★阿修羅♪ > 国際26 > 434.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
イランも臨戦態勢に──戦争を避ける最後のチャンス(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/434.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 5 月 17 日 20:42:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

イランも臨戦態勢に──戦争を避ける最後のチャンス
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/post-12146.php
2019年5月17日(金)18時15分 トム・オコナー ニューズウィーク


イランの最高指導者ハメネイ師は「戦争は望んでいない」と言うが Caren Firouz-REUTERS


<アメリカとイラン、どちらも「戦争は避けたい」と言うが、準備は着々と進んでいる>

イランの精鋭部隊「革命防衛隊」のトップが、アメリカとの軍事衝突が迫っている、と警鐘を鳴らした。同時に、どのような展開になってもイランが最終的に勝利すると鼓舞した。

イラン政権に近いタスニム通信の報道によると、革命防衛隊の副司令官から新司令官に先月任命されたばかりのホセイン・サラミは、5月15日に出席した式典でイランが「敵国との全面対決」に近づいていると警告した。

今月アメリカは、イランの脅威が高まっているとして空母エイブラハム・リンカーンを中心とする打撃群と、核搭載可能な戦略爆撃機による部隊を中東に派遣した。さらに15日、イランの隣国イラクから、緊急要員以外の大使館職員らの退避を命じた。

緊張が高まる中でサラミ司令官は、1978〜1979年のイラン革命を引き合いに出した。イラン革命でイランは、アメリカが支援するパーレビ国王を追放し、イスラム教シーア派の法学者が権力を掌握する今のイスラム共和制を樹立した。その現体制が、存亡の危機が迫っている──。

「イスラム共和制に重大な危機が迫っている。敵国は可能な限りの攻撃能力を従えて戦場にやって来た」とサラミは述べた。

■ホルムズ海峡は渡せない

サラミはトランプ政権の「最大限の圧力をかける戦略」は、イランの「抵抗、粘り、忍耐」によって最終的に頓挫するだろう、と続けた。「我々の敵は限界だ。表面は強く見えるが、内側から骨粗しょう症を起こしている」

米政府はこの数週間、イランやイランが支援する代理武装勢力が、中東でのアメリカの関係機関への攻撃を企てている、とイランの脅威を強調してきた。ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は5月5日、イランの攻撃計画に関して「不安な兆候がある」と言った。実際翌週には、ホルムズ海峡近くのオマーン湾で6隻の石油タンカーが相次いで攻撃される事件が起きた。

世界全体の原油海上輸送の約3分の1が通過するホルムズ海峡は、アメリカ、イラン双方から最重要の戦略的要衝と見なされ、両陣営が睨み合いを続けている。ドナルド・トランプ米大統領がイラン核合意からの離脱を決定した昨年5月以降、対立の度合いは強まるばかりだ。

2015年に締結されたイラン核合意は、イランの核開発を制限する見返りとして経済制裁を解除するもので、アメリカとイランの他、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国も参加している。

トランプ政権は、この核合意は中東のイスラム武装組織への支援や弾道ミサイル開発に資金を注ぎ込むことをイランに許すものだと非難している。アメリカが核合意から離脱した昨年5月以降は、原油を筆頭にイランからの禁輸措置は強化された。一方イランは、アメリカの制裁への対抗先としてホルムズ海峡を封鎖するとほのめかしている。

イランは、軍事衝突があるとすればアメリカのせいだと主張している。イランはアメリカが「対立を煽るフェイク諜報活動」を行っているという。アメリカは2003年、イラクに侵攻したときにも、「イラクには大量破壊兵器がある」というフェイク情報を口実にした。

事実、イランが弾道ミサイルの配備を進めているとした情報は、イランと敵対するイスラエルからアメリカに提供された衛星写真に基づくものだと、ある国防総省関係者は本誌に明かした。さらに今週14日には、ボルトンに命じられたパトリック・シャナハン米国防長官代行が、イランに対する攻撃・報復作戦を立案していたことも明らかになった。

だが今のところは両国とも、戦争は望まないと意思表示している。イランの最高指導者ハメネイ師は今月14日、「今回のにらみ合いは、軍事的なものではない。戦争になることはないからだ。イランも(アメリカも)戦争を望んでいない」と語った。

トランプも翌日、アメリカがイランとの軍事衝突に向かう可能性があるかどうか記者団から尋ねられ、「そうならないことを望んでいる」と発言した。戦争を回避するなら今のうちだ。


USS Abraham Lincoln moving to the Persian Gulf

ペルシャ湾に向かう米空母エイブラハム・リンカーン






 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 赤かぶ[13647] kNSCqYLU 2019年5月17日 20:43:02 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[3712] 報告


2. 赤かぶ[13648] kNSCqYLU 2019年5月17日 20:43:42 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[3713] 報告


3. 2019年5月18日 13:38:06 : AGQ9fi9G9k : OElSempPTkJOb0U=[9] 報告
どこから、どう見ても米国に非がある
世界は沈黙しない
世界への踏み絵だね
どこかの段階で仲裁があるだろうが
米国の権威は地に落ちる(べき)
4. 2019年5月18日 15:51:45 : GhsUMxm4ck : cnR1UVJrbk84S1k=[4] 報告
各国に利益・利点がないわけでもない。
フセイン(スンニ派)が統治を失ったイラク戦争で
最も利益を得たのはアメリカではなくイラン。
力による現状変更でイスラエルが実効支配している
「ゴラン高原」をアメリカが承認したことで
利益を得たのはクリミアを同じく力で奪取したロシア。
カショギ事件(大使館内でのバラバラ殺人)で
サウジアラビア(皇太子)を不問にしたのは法の軽視。

損害は損害で大きいが利益もある。というふうに
考えると有難い存在なのか迷惑な存在なのか、判断に迷う。

5. 2019年5月18日 16:02:53 : XHGDjRoLR6 : TmdFWG9qRUM3em8=[10] 報告
中国的には共和党より民主党の方が有難いのだろう。
ロシア的には民主党よりトランプ(共和党)の方が
有難いのだろう。どちらにも反中・反ロ議員が
存在すると言われているがどちらも同じではない。
イラン的には共和党の下で行われたイラク戦争で
最大の利益者となったとはいえ
核合意に漕ぎ付けられた民主党の方が有難いのだろう。
イスラエル的には何かと優遇する共和党の方が
有難いのだろう。サウジアラビアも同上。
6. 2019年5月19日 15:06:13 : N6XPPehtNo : T0l5RXJuVE9QdTY=[1] 報告
米国がサイルを発射する
イラン現地の人々が、殺される

その人が、犯罪者、殺人者、戦闘兵士に該当するか、の確認はされてはいない
たまたま其処にいただけ

西側メディアは、無差別殺人に、あまりふれない
B層は、そのことに気がつかない。気が付けない

悲しい現実を、見ないふりをしている。

米国の国家犯罪は、議論されない。

7. 2019年5月20日 22:12:52 : q4HLyru6DY : S3M4WHJ5WHg0LmM=[259] 報告
侵略者は誰か。それははっきりしている。

それはアメリカだ。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際26掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際26掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際26掲示板  
次へ