つまり条約なのです。日米安保があってオスプレイが勝手に空を飛んでいるように、ベロ条約があってロシア軍旗がカラカスとベネズエラ空軍基地に翻ったのです。

要するにポンぺオ長官は無知で、この条約の存在を知らなかったのです。
裏を返せば、故チャペス大統領が巧妙であったわけです。

砂丘を越えてゆきました。黙って越えてゆきましたあああああああ。

これまで米国ＣＩＡは４回ともクーデタを起こさせたが失敗した。またマイダンにはマケインやネオコン・ロバート・ケーガンの妻ヌーランド国務次官が訪れてキャンディを配ったが、カラカスには誰も政府要人は現れていない。

マドーロ大統領によって米国は大使館閉鎖を要求された。ウクライナとはかなり違う。またべネスエラは社会主義国家建設を夢見てきている。ＥＵ入りを希望していない。ＮＡＴＯにも入りたくない。

最大の違いは、ローマ・カトリック教会が戦争に反対であるということである。ウクライナではロシア正教会またはギリシア正教会の影響下にあるが、中南米はカトリックの影響は強い。特に解放の神学は貧困の撲滅に力を相当入れてきた。
次はボリビアが標的になると言われているが、大統領は解放の神学の牧師だ。

地理的な違いも大きい。ウクライナは米国本土に遠く中距離ミサイルが届かない。
ベネズエラから米国本土は射程距離内。特にフロリダ半島にある米軍南方司令部はキューバやベネズエラの小島（ロシア爆撃機Ｓｕ−１６０が訪れた）からも近い。

しかしそもそもトランプ大統領の公約に「新たな戦争はしない」という項目があったと思うが、どなたか原文をご紹介願えないだろうか。

すんまへん。訂正願います。