いベスト運動は、マクロンの経済政策と、政府の彼のエリート主義スタイルと彼らが呼ぶものに抗議し、これまで12週間全国デモを開催してきた。ディマイオと、もう一人のイタリア副首相マッテーオ・サルビーニ(リーグ党首)は、ヨーロッパ中でネオリベ緊縮政策に反対する大衆反乱の一環として共感し、フランスの抗議行動参加者を公然と支持している。

 フランスの抗議行動参加者とイタリア政府の接触に関する報告に反応して、フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外務大臣は、フランス内政に対する「法外な干渉」だと述べた。フランスがローマから大使を召還した後、口論は更にエスカレートした。前回同じことが起きたのは、第二次世界大戦中の1940年だった。これはEU創設メンバー二国間関係の本格的な断絶だ。

 ここで皮肉は笑劇へと成り下がる。フランス政府は、ベネズエラで政権転覆をしようというアメリカに導かれた国際的取り組みの当事者でありながら、同時に、フランス主権に干渉すると激怒して、イタリアを怒鳴りつけているのだ。偽善者の横柄さは実にばかげている。

 今週、フランスやドイツ、イギス、スペインとオランダを含め、他のいくつかのEU諸国はベネズエラの自称大統領を「認める」と発表した。取るに足りない反対派フアン・グアイドは、1月23日、自身ベネズエラ「暫定大統領」だと宣言した。グアイドと、アメリカCIAに加盟している彼の極右野党の間には、証拠が文書化されたつながりがある。選挙で選ばれた大統領ニコラス・マドゥロを、非合法化する動きは、トランプ政権が計画したのだ。それは国連憲章と国際法に違反するあからさまな非合法政権転覆工作だ。マドゥロの社会主義政府とベネズエラの自然な石油の富、地球最大の既知の埋蔵量、はワシントンとヨーロッパの各首都の明白な目標だ。

 ロシアや中国やイランやトルコや、メキシコやニカラグアやボリビアやキューバを含むいくつかの中南米諸国は、ベネズエラの独立問題に対する干渉を正当に非難した。マドゥロがアメリカによる軍事侵略の脅威の下、退任するというワシントンの要求は、帝国主義侵略の驚異的な表明だ。だが恥ずべき活動に特定のヨーロッパ諸国、主にフランスが正当性の見せ掛けを与えているおかげで、国際ギャング行為はほしいままにされた状態だ。

 イタリアは、ベネズエラでの政権転覆のためアメリカに率いられた犯罪策動に賛成することを拒否した、わずかなEU諸国の一つだ。イタリア政府は、マドゥロの代わりに「大統領」としてグアイドを認めるよう要求している共同政策綱領をEUが発表するのを阻止したと報じられている。ベネズエラのワシントンの違反をしているそれらのヨーロッパの政権は彼ら自身の共謀で、EUの名前ではなく、そうしている。

 ロシアと中国とともに、ベネズエラの主権防衛の上での、イタリアの道義的抵抗は、称賛に値する国際法の厳守だ。アメリカの不正行為とEUが結び付けられるのを許さないことで、ワシントンの策謀への重要な逆流だ。

 それで、イタリア政府は、完全な不評に落ち込むことからEUを救ったのだ。フランスのような特定メンバーが、ベネズエラに対し、アメリカに率いられるギャング行為に携わっているのは十分まずいことだが、少なくとも、イタリアによる阻止の動きは、EUがブロックとして共謀するのを阻止したのだ。

 もし国家の独立問題に対する非干渉の基本原則が尊重されなければ、国際法の制度全体が解体する。近年、特に中東と北アフリカで、アメリカとそのNATOパートナーに行われた非合法戦争で、原則は何度も侵害された。だがベネズエラでの、政権転覆の最新の出来事は、おそらく最も大胆だ。ワシントンとそのヨーロッパ臣下は、マドゥロ大統領の民主的代表権能と、ベネズエラ最高裁判所支配を廃止するのに懸命だ。

 もし連中がベネズエラに対する犯罪的いじめを、罰せられずやり通せば、ワシントンとその痛ましいヨーロッパ共犯者は世界的無法状態のパンドラの箱を開けることになる。

 ロシアや中国やイタリアや他の国々は、秩序の外観と、限りない混乱を、結び付けているのだ。

 フランスの抗議行動参加者とイタリア副首相の接触を、我々は軽率な政治だと考えるかもしれない。だがイタリアがその点でどんな間違いをしたにせよ、それはフランスと他のヨーロッパ国家の、ベネズエラという主権国家に対する彼らの侵害における、驚くべき横柄と犯罪と比較すれば取るに足りない。イタリアの干渉と主張されているものに対するフランスの反応の横柄さは、今週注目すべき見せ物だ。

 それどころか、フランスや他のヨーロッパ諸国の将来の新植民地主義者の偽善をさらしたことで、イタリアは拍手喝采と尊重に値する。

 皮肉の苦い様相はこうだ。フランス大統領や他の連中は、ベネズエラだけでなく、まさに自国民に対しても、民主主義と国際法を軽蔑しているのだ。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2019/02/08/italy-saves-europe-dignity-over-us-bullying-venezuela.html

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コメント
1. 2019年2月11日 23:30:39 : CsUR8Fjrds : vSJmCAuMZ8s[50] 報告
こちらの記事ですね。

mko‏ @trappedsoldier
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1094498728264646656
イエローベストに面会したことを口実に、「内政干渉」に抗議し、イタリア外交官を追い出したフランス大統領マクロン。同じマクロンがホワン・ガイドを承認し、イタリアは拒否権を発動しEUとしての承認を阻止した。

●第二次世界大戦でイタリアは枢軸国、フランスは連合国であった。それ以来の対立とは。

第二次世界大戦が終了し、イタリアは枢軸国であった自らの立場を反省して根本的に変えた。すなわち、王制廃止の国民投票を行い、王制を廃止して共和制に移行した。

フランスとイタリアは戦後、現在のEUに繋がる前身の国際組織、欧州石炭鉄鋼共同体をベネルクス諸国、西ドイツと共に結成し、原加盟国となった。1959年にフランスのドゴール将軍が第五共和政憲法を公布し、第五共和政初代大統領となったが、米英に対抗する「反アングロサクソン政策」を推進し、アメリカの覇権に反対した。

そのフランスが「反アングロサクソン政策」を堅持していたのはシラク大統領の頃までで、彼はアメリカの行なうイラク戦争に反対した。

シラク大統領がやめてからのフランスは、どうしようもない奴ばかりが大統領に就任している。サルコジ、オランド、マクロン。どいつもこいつもバカばかりだ。親分のロスガキにヘーコラしている。新自由主義を展開し、これに国民の怒り爆発。国民の抗議に対し、武力弾圧して市民に死者が続出している。

これに対しイタリアは、マトモな人たちが政権についている。彼らは本来のヨーロッパの人々だ。アメリカ戦争屋にヘーコラしないのがヨーロッパだ。陸続きのロシアと仲良くする。イタリアの現政権は、ロシアとの関係強化を打ち出している。

●イタリアは戦後、フィアット社がソ連に技術供与を行ない、フィアット社の乗用車をラーダとしてソ連が生産した。この産業協力の威力は大きく、両国の関係はよくなった。フランスも本来、ソ連との関係はよかったのだが、ここ三代に亘る大統領が対米従属姿勢になっており、今では関係が冷えている。

欧州がおかしくなるのを防いでいるのがイタリアであるが、同国は植民地をあまり持たなかった。エチオピアとリビアくらいである。広大な植民地を持っていたフランスやイギリスとは違う。そのことが逆に今日、プラスになっていると思われる。

2. 2019年2月12日 09:30:08 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[1026] 報告
>アメリカによるベネズエラいじめで、ヨーロッパの威信を救うイタリア
↑このタイトルの意味を理解できる人は少ないかも知れませんね。
逆にアメリカに楯突くなんて落ちぶれた酷い国だななんて思う人多いかも知れませんね。

ヨーロッパの威信、アメリカの威信なんて元々無かったのだろう搾取や略奪が上手く行っていて、その悪行を隠すために良い子ぶりっ子をしていただけではないか?
その搾取や略奪の縄張り権利の奪い合いがWW1とWW2では無いでしょうか?

フランスなんか年中休みや長期休暇ばっかり、労働者は我々の戦いで勝ち取ったものと言うが、その権利自体が搾取によって成り立つ権利だから何だかなと思ってしまう。
果たして(昔の一般的?)フランス人並みの仕事をして社会が成り立つのか?
アメリカもヨーロッパもその威信を地球の平和と地球市民の生活向上に向けて欲しい物だ。

3. 管理人さん[2370] iseXnZBsgrOC8Q 2019年2月12日 15:33:50 : goJCZio63dQ[866] 報告
2重投稿削除にともなうコメントコピペ


1. 2019年2月11日 23:13:03 : bTGv3kykWc : iHDcM4PiP0k[2]

イタリアの拒否権により共同政策綱領、主なる内容はグアイド氏をベネズエラ暫定大統領としてEUが認知する、がEU外相会議で採決できなかった。さて、
 今日現在、グアイド氏の訪イタリア使節をイタリア政府は受け入れると表明しているので、伊国の立場は豹変する可能性はあるが、それはそれで、伊国は正しい事をした、一週間ほどの期間であってもだ。使節の訪問に先だって、グアイド氏へのインタビュー記事をロシアは掲載し、彼の使節団が伊国で云うであろうことを事前に世界に知らしめている。内容はMSM論説の焼き直しである。

 UKではベネズエラ現大統領の正当性を支持し軍事介入に反対している労働党党首コルビーへの罵詈雑言が再びはげしく始まっているようだが、コルビーは確かに1%のUK国民を不幸に陥れるであろう、との適格な反応がおきている。

 イタリア、UKと話題は多いが、ベネズエラについては、どんなスケジュールがあるのであろうか?

 トランプ大統領が中国国家主席と会談時には、ベネズエラは軍事介入なしでUSの掌中におさまっておらねばならない、そのようなスケジュールだったのではないだろうか?

 さて、US中国首脳会談は時期会談が決まらないまま延期になっている、軍事行動はいつに予定されているのか?

 直後の土曜日のフランスは大荒れとなるのは誰の目にも明らかで、UK,伊国でも同様の抗議行動は必発であろう。この3国の首脳には頭が痛かろう。

4. 2019年2月12日 18:03:12 : aPd8HhulI2 : llWc5WIRbxw[201] 報告
EUに 手伝わせたい 「力ずく」
5. 2019年2月12日 23:46:53 : W0uMknY4Rk : qnDuUOR0@Mo[1] 報告
ドイツは勿論フランスもイタリアも日本よりは一人あたりGDP、所得、輸出額で上を行ってます。嘘捏造国家の住人がこれらの国をとやかく云ってる場合ではないのでは?奈落の淵に立ってる事忘れて呑気なもんだねって笑われてますよ。(笑
6. 2019年2月15日 19:34:56 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-11203] 報告
ベネズエラのニコラス・マドゥロ政権の危機、日本の安倍政権の危機!【NET TV ニュース】朝堂院大覚・増山麗奈 2019/02/15
.
JRPtelevision
2019/02/15 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=Iy8wbD1A690

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

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