★阿修羅♪ > 国際25 > 427.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
トランプのシリア「撤退」はイランを狙う攻勢(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/427.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 2 月 12 日 20:52:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

トランプのシリア「撤退」はイランを狙う攻勢
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-632c.html
2019年2月12日 マスコミに載らない海外記事


Finian CUNNINGHAM
2019年2月9日
Strategic Culture Foundation

 今週、再びドナルド・トランプ大統領は、シリアから軍隊を撤退する彼の計画を「勝利の帰郷」と「果てしない戦争の終わり」と描写した。そこでマイク・ポンペオ国務長官がしゃしゃり出て、何が本当に起きているのかを明かにした。イランに照準を定めるための「戦術的変更」だ。

 トランプが自画自賛して吹聴していた撤退と称されるものは、アメリカ軍の中東からの帰国ではない。それは、イランに対する本格的な攻撃力強化のための、特に戦略上肝要な地域におけるアメリカ軍事力の再構成だ。

 今週、議会での一般教書演説で、トランプは、シリアからの「我々の勇敢な兵士に、温かくお帰りなさい」を言うことについて話した。建前上、それはシリアでのISISテロ集団を打ち破る上で、アメリカにとって「なし遂げた任務」だった。

 それらの国々で、内密及び公然の犯罪的なアメリカ軍事介入がなければ、ISISは、シリアやイラクに存在しなかったはずなのだということを指摘しなければならない。

 いずれにせよ、彼は(不法駐留している)2,000人程度の軍隊がシリアを撤退するという12月に与えた彼の命令の続報として、トランプはアメリカが「勝利した」ので、今や頃合いだと主張した。

 全国向け演説の翌日、トランプは、ワシントンDCで行なわれたISIS打倒のための世界連合フォーラムで、輝かしい撤退という主題を繰り返した。これは(サウジアラビアやトルコのような、連合諸国の多くが、密かに支援していた)テロリストを攻撃するという名目で、シリア領を攻撃していた多数のアメリカ同盟国の二日間の会合だった。

 「我々は、兵士を温かく歓迎するのを楽しみにしている」とトランプは、ISISカリフ領が事実上アメリカ軍とパートナーによって破壊されたことを知らせた後、再び代表者たちに語った。

 しかしながら、マイク・ポンペオ国務長官は、アメリカは依然「テロに対する戦いを率いて」おり、シリアからの撤退計画は「戦略」に過ぎないと出席者に請け合った。彼は地域のパートナーがアメリカに代わり、軍事行動をもっと引き受けるのをワシントンは望んでいると述べた。

 12月19日、トランプが最初にシリアからの軍隊撤退を発表した際、ワシントンの国防総省軍人や政治家から即刻抵抗があった。トランプによるアフガニスタンでのアメリカ軍削減提案と共に、大統領は地域からの全面撤退を示唆していると受け取られている。

 トランプによる「驚くべき」発表以後、共和党議員たちは、シリアあるいはアフガニスタンからの、いかなる撤退も阻止するため活動を強化した。今週、アメリカ上院は、トランプの主張に反し、ISISは敗北しておらず、依然、国家安全保障の脅威だと主張して、いかなる突然の撤退も阻止する法律を投票で成立させた。

 もしアメリカ軍が撤退すれば、シリアとイラクのISISが「復活」するとも国防総省は警告していた。今週発表された国防省文書は、ポンペオの言葉を引用した。「2018年12月の、シリアから軍隊を撤退させるという大統領の発表後、マイク・ポンペオ国務長官はISISを破り、イランを阻止するという政策目標は変化していないと述べた。

 換言すれば、国防総省は撤退のためでなく、地域での強化を合理化するのに多忙だ。

 先月の中東9カ国歴訪時、ポンペオはアラブのアメリカ傀儡政権に、シリアからのトランプの撤退は全面撤退ではなく、軍隊再編であることを強調しようと苦心した。歴訪中、最優先項目がイラン封じ込めなので、ポンペオは、この地域に「アラブNATO」を作るワシントンのプロジェクトを再開し、ラジオ・フリー・ヨーロッパによれば、「アメリカはイランに圧力を与える取り組みを強めている」と彼は述べた。

 来週、イランに対する国際的圧力強化に向け、アメリカは、ポーランドで開催される会議を計画している。サミットがテヘランとの緊張をかき立てるので、EUがイランとの核協定を救おうと努力する中、欧州連合幹部が出席しない可能性がある。

 だが、ポーランドでの会議は、イランを国際的に孤立させ、政権転覆するため、イランで不安定を引き起こすというワシントンの取り組みの強化を宣言している。去年、国際的に支持されている核協定をトランプが離脱して以来、ポンペオも、ジョン・ボルトン国家安全保障担当補佐官も、閣僚はイランに対する攻撃的言説を強化している。

 イランと対決するという強迫観念が、トランプのシリアとアフガニスタンからの撤退計画とされるものの重要性を説明している。アメリカ帝国主義にとって、両国とも大失敗だった。トランプがとうとうと語る自画自賛のたわごとにもかかわらず、両国は丸損だ。

 ホワイトハウスは、地域の軍隊を、行き詰まった大義から、イランに対する一層攻撃的な姿勢へと必死に向け直しているように見える。ポンペオの「浄化」はトランプの軍力撤退について起きていることが地域でアメリカ軍事大国が縮小ではなく、再編成であることを明確にしている。

 トランプ自身も、それを示した。最近のCBSインタビューで、トランプは、アメリカ軍は、シリアから、国防総省がいくつか巨大軍事基地を有するイラクに再配備されると言った。イラクのアメリカ軍は「イラン」と、より広範な地域の監視に使われると彼は明示的に述べた。

 ほら吹きトランプは、イラクで、すぐさま窮地に陥った。イラクのバルハム・サリフ大統領は、5,000人程のイラク駐留アメリカ兵は、厳密に、テロとの戦いのために駐留しているのであり、のいかなる隣国との戦いや「イラン監視」を目的としているわけではないと激しく非難した。他のイラク議員はトランプ発言に非常に激怒しており、アメリカ軍駐留を終えるよう要求している。

 だから、シリアとアフガニスタンからのトランプの軍撤退と称されるものに関する国防総省や、ワシントンや若干の超党派戦争政党の懸念はお門違いだ。トランプは、アメリカ帝国主義と、その戦争経済機構を食べさせる「果てしない戦争」を終わらせているわけではないのだ。

 それからはほど遠い。不動産王は、計画している対イラン侵略を、もっと良く見えるようにすべく、国防総省の不動産を、地域の周りで動かしているのだ。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2019/02/09/trump-syria-pullout-aimed-at-aggressing-iran.html

----------


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2019年2月13日 01:04:38 : CsUR8Fjrds : vSJmCAuMZ8s[52] 報告
トランプがシリアから米軍撤退を決めたなどと、未だにお花畑系ツイッターには書いてあるが、陸上兵力をイラクに「転戦」させただけである。

mko‏ @trappedsoldier
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1095212668195983360
ディルエゾール南部に対する米有志連合の空爆で20人の市民が虐殺された!

●アメリカ及び、仲間の大虐殺は全然とまっていないシリアである。この仲間にオーストラリアが入っていることに、更に激怒 ! やはり白豪主義が抜け切らないから、有色の人たちなど人間と見ていないのである。うちも差別受けて、そのたびに妻が抗議してくれましたが、オーストラリアでは市民運動が強いですよ。

mko‏ @trappedsoldier
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1095269622029250560
シリア南部イラク国境のバガズで、住民が戦禍を逃れ避難しているキャンプを米有志連合が空爆! 70人が死傷!!! ただただシリア人を殺しにやって来た米軍!

●F-35ほどではないが、それでもバカ高いF/A-18戦闘攻撃機を買わされて、使ってみたくなるのか、わざわざシリアまで遠征させてシリア市民を大虐殺するオーストラリア軍よ。お前らのアングロサクソン根性が未だに白豪主義を続けさせ、白くない人たちをゲームで殺して楽しんでいるのか !

オーストラリアの納税者は、反乱すべきである ! !

mko‏ @trappedsoldier
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1095285190199406594
ユーフラテス東岸の狭い地域にISISを追い詰めたSDFと米有志連合。今、米軍は600人ほどのISISテロリストを、トルコやイラクを通り、他の場所に移動させようとしている! まただ。最後の最後にISISを安全地帯へ運ぶ取引をし、テロリストを救出してきたアメリカ!

●新たな戦争を次々と作り出して、大虐殺と大量破壊で軍産複合体を食わせているアメリカ。次はイランに攻め込むのか。

トランプが決して平和を志向していないことは、アメリカ放送理事会(BBG)が運営する傘下のプロパガンダ放送の動きを見れば明白である。アメリカはシリアやイラク向けに、ラジオ・サワを運営している。イラン向けにはラジオ・ファルダだ。

Radio Farda - 5860kHz AM
https://www.youtube.com/watch?v=PhGuZ5G_zuM
●強力な電波で、早朝に日本やオーストラリアなど太平洋地域でも受信できます。

5860 RADIO FARDA (Farsi), Kuwait KWT, 4624 km
https://www.youtube.com/watch?v=bkuFSJRb26Y
●うちと同型のラジオなので紹介しました。

これだけ外国向けにプロパガンダ放送やるのに、アメリカ連邦政府はどれだけの費用を使っているのでしょうか。自国内に膨大なホームレスがいるのに。

Homeless People in Anaheim, California or Third World Country?
https://www.youtube.com/watch?v=04Z3Rd0rD_I

Inside LA's Homelessness Epidemic | This New World
https://www.youtube.com/watch?v=WYCbdQ2uF8c

●軍産複合体のための政治を行なうアメリカ連邦政府である。

2. 2019年2月13日 18:47:16 : GvdiAwIiqA : oo7WHI@9pC4[4] 報告

イラン攻撃をするためには、懐が寒いだろうから、ベネズエラの富を奪わないと、戦費をねん出できまい。

 オイル価格が上昇すれば、S・アラビア等のマネーを利用しての可能性はでてくるが、その時はその時でロシアも共に潤ってイラン軍事援助の資金ができる。

 仮にイラン攻撃となると、戦線は多くのUS軍事基地があるイラクに波及する。

 イラン、イラクのシーア派民兵組織によるUS基地攻撃、即ち、US地上軍への攻撃が待っている。イラン攻撃には、実態的にイスラエルも参加するであろうから、ヒズボラによるイスラエル攻撃が始まり、戦闘はイスラエル、レバノンへと波及する。

 イラン攻撃とは短期間でイラン占領ができぬのならば、イラク、レバノン、イスラエル、そしてシリアを巻き込んでのものとなる。

 金は刷ればいいというものでなくなってくる。ベネズエラを強奪できれば、それを含めてのドルの価値となろうが、それができなければ、印刷にも限界があろう。

 

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際25掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際25掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際25掲示板  
次へ