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日本の若者が極右化しているのではなく 革新=リベラルが絶望的に退潮している [橘玲の日々刻々]
http://www.asyura2.com/19/senkyo258/msg/531.html
投稿者 うまき 日時 2019 年 3 月 16 日 09:53:05: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 


2019年3月14日 橘玲 :作家
日本の若者が極右化しているのではなく
革新=リベラルが絶望的に退潮している
[橘玲の日々刻々]
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 2012年12月、早稲田大学社会科学総合学術院准教授の遠藤晶久氏は、早稲田大学の学生を50人ほど集め、PC画面上で世論調査に回答してもらい、アイトラッカー(視線測定調査)を使って画面のどのあたりを見ているか調べていた。

 だがプログラム設計時のミスで一部の回答データが記録されていなかったため、50人ぶんの動画を再生して個別に確認しなければならなくなった。そこで遠藤氏は、奇妙な体験をする。

 学生はまず、自分自身のイデオロギー位置について尋ねられるのだが、マウスカーソルはふらふらと画面をさまよい、回答に躊躇していた。次に自民党の位置を尋ねられても、同様にカーソルはさまよっている。さらに(旧)民主党、公明党、共産党についても回答を躊躇しているようだった。しかし(橋下徹氏時代の)日本維新の会の位置を尋ねる質問に画面が切り替わると、即断で選択肢がクリックされた。――「革新」側に。

 最初にその回答行動を見たとき、遠藤氏は、「早稲田の学生なのに、維新を「革新」と思っているのか……」と落胆したという。しかし、次の学生も、その次の学生も同様の回答パターンを示した。けっきょく、維新を「保守」側に位置づけた回答者は五十数人中わずか3、4人だった。

 なぜこんなことになるのか疑問に思っていたときに、2012年衆院選時に実施したウェブ調査のデータが届いた。それを年代別にしてイデオロギー位置の平均をとったところ、大学生どころか40代まで同様の認識を持っていることがわかった。

 こうして、日本では40代を境にして「保守」と「革新(リベラル)」が逆転していることが発見された。この傾向は5年後の2017年に行なわれた読売新聞・早稲田大学共同世論調査ではさらに顕著で、若い世代は共産党を「保守」、維新を「リベラル」に分類し、自民党は共産党や(旧)民進党より「リベラル」だと認識していたのだ。

 拙著『朝日ぎらい』(朝日新書)では、このデータを紹介して、「私たちは右と左が逆になった『不思議の国(鏡の国)のアリス』のような世界に住んでいる」と論じた。メディアや政治評論家がいまだ当然のように使っている「保守」対「革新(リベラル)」という分類は、まったく使い物にならなくなっているのだ。

 遠藤晶久/ウィリー・ジョウ『イデオロギーと日本政治』(新泉社)では、日本社会における政治イデオロギーの逆転をはじめとして、ビッグデータを駆使してさまざまな「通説」が実証的に検証されている。そこからわかるのは、「日本の右傾化」や「若者の保守化」など、当たり前のようにいわれていることのほとんどに根拠がないという驚くべき「事実(ファクト)」だ。

「日本の若者は右傾化しているのか?」
『イデオロギーと日本政治』で扱われているテーマは多岐にわたるが、ここでは「日本で極右支持は広がっているか?」と、「日本の若者は右傾化しているのか?」を見てみたい。

 西欧諸国の先行研究では、極右支持者は年齢が若く、男性で、宗教には入っておらず、教育程度が低く、社会経済的地位の低い単純労働者や自営業者、無職に多い傾向があるとされている(失業は極右支持を促す実質的な要因としてよく指摘される)。職業と宗教は社会への統合を働きかける重要な機能を果たしており、社会に統合されていないひとたちが極右的(ナショナリスティック)な政策を求めているのだ。

 極右支持者の信念体系の根本的な特徴は(アドルノによって定式化された)「権威主義パーソナリティ」で、多元主義や平等原則への拒否、攻撃的なナショナリズムの擁護、マイノリティへの差別を特徴とする。また、政治システムに対する不満は、しばしば既存の民主制度やプロセスへの不信につながっている。

 日本でも極右が広がっているのかを検証するには、こうした欧米の定義がどの程度当てはまるのかを実証的に調べてみる必要がある。そこで遠藤氏らは、2014年東京都知事選での田母神俊雄候補の支持層に注目した。

 田母神候補は自衛隊航空幕僚長時代に日本の侵略行為を否定する論文を発表して辞任、その後は保守派の論客として活躍し、極右支持者(ネトウヨ)のアイコンとなった。だとしたら、都知事選前後に行なわれたウェブ調査から田母神候補の支持層の属性を調べることで、日本の「極右」の実態が明らかになるはずだ。

 2014年の都知事選は舛添要一、宇都宮健児、細川護熙の3候補の争いで、田母神候補は「泡沫」と扱われたが、おおかたの予想を超える60万票以上(全体の12.6%)を集めてマスメディアや政治学者・知識人らを驚かせた。出口調査の結果はさらに衝撃的で、20代の投票者は舛添候補の36%に次ぐ24%もが田母神候補に投票したとみられる。こうして、若者は「保守化」どころか「極右化」しているという話になっていった。

 実際、保守か革新かのイデオロギー質問(0が革新、10が保守の11件尺度)で、保守側の端の2値(9と10)を「極右」としてまとめると、全体のおよそ10%がこのカテゴリーに入るが、田母神投票者では22.5%とその割合の高さは際立っている。田母神投票者のイデオロギー自己位置の平均値は6.6で、他の3候補と比べればかなり保守側に寄っている(舛添投票者5.8、宇都宮投票者4.3、細川投票者4.4)。日本社会において田母神投票者のイデオロギー的な立場が(右に)急進的であることは疑いない。

 田母神投票者の平均年齢は42.6歳で、他の3候補の投票者より5歳以上若い。ウェブ調査全体の男女比は55対45だが、田母神投票者では63%が男性だ。これは、「極右支持者は若い男性に多い」という西欧諸国の知見と整合的だ。

 しかし「田母神投票者=極右」という予想に合致するのはここまでで、それ以外の指標ではどんどん「極右」像から離れていく。

田母神投票者は「日本人アイデンティティ主義者」
 まず、田母神候補に投票した75%が職についていて他の候補者より4%は高く、その職の社会的な地位が低かったり、給料が安かったりすることもない。正規・非正規の雇用形態でも田母神投票者は他の回答者と変わりはなく、家計が経済的な圧力にさらされている証拠もない。

 ウェブ調査の回答者全体の24.2%は世帯収入が400万円未満だが、田母神投票者では22.5%と若干低い。欧米ではリベラルの支持者の方が経済的に恵まれているが、都知事選においては、(リベラルな)宇都宮候補(28.7%)や細川候補(25.2%)への投票者の方が世帯収入の低い層が多かった。

 田母神投票者の教育程度が低いということもない。そればかりか、田母神投票者の12%ちかくが大学院の学位を有していると回答している。その差は統計的に有意ではないとはいえ、日本には大学院卒が1.25%しかいないのだから、この数字が事実とすれば驚くべきものだ。多額の税を投入されている日本の大学関係者は、大学院がほんとうに「極右の巣窟」になっているのかを検証し、その実態を納税者に説明する責任があるだろう。

 都政レベルでも国政レベルでも、田母神投票者が舛添投票者と同様、かなりの満足感を示していることも興味深い。政治システムにもっとも不信を募らせているのは宇都宮投票者で、安倍政権を支持し原発再稼働に賛成する田母神投票者を「極右」の特徴である「抗議票」とすることはできない。

 ポピュリズムに関する質問では、田母神投票者は、「もっとも重要な政策決定は、政治家ではなく人々がおこなうべきである」という意見への同意がもっとも「少なく」(43.8%、全体で50.8%)、「一般的にいって政治家は庶民感覚がない」という意見への賛意も同様に「低い」(62.5%、全体で73.5%)。「政治とは究極的に善と悪の闘いである」という意見についてもほとんど差がなかった。ここからわかるのは、田母神投票者はそもそもポピュリストではない、ということだ。

 その一方で、「権威ある人々にはつねに敬意を払わなければならない」という意見に対しておよそ半数(49.7%)の田母神投票者が賛成しており、他の投票者より有意に高い。「伝統や慣習にしたがったやり方に疑問を持つ人は、結局は問題をひきおこすことになる」という意見についても田母神投票者の36.6%が賛成しており、これも他の候補者より高い数値を示している。

 さらに、田母神投票者の圧倒的多数は「子供たちにもっと愛国心や国民の責務を教えるよう、戦後の教育を見直さなければならない」という意見に賛成で(87.6%、全体で57.6%)、「国旗・国家を教育の場で教えるのは当然である」という意見も同様だ(94.5%、全体で全体で71.9%)。

 また、日本人と見なすための条件を尋ねていく質問では、(日本語を話せる、人生の大半を日本に住んでいる、日本の法律や政治制度を尊重している、など)3分の2の田母神投票者が先祖が日本人であることを重要としており、他の回答者(5割以下)より多かった。

 田母神投票者は、外国人についても肯定的な感情を抱いていない。とりわけ中国人と韓国人に対しては顕著で、欧米の反移民感情を説明するときの、「安価な労働力によって自国民の雇用機会が喪失する」という経済的脅威仮説でも、「見た目で少数派とわかる人々を忌避する」というヴィジブル・マイノリティ仮説でも説明できない。

 田母神投票者は「極右」でも「ポピュリスト」でもないが、「隣国への敵対的傾向を持つ愛国者」であることは間違いない。『朝日ぎらい』ではこれを「日本人アイデンティティ主義者」と名づけたが、ここにはその特徴が顕著に表われている。

田母神候補への投票と強く結びついた変数はナショナリズムと排外主義
 ウェブ調査のビッグデータを統計的に回帰分析すると、田母神候補への投票と強く結びついた変数はナショナリズム(「日本人」を「民族」に由来するものと定義する考え)と排外主義(外国人への敵意)だ。

 年長の投票者では、政治システムへの満足度が高いほど田母神への投票率も高いという、西欧の知見とは反対の結果が示されているものの、自己のイデオロギーとは関係なく、田母神候補への投票はナショナリズムと排外主義で説明することができる。

 興味深いのは、年少層では、ナショナリズムや排外主義と独立して、保守的な思考が田母神投票と結びついていることだ。

 これらの結果を私なりに解釈すると、2014年都知事選で田母神候補に投票したのは「極右」「ポピュリスト」ではなく、日本の保守層のうち「愛国」や「嫌韓・反中」に強く影響を受けているひとたちだ。

 田母神投票者のうちの年長層は1990年代から「新しい歴史教科書をつくる会」の運動に賛同し、慰安婦問題などから戦後民主主義的なリベラルに批判的で、「保守論壇」や「嫌韓・反中本」の熱心な読者でもある。彼ら/彼女たちは戦後日本の主流派でもあるから、日本の政治・社会システムへの満足度が高かったり、「権威には敬意を払うべきだ」と考えるのも不思議はない。欧米であれば「保守本流」とか「右寄りの保守」などと呼ばれる層で、「極右」とは見なされないだろう。

 若者のあいだで独自の「保守的な思考」が生まれているというのは、インターネット(SNS)を中心に広がっているサブカルチャーとしての「ネット論壇」のことだろう。これは年長層には影響力を持たないが、若い世代に対しては田母神候補への投票を促す要因となったと考えられる。

「日本人アイデンティティ主義者」は自分が「日本人」であるということに強いアイデンティティを持つひとたちで、「愛国者」を自負し「売国奴」をはげしく攻撃する。彼らのアイデンティティは、「日本人(俺たち)と「日本人ではない者(奴ら)」を区別することによって成り立っており、歴史的な経緯から、「日本人ではない者」は「中国人・韓国人」とされる。(不幸なことに)そのなかでも日本人への同化が進んだ在日韓国・朝鮮人に怒りの矛先が向けられており、これが欧米の「移民問題」とは大きく異なる理由だろう。

 ただし、「日本人アイデンティティ主義者」はアイデンティティに関わらないことについては関心がなく、「嫌韓・反中」以外では「極右」的な主張をするわけでもない。そこで次は、「若者はほんとうに保守化しているのか?」が問題になる。

「日本の有権者全体において保守化が起こっていないだけでなく、むしろ右から遠ざかっている」
 衆院選でも参院選でもさまざまな出口調査で、他の世代と比べて、18歳から20代の有権者による自民党への投票割合は高く、(旧)民進党や立憲民主党のような野党は高齢の有権者からの得票率が著しく高い。アメリカの若者たちがバラク・オバマを初の「黒人大統領」に押し上げ、「民主社会主義者」バーニー・サンダースを熱狂的に支持したように、世界的には若者の「リベラル化」が進んでいるにもかかわらず、日本だけは若者の「保守化・右傾化」が進んでいるとされてきた。

 そこで遠藤氏らは、世界各国の社会文化的、道徳的、宗教的、政治的価値観のちがいを調べる国際プロジェクト「世界価値観調査」の「1995〜1998年」「2005〜2009年」「2010〜2014年」を使ってこの「通説」を検証した。

 ここから明らかになったのは、各国の若者を比較すると、この20年間で他の国と同様に「日本で保守化は起こっていない」というファクトだ。2010年代の日本の若者の右派は10.8%で、1990年代の10.3%とほとんど変わらないし、2000年代は6.9%とかなり低い。自民党政権の新自由主義的な政策や近隣諸国との緊迫化によって日本の若者が右傾化しているという証拠はない。

 日本の若者の右派比率はオーストラリアやドイツよりは高いかもしれないが、ニュージーランドやスウェーデン、アメリカと比較するとずっと低い。スウェーデンは世界でもっともリベラルな社会だとされているが、自分を右派と見なす若者は2割ちかくもおり、日本の倍だ。

 より興味深いのは、日本の非若者(シニア層)においても右派の割合が減少していることで、これは他の国との際立ったちがいだ。欧米ではシニア層が右傾化し、若者の右派が減って世代間ギャップが拡大しているが、日本においては逆に世代間のイデオロギーのちがいが縮小している。「日本の有権者全体において保守化が起こっていないだけでなく、むしろ右から遠ざかっている」のだ。

 日本の若者は保守化していないだけでなく、自らを左派に位置づける割合が1990年代の10.3%から2010年代の17.0%へと大きく増えている。日本の若者の「左傾化」のペースは他の先進諸国のいくつかと比べても早い。ただし、2010年代においても日本の若者の左派比率は他のほとんどの国と比べても低い。

 ではなぜ、若者の自民党への投票率が高いのか。それを知るために、若者(39歳まで)に「明日もし選挙が行なわれるとしたらどこに投票するのか」を訊き政党選択を調べた。

 その結果を見ると、「左派」「穏健左派」「穏健右派」「右派」の(自分の)イデオロギー位置が右に行くほど自民党の選択率が上がるものの、「左派」の間ですら3割近い若者が自民党に投票すると回答し、その割合は(旧)民主党にほぼ並ぶ。また、「右派」を除いた3つのカテゴリーにおいて、(旧)民主党への選択率は比較的安定している(「左派」の若者が「穏健右派」の若者より民主党に投票するわけではない)。

 さらに、「右派」の若者の17.5%が「支持する政党がない」といっているのに対し、「穏健左派」では42.7%、「左派」では50%にも及ぶ。他の民主国家では右派でも左派でも若者と政党との距離は同程度だが、日本では左派の若者は、右派と比べて政党との距離がいちじるしく遠いのだ。

若者の内閣支持率は低く、不支持も低いという奇妙な結果
 若者の自民党への投票率が高いのと同時に、安倍政権への支持が高いことも繰り返し指摘されている。そこで遠藤氏らは、2013年1月から2017年の総選挙まで4年9カ月に及ぶ時期の時事通信による世論調査(18〜29歳)を使ってこの「通説」を検証した。

 それによると、意外なことに若者の内閣支持率は必ずしも高くなく、むしろどちらかといえば有権者全体の内閣支持率より低いという。その一方で、内閣不支持率については、支持率と同様にその値は一貫して全体より低い。

 支持も低く、不支持も低いという奇妙な結果になるのは、この調査に「わからない」という選択肢があるからだ。多くの若者は、森友・加計問題のような政治スキャンダルをそれほど重視しておらず、政権への支持・不支持を決めかねている。

 自民党への支持率も同様で、2012年の政権交代直後は有権者全体とほとんど同じだったが、その後は一貫して若者の自民党支持率は低い。

 若い世代の政党支持で特徴的なのは、安倍政権(自民党)への支持が高いことではなく、野党への支持が極端に低いことだ。高齢層では10%ちかくが野党第一党(旧民主党・民進党)を支持していたものの、若者のあいだでは2%に満たない。その一方で、右側の政党と見られている自民党は、左派や穏健左派の若者からもかなりの支持を得ることに成功している。

 この状況を著者たちは、「若者自体はイデオロギー軸上の真ん中に留まって、政治に関心を払ったり払わなかったりしているのだが、それと同時に、左側の選択肢に対する信頼を失っているという状況が、表面上は保守化のように見えるのであろう」と述べている。若者には棄権するか、自民党に投票するかの選択しかないため、自民党への投票割合が他の世代に比べて高くなるというのだ。

 これはたしかに説得力があるが、『朝日ぎらい』で指摘したように、若い世代では男女で自民党(安倍政権)への支持率が大きくちがう。2017年10月の日経新聞の調査では、18〜19歳の女性の自民党支持率は33%で女性の平均(36%)より低いが、男性の支持率は55%で平均(43%)を大きく上回っている。20代でもこれは同じで、女性の支持率は37%で男性は54%だ。これほど大きなちがいは、やはりなんらかの説明が必要だろう。次は「若い男性の自民党(安倍政権)支持」についても通説を検証してほしい。

日本社会は革新=リベラルが絶望的なまでに退潮している
 現代日本における政治イデオロギーを実証的に検証した『イデオロギーと日本政治』を読んで感じるのは、日本社会は保守化・右傾化しているのではなく、革新=リベラルが絶望的なまでに退潮しているということだ。革新政党を自認する共産党は、若者からは「保守政党」と見なされている。それ以外の生まれては消えていく野党も、保守かリベラルかというイデオロギー対立以前に、そもそも政治勢力として扱われていない。

 日本の「左翼」は、冷戦下に「護憲」「非武装中立」という非現実的な理想にしがみつき、冷戦が終焉してグローバル世界のルールが大きく変わっても自らの政治イデオロギーを修正することができず、エリート的な「無謬神話(自分はぜったい間違えない)」で巨大な墓穴を掘ることになった。そのなれの果てが現在の「安倍一強」だと考えれば、そこになんの不思議もない。

「リベラル」を自称するひとたちは「立憲主義を踏みにじる」安倍政権をさかんに批判するが、その声高なプロパガンダが若者たちからほとんど相手にされないのは、安倍政権を生み出したのが自分自身だという「事実(ファクト)」から目をそらせているからだろう。こうして、「民主主義を守れ」とこぶしを振り上げれば上げるほど若者たちは政治を忌避するようになる。――日本の大学では、政治の話をするとKY(空気が読めない)のレッテルを貼られて仲間外れにされるのだという。

 実証データからわかるのは、日本の若者も他国の若者たちと同じように「リベラル化」しており、変化や「革新」を求めていることだ。ところが日本の「リベラル」はそうした期待にまったくこたえることができず、憲法から築地市場移転まで「変える」ことに頑強に反対してきた。その致命的な失敗を自覚しないかぎり、日本において「リベラルの復権」はあり得ない。

『イデオロギーと日本政治』の最後で著者たちは、イタリアとの比較で、日本の政治イデオロギーの特殊性に触れている。イタリアでは冷戦時代の政党がすべて消滅するほどの大きな変化が起きたにもかかわらず、「右派」「左派」のような政治イデオロギーの指標は世代にかかわらずすべての有権者に共有されているのだ。

 このちがいを著者たちは、「多くの国では、社会的な亀裂は共通の政治体験と政治的言説を次の世代に伝達する役割を果たしている。日本においてはそのような亀裂がないため、若い有権者が政治の複雑な世界にうまく向き合いにくくなっている」と説明する。欧米は階級・宗教・地域社会、あるいは人種的な亀裂に基づいて分断されているが、日本にはそのような分断がないため、政治イデオロギーが固定せずに浮遊してしまうのだ。

 これは、「日本において民主主義の原則と制度が疑問視されていない」ということでもある。著名な国際政治学者であるイアン・ブレマーは、「大国の中で民主主義が比較的うまく機能しているのが日本だ」と述べているが、それも国民の統合度の高さから説明できるかもしれない。

 ここで紹介した以外にも、2017年の衆院選において希望の党を率いた小池百合子東京都知事の支持基盤が「リベラル」であった(リベラルを「排除」したのは政治的な大失態だった)など、『イデオロギーと日本政治』ではさまざまな興味深い指摘がなされている。

 今後、日本の政治についての議論は、本書で提示された実証データや知見を無視しては成立しなくなるだろう。

橘 玲(たちばな あきら)

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作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ヒット。著書に『「言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)、『国家破産はこわくない』(講談社+α文庫)、『幸福の「資本」論 -あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』(ダイヤモンド社刊)、『橘玲の中国私論』の改訂文庫本『言ってはいけない中国の真実』(新潮文庫)、『もっと言ってはいけない』(新潮新書) など。最新刊は『人生は攻略できる』(ポプラ社)。

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コメント
1. 中川隆[-11433] koaQ7Jey 2019年3月16日 09:55:23 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[564] 報告

1970年代は科学的社会主義とかいうのが流行っていて、

唯物弁証法とかマルクスやレーニンの理論が既に科学的に証明されたと思っていたアホが沢山いたんだよ

日本共産党の話もその手のものなんだ。

赤軍派議長の塩見孝也なんか 2017年11月に死ぬまでずっと 世界同時革命とか叫んでたからね:

若松孝二 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 (2007年) _ 1970年代はこういう時代だった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/287.html

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

2. 2019年3月16日 10:49:52 : jdbscxdMEI : ZWNRcnA3VXlMSmM=[98] 報告
私のところに大学の研究室からアンケートの依頼がきた。あまりにもピント外れの研究をして設問をつくっていたので意見を述べていたためだ。大学は一応名のある大学だった。

それでも右も左もわからない。世界の情勢などからっきし理解していない。北朝鮮がミサイルを撃ったと言えば大騒ぎし今は韓国への敵愾心を煽りたてる。実際彼らの予想どうり事態が進んだこともないのに同じような見解を繰り返す。

もうどうしようもないか。

3. 2019年3月16日 12:41:45 : nHUcLdwOjA : YnlLTGh2VVNPOE0=[40] 報告
いや、どう考えても劣化しているのは「保守」ですよ。

政権を礼賛しデマを量産 三流ライターのズバぬけた“見識” それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/19/senkyo258/msg/533.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 3 月 16 日 10:35:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/249665
2019/03/16 日刊ゲンダイ

 静岡新聞が政治評論家の屋山太郎が書いた「ギクシャクし続ける日韓関係」なるコラムを掲載。「徴用工に賠償金を払$えということになっているが、この訴訟を日本で取り上げさせたのは福島瑞穂議員」「実妹が北朝鮮に生存している」などとデマを連ねていたが、そもそも福島に妹はいないし、生まれも育ちも国籍も日本。元徴用工訴訟にも関与していない。静岡新聞は「事実ではありませんでした」と訂正のうえ謝罪。福島は虚偽を書かれ、名誉を傷つけられたとして、屋山に330万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した(今月6日)。

 屋山といえばその時々の政権を礼賛し、デマを流しながら小銭を稼いでいる三流の乞食ライターだが、30年前からボケている人間にコラムを書かせるメディアもどうしようもない。誰でも気づきそうなデマが新聞社の校閲を通るのだから、日本は相当傾いてきている。

4. 2019年3月16日 12:58:18 : MKqG1kdtXk : SXdLSXU1UGpua0U=[13] 報告
この状態見て「大国の中で民主主義が比較的うまく機能しているのが日本だ」とかぬかす「著名な国際政治学者」ってのもスゴイなw
グローバリストの統治の観点っていうのかな
5. しんのすけ99[278] grWC8YLMgreCrzk5 2019年3月16日 13:14:52 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[40] 報告
「タモガミ病」 というやつです。
6. 2019年3月16日 13:37:14 : vSo6J93CZg : d1MyV3BRdUgwVWs=[21] 報告
そりゃ自民党は専門の業者つかってネット工作してるんだからよ
それに菅直人珍歩22Aとかアホがすぐ引っかかって今の若者はほとんど自民党に投票してる!とかネトウヨは何百万人もいる!とか自分たちで拡散するんだから世話ねーだろw
その上、小沢を民主党に入れたのは間違いだったと自分たちで政権交代は失敗だったと声高に叫ぶ幼稚さ
野党が勝手に馬鹿やらかしてくれるんだからすぐ金ばらまく自民党が勝つのは当たり前だし、それで実績ができてますます有利になる
この辺の理屈が菅直人信者は全然わかってない
いまだに有権者はちゃんと政策の中身を見てくれると妄想してんだから馬鹿につける薬はないよなw
7. 2019年3月16日 14:57:33 : kObuC3SAkk : OXEzTGNoVnNnd1E=[5] 報告
そりゃお前らの提示する政治的スペクトルが無意味なものになってるというだけだろう。

政治学者の怠慢だ。それに戸惑う学生を見て嘆くなど倒錯も甚だしいわ。

8. 2019年3月16日 15:00:30 : kObuC3SAkk : OXEzTGNoVnNnd1E=[6] 報告
維新は急進的グローバリズム政党だ。こいつらが何を「保守」するってんだ。

本当に能無し政治学者どもは害悪だな。

働かざる者食うべからず、だぞ。

死ね。

9. 2019年3月16日 15:04:52 : bmPp7Yj7NA : N3E0bkUuQnJ0bjY=[29] 報告
>実証データからわかるのは、日本の若者も他国の若者たちと同じように「リベラル化」しており、変化や「革新」を求めていることだ。ところが日本の「リベラル」はそうした期待にまったくこたえることができず、

2のコメントの通りだと思う。"日本の若者も「リベラル化」している"どころか、ほとんどポリティカルから逃避しているのだと思う。そして、それはかつても(1960-90年代にあっても)同様でポリティカルと見られていても単にそれが流行であったに過ぎない。
 むしろ、多くが既存の労働側体制に順応してリベラル風であったのではなかろうか。

当事者意識が高まらなければ、そして政治の改善こそが自らの環境改善に繋がるのだという意識がないのではないか。そして、それを持たないものの多くは、多寡はあるものの要は既成のシステム内で安住できたり、利益を得つつあるものだということではなかろうか。

10. 2019年3月16日 15:07:51 : kObuC3SAkk : OXEzTGNoVnNnd1E=[8] 報告
以前、対立軸・偽軸という記事を書いた時、私は「リベラル」で軸を作らなかった。何を対置して軸にすべきかわからなかったからだ。実際、以下に示すように現在の日本で「リベラル」という言葉は実にさまざまな使われ方をされている。

1 保守(昔)/リベラル

最もポピュラーな使われ方がこれだが、枝野が言うように、保守とリベラルは対立概念ではない。「保守(人間の理性に懐疑的で伝統や風習にこめられた知恵を大切にする態度)」に対立するのは「革新(理性によって世界をよりよくしていこうとする態度)」であって、「リベラル」ではない。(当時はむしろ自民党が「リベラル」を名乗っていた)

冷戦時代、「保守」とは反共のことで、「革新」とは共産主義のことであった。冷戦終了によってその軸は消滅したが、当時「保守」を名乗った反共団体と「革新」を名乗った共産党は残っていて、その他の団体も濃淡はあれ対立の残滓を引きずっている。反共は相変わらず「保守」を名乗っているようだが、共産党はあまり「革新」という言葉を使わなくなった。代わりに使い始めたのが「リベラル」ということなのだろう。共産主義の失敗が喧伝された以上「革新」を名乗るのは気恥ずかしく、マイナスイメージの染み付いた「左翼」という言葉を名乗るのもよろしくない、そんな事情があるのかも知れない。

2 保守(今)/(ネオ)リベラル

冷戦崩壊後に先鋭化した対立軸。ネオリベとはグローバリズムであり、公共資本の民営化(私物化)であり、棄民政策であり、縁故主義であり、カネがすべてという態度であり、おおむね好戦派である。(個人的には「政商主義」と呼びたい)

・グローバリズムとは「世の中に金で買えないものはあってはならない」というイデオロギーである

・「弱肉強食」ではない

マスコミや学界はグローバリストの犬ばかりなので、ネオリベに対抗する者は「テーコーセーリョク」だの「キトクケンエキソー」だの「みじめな人たち」だの「こんな人たち」呼ばわりされるが、彼らは先人が商売の対象とすべきでないとしたものを守ろうとしているのだから、正しく「保守」である。

冷戦時代の保守(反共)が現在も「保守」を名乗り、グローバリストの言うがまま新自由主義路線に走っている。「保守」を名乗るのに「売国」という倒錯の根本はここにある。

3 アイデンティティ政治としてのリベラル(不寛容)

・「アイデンティティ政治」とは「分断統治」の現代版だ

アイデンティティ政治で被抑圧者の側に立つ者はだいたいリベラルを名乗る。

ファシスト/リベラル

排外主義者/リベラル

差別主義者/リベラル

男性至上主義者/フェミニズム(リベラル)

「自由」は「不当な抑圧」があって初めて概念化される。だから当事者が「不当な抑圧」を感じ、それからの解放を望むなら「リベラル(自由主義)」を名乗るのが自然なのだろう。ただ「リベラル」には「要求するリベラル」と「受容するリベラル」がある。これは「要求するリベラル」(不寛容)。

4 パターナル/リベラル(寛容)

・リベラル陣営のリアリズムとは(山下芳生×中島岳志)

パターナル(黙ってお上の言うことに従え)に対置するリベラル(多様な意見を認める)は最も本来的な使い方だろう。この軸のリベラルは「受容するリベラル」(寛容)である。彼らはさまざまな意見を受容するがゆえにマイノリティ擁護をする。また他国の言い分を認めるがゆえに宥和的である。だから彼らは「中国の手先」だの「朝鮮人」だの「共産主義者」だのと罵倒されやすい。(現在日本の「お上」が反共カルトに乗っ取られていることが罵倒語の選択から読み取れる)

パターナルへの賛否は、権威自身が正しくあろうとする姿勢を持っているかで大きく左右される。相手を罵倒することでしか自分の正しさを主張できない者を権威と認める人は少なかろうと思う。

現在日本で使われる「リベラル」には、ざっと以上のような対置するものがあるわけだ。

「リベラル」とは我々が「リベラル」と呼んでいるものに他ならない。だから私は「そもそもリベラルとは〜」と穿鑿して「これが本当のリベラル。あとは偽物」と宣するようなことはしない。つまり「リベラル」という語は、定義不能である。ただ整理することにより、様々な相貌を持つ語を一緒くたにする混乱を避ける意味はあるだろう。

第一に、ネオリベと他の峻別。

小泉政権以降、日本ではネオリベが支配的である。2009年の鳩山政権だけが例外で、あとは自民党政権でも民主党政権でも等しくネオリベ推進であった。現在の安倍政権などネオリベの権化と言っても良い(「縁故主義」という批判は矮小化である。ネオリベは公共財の私物化をするので必然的に縁故主義になるが、首相のオトモダチに売るのはダメで外資に売るのはOKというわけではない)。今はネオリベが「保守」を名乗っている。反共の保守(昔)がそのままネオリベにスライドしている。だからネオリベ路線を批判する野党は保守(今)に分類される。「リベラル」という曖昧な概念を介すると、その対立軸が見えにくくなるだろう。野党や野党支持者自身にさえも。

第二に、アイデンティティ政治という「分断工作」に対する警戒。

上にも貼ったが、

・「アイデンティティ政治」とは「分断統治」の現代版だ

3の、アイデンティティ政治における「リベラル」は不寛容だ。女権主義者が「まあ男性至上主義者の言うことも一理ありますけど」などと言えば吊るし上げを食うだろうし、黒人の利益を守る団体が「白人至上主義者の皆さんとも仲良くやっていきましょう」などと言えば粛清が待っている。彼らは「不当な抑圧」を打破するため立ち上がった者と自己規定しており、言わばそれは「正義」である。正義とは苛烈なものであろう。

一方で4のリベラルは寛容だ。世の中にはさまざまな形の「正義」があることを前提にして、それらを許容する公正な社会を作ろうとするのが彼らだ。3の「リベラル」が(存在論的に)妥協ができないのに対して、4のリベラルはある所で妥協をしなければ社会が存続できないことを知っている。

3の「リベラル」と4のリベラルが同じものだと思っていたら、3の「リベラル」に妥協を迫ることは難しかろうと思う。3の「リベラル」から「お前などはリベラルじゃない」と言われてしまいそうだ。

問題はその主張が公正か否かで、どちらがよりリベラルらしいかという話ではないのだ。ネオリベだって「税金を取られるのは不当な抑圧だ」「他国のもっと安い労働力を使えないのは不当な抑圧だ」「社会的共通資本で商売をしてはならないというのは不当な抑圧だ」と考えるからこそリベラルを名乗る。それが公正な主張だとは誰も考えないだろう。

リベラルにとって大切なのはどうすれば公正さを担保できるかという議論であって、「抑圧されていると感じる者」の主張をいかに聞き入れるかではない。

「狭量なリベラル」が大きな勢力を作れないのは当たり前だろう。

第三に、「対米従属/対米自立」軸の混乱。

「黙ってお上の言うことを聞け」というのがパターナルだが、戦後の日本にとって「お上」とはアメリカである。日本の「パターナル」とは「対米従属派」に他ならない。

・愛国心という空念仏

ではそれに対置する「対米自立派」は「リベラル」なのかというと、難しいところがある。そもそも「対米自立」(現在の文脈では「反グローバリズム」)の自覚がない「リベラル」は多いし、3の「リベラル」(非寛容)の中には他国の反グローバリズム勢力(トランプやマリーヌ・ルペン)を毛嫌いする人が多い。だからこそ分断工作にはまってるというのだが。また(昔の)自民党保守本流から共産党まで、鈴木邦男・小林よしのりからしばき隊文化人までまとめて「リベラル」と呼ぶのはいかにも乱暴だ。

最近「共産党こそ愛国保守である」という主張が目立つ。枝野の演説もそうだし、上に挙げた中島岳志の分布図も拡散している。いいことだと思う。ただたやすく分断されそうな雰囲気も感じる。すでに立憲民主党に鈴木邦夫や小林よしのりが応援に来たことについてしばき隊が文句を言い始めているらしい(彼らはつくづく分断要員だ)。いつまでもそんな乱暴なくくりを維持するわけにもいくまい。「対米自立のための大同団結」、「新自由主義脱却を目指すための大同団結」という実態に即した名乗りをするには、時期尚早なのだろうか。

最後に、もう見ることもないだろうが「天皇制=パターナル」「天皇制廃止=リベラル」の構図。そりゃ戦前の保守/革新の構図だ。反共カルトの罵倒語にくらいしか現れることはないだろう。

11. しんのすけ99[279] grWC8YLMgreCrzk5 2019年3月16日 15:57:20 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[41] 報告
まあ 要するに 馬鹿なウヨ連中は 自分達を右翼とは呼びたくないから保守と呼んでいる ただそれだけだ
「右翼」 よりも 「保守」 の方が、聞こえがいいからに過ぎませんて

そして 右翼左翼とか保守革新とかは、時代の変化によってその本質は当然のごとく変わってくる

幕末維新の頃には、右翼保守は 徳川幕府とその親藩で 左翼革新は 薩長土の新政府藩側だったはずだ
これがさらに、社会主義共産主義の台頭した戦後においては、それから守るべき体制を右翼保守と定義できたはず

しかし
社会主義共産主義が崩壊した今となっては、なにが新しいイデオロギーなのか定義出来ない訳であるから
「古きを守る」 という右翼保守もまた、なにを守るのか なにに対して守るのか 判りもしないクセに
「保守」 という言葉だけが独り歩きしているようなもんです。


◆ 革新が見えてこなければ 保守だって見えないのは 当然の事ですな ◆


田母神みたいなのは ありゃ 保守とかそういうのではなく ただの病人ですって。

12. 2019年3月16日 19:30:40 : ICe8OGrnXw : ZHE1bnUuS0lNZUE=[156] 報告
役立たぬ 右と左の 区別など
13. 2019年3月16日 20:09:56 : FWLoAuYdTE : SGMyVlVCUzdEQzI=[1] 報告
えー?
自民党ってリベラルデモクラティックパーティなんだからリベラルってことだよね?

共産党は…
確か共産国家だった大国ソ連はもうないし、きっと過去を懐かしむ党だから、保守なんじゃないのかなぁ

維新は、日本が大きく変わった明治維新に倣っているんだから革新、だよねぇ。。。
〜〜〜

と、名称を素直に解釈した若者達なんじゃないかなー?
中身がどうとか言われても有象無象でさっぱりわかんないし、、
政治と理念ってなんか関係あんの?
なんか党名に反映されてるの?
奇怪すぎて考えがついていかない

…などと感じてのことなら昨今の情勢をみるにつけ理解できなくもないな。

こういう若者達は、きっと道路標識には素直に従うタイプなんだろう。

14. 2019年3月16日 21:02:31 : evim2RAP0I : ckFLVjVrTEFscC4=[3] 報告
納得できる所と、納得できない所が混ざっているが・・・

「リベラルが絶望的に退潮している 」

と言う所は、「なるほど」と思った。

自民党信者には影響が無かったが、反自民党の人には、「民主党」の影響が大きすぎた。

カン、ノダ、マエハラ、こいつらがいまだに政界に生き残っているだけで旧民主党勢力を支持するのは無理だろう。

小選挙区比例代表制、政党助成金、供託金制度で、新規の政党がほぼ作れなくなったのも悪政側を有利にしている。

旧民主党と関係が無いリベラル政党が、支持を得られるようになるのを望む。

15. 2019年3月17日 01:11:22 : vXLvxlS3ue : U1NTLnlVMlZabnc=[4] 報告
保守が革新で革新が保守だとして、それが海外の主義主張と変わりなく整合性があるならば
それじゃあ、この人たち(↓)は実は『極左』になるのか。そうした言いかえはネトウヨと変わらん。

世界の右傾化とレイシスト憧れのユートピア 極右たちは日本を目指す
http://racist.hatenadiary.jp/entry/2017/10/28/232302

共産が保守で、自民維新がリベラルというのは倒錯した国内だけにしか通用しない議論だし、内向きだから、こうした頓珍漢な議論がはびこる。
中身(人権・差別など)がないわけで、こうした認識は表面的な流れしかみないネトウヨと同じ。
>国民の統合度の高さ
これが言いたいのだろう。こうした書き手の認識そのものが極右そのものだが自覚してない。
海外のリベラルな一般人と話をすれば、この話がいかに非常識かわかる。机上の空論にもならぬ妄想。

ところで
>憲法から築地市場移転まで「変える」ことに頑強に反対してきた。その致命的な失敗
なるほど、うまきら阿修羅民らはこういう考えなわけだ。民民(玉木)と組んだからか(笑)
本音が出てきた。致命的な失敗を取り返すべく安倍と組めばいい。

16. 2019年3月17日 02:47:54 : DDEDkCtB4U : ZW9TcE05elZta28=[172] 報告
また新しいバカウヨブログが現れたのかい?

ヘイトデモしたら4人しか集まらず、パヨクの大群衆に囲まれて震え上がり、警察に守ってもらってチンタラ歩いたチビ助の集まりを見て若者の極右化を信じろって?

言論は宣伝ではなく事実に基づけ。

17. 2019年3月17日 09:04:58 : f19Q5FdiGg : dzNNVHNmVGE4VXc=[1] 報告
安倍性犬になってから、自民党は右翼 →極右 →極左になってしまった。
極右と極左は、バカとアホウの紙一重と言われているぐらい同質のもんだ。

見よ! 安倍らが執り行う恐怖政治を。

政治屋どころか糞完了、マスゴミに至るまで、安倍礼賛主義者ばかりになってしまった。
安倍礼賛主義者じゃなきゃ、失脚する世の中になっちまった。

完璧なファシズム、ファシス党だろう、今の自民党は。
ナチスに倣えと言ったアホ患部もいるが、まさしくその状況じゃないか、今の自民党は。若者が自民党を左翼と思うのはある意味正しいんだよ。

その自民党に情報統制されて身動きできないのが、今の自分の頭で考えない連中だ。
そういう連中が、老人は右翼、若者は革新だと思いこんで自民党に陶酔しているんだよ。
 

18. 2019年3月17日 10:58:02 : tW8SmQ2926 : RlpMYm4zLzNzdDY=[34] 報告
極右ってさぁ!
ニュージーランドのように50人も射殺する人間をうんじゃう。

白人の土地を移民に渡さない!
ってな主張らしいが、ニュージーランドにしろ、オーストラリアにしろ、
白人が搾取した土地だ!
白人自体が移民だった!という史実を知らない極右白人の無知が起こした大量殺人。

日本でもそうだが、極右に感化される人間は自国の歴史を知らない!
歴史を改竄する!
歴史をなかったことにする!

共通しますよね

19. 2019年3月17日 11:11:45 : ANDMO3aT1s : d2FZY012c0s0ME0=[4] 報告
>18
シオニストは銃を乱射せずに爆弾を落とす。あと名乗らない。
20. しんのすけ99[281] grWC8YLMgreCrzk5 2019年3月17日 11:59:21 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[43] 報告
18さん 自国の歴史を知らない というよりも 都合のいい所しか見ようとしない この表現のほうが的確と
言えるのではないでしょうか 都合の良い部分だけを拾い集めて悦に浸る いわゆる歴史のオナニーですな

アメリカにはインディアン オーストラリアにはアポジニー 北海道にはアイヌ民族と
先住民族と言う存在を知らぬ訳がないはずなのに それを無視しているのです。

21. 2019年3月17日 12:55:22 : 9bESHEjuhs : QVFFUC5pOVljWk0=[110] 報告

リベラルは、日本にそういない。

退潮もくそもそう、いないのである。

元々、いないのであるから、元気がないのは当たり前。

文壇や詩人や芸術家や活動家はとうに死んだ国である。

今、生きているのは吉本のお笑い興行の親戚のような人たち。

だから、TVでピエール瀧の作品にしがみついている。

よい作品を作る人はコカインを吸っていい?


   


22. 2019年3月17日 14:46:37 : imf801LpCA : UXVGVkV4V0NtckE=[23] 報告
歴史とは「粘土板」の文字のことであり過去の事実ではない

・文字禍(中島敦)

歴史は勝者が作るものだ。ゆえに我々が目にする歴史とは過去の事実を平明に記したものではなく、歴史の勝者によって歪められたものか、消す必要を感じなかったものだ。もちろん歴史学者が「権力者に都合が悪くとも平明に事実を記すべきだ」という学術的使命を持っているのは確かだが、常にその使命感が貫徹されるとは限らない。そもそも容易に貫徹できるものなら「使命」と認識されまい。

もちろん、だからといって「歴史など無意味だ」と言いたいわけではない。我々は歴史に学ばなければならない。だがその「学び」とは歴史を過去の事実として無邪気に信奉するものではなく、過去にあったと「される」出来事を通じて掬すべき教訓や人の営みの在り方を汲み取るような、後にそれがフィクションであったと判明しても困らないような向き合い方をしなければならない。「歴史とは歪められるものだ」ということ自体が、我々が歴史から学ぶべき教訓の一つだからだ。我々が歴史から汲み取るものは個別の事実ではなく、普遍でなくてはならない。

「神話」

ところで、歴史とは常に検証にさらされるものである。新しい資料が見つかれば従来の定説が覆るのも珍しいことではないし、新資料が無くとも新説を唱えるのは学問の自由の範疇だ。

ゆえに、検証を禁じるものは歴史ではない。神話と呼ぶべきものだ。

(神話とは社会を作るにあたって共有する「物語」で、その真偽を問わないのがお約束になっているものだ。漢帝国の「高祖・劉邦は赤龍の子」とか大日本帝国の「万世一系の皇統」などが典型例になる。)

現在ヨーロッパの多くの国々がホロコーストの歴史的検証を法で禁じているが、これはホロコーストが歴史でなく神話であることを示している。

・ホロコーストをめぐる戦い(田中宇)

・「いわゆる第二次世界大戦中のユダヤ民族の計画的絶滅と言われる説に疑問を呈することすら法的に罰する国がここ数十年間でヨーロッパで急増していたが、イギリスではこれまで言論の自由が優先されていた。」(ヴァンサン・レヌアール)

神話のない秩序はない。ホロコーストが「西側」世界のもつ唯一の神話であるということは、それこそが第二次大戦後の「西側」の世界秩序を作ったということを端的に表している。それは「被害者」こそが支配者であり、聖域であり、その筆頭がユダヤであることの了解の上に世界秩序が成り立っているということだ。

歴史の勝者が「被害者」として自らを記すという倒錯はユダヤという(終戦時)国を持たない民族が勝者だったからという事情もあるだろうし、「生贄として殺された者こそが救世主である」という「西側」世界に広く流布したイメージに乗っかるためでもあったろう。ともかくそれが戦後の西側世界の秩序のノリを作った。(サッカーは現代ヨーロッパの代表的スポーツだが、私が最も現代ヨーロッパらしさを感じるのは選手が当たってもいない足を抱えて寝転がり相手のファウルを訴えている姿である。)

慰安婦問題や徴用工問題、南京事件、ネイティブ・アメリカンやアボリジニ、アイヌなどの「先住民族」問題などは、すべて第二次大戦後の神話たる「ユダヤ人迫害」を原型とした神話づくりだ。ユダヤがホロコーストを神話化・聖域化した術式が伝播したものだ。

術式

つまり「歴史」という言葉には二つの意味がある。一つは過去にあったとされる事実を通じて人類の普遍を汲もうとする学問としての歴史。もう一つが秩序を打ち立てるにあたって真偽を問わないことをお約束に共有する物語、神話としての歴史。

勝者が被害者を名乗るという第二次大戦後の特異な世界秩序の中では、その二つの「歴史」を旋回して自らに都合の良い「秩序」を打ち立てたり相手に心理的あるいは物的な負債を負わせたりする、支配ツールとしての術式がある。それがホロコースト神話と、プチ・ホロコースト神話とも言うべき慰安婦問題や南京事件などの「歴史認識問題」だ。

・新世界……秩序?

神話は秩序を形作るものであり、秩序とは「社会の大半の者が社会的役割に安んじている状態」のことである。そして人が果たす役割には対となる役割がある。だから神話が「被害者としての支配者」を生むなら、「加害者としての被支配者」も生まれる。単純な術式だ。

「支配者」は神話を生もうとする。それを阻もうとする者たちは歴史として検証しようとする。このズレた相克を「歴史戦」などという勇ましい名で呼びたがる者たちもいるが、これは「戦い」などではない。彼らの語る神話の矛盾点や無根拠さを指摘しようとする者は、「歴史修正主義者」などというレッテルを貼られ、表舞台から排斥され、活動が法的に禁じられ、投獄された者さえある。歴史は勝者が作るものといいじょう、学問の看板を掲げているからにはあからさまな学術的検証の拒絶はその権威を落とすものだが、形振り構っていられないほど検証が脅威なのだろう。これは「戦い」などではなく「弾圧」である。(それでも「歴史戦」と呼びたければ呼んでもいいが。)

「カイン」

とはいえ上記ほど厳しいものは「ホロコースト神話」作りに限った話で、その術式の焼き直しである南京や慰安婦や徴用工問題では検証しても投獄されたりはしない。むしろこれらは当事国以外の各国でカスケード現象を起こせるか阻止できるかという単純な図式の「戦い」に見えなくもない。

ただ「戦い」だとしても、果たして本気でやっているかどうかは疑わしいとも思う。

ひとつは検証の粗雑さだ。「神話」作りに対して「歴史」検証で対抗するには検証が学問的に正確でなくてはならないが、彼らは(ホロコースト研究者とは違い)デマを飛ばしたり無茶を言ったりする。それも声の大きい者ほどだ。同じ「歴史修正主義者」としてホロコースト検証者を貶めるためにわざとやってるのではないかとさえ時々思う。

もうひとつはいわゆる「両建て構造」である。日本の(ネトサポでない)ネトウヨの傾向として「中国・韓国・北朝鮮・在日は批判してもユダヤは批判しない」というものがあると思う。韓国のアイドルグループがナチコスプレをしていたことをサイモン・ウィーゼンタール・センターに御注進申し上げたりするし、さまざまな社会の裏構造を語るアカウントがなぜかユダヤ陰謀論だけは(詭弁を使って)否定して見せたりする。高須克弥のようにフリーメイソンに所属してSWCから招待を受けたことを誇示する者もいる。総じて彼らが中国・韓国・北朝鮮・在日を攻撃するのはユダヤの寵を争って対立している構図になっていると感じる。

私が思い出すのは旧約聖書におけるカインとアベルだ。神は弟アベルの捧げ物である羊は喜んだが、兄であるカインの捧げ物の農作物を受け取らなかった。カインの怒りは神へは向かわず、弟のアベルに向かい、アベルを殺した。そしてカインは不死の印をつけられ追放される。神=ユダヤ、カイン=「ネトウヨ」、アベル=中韓朝在、という配役にすると、見事にハマる気がする。彼らが何事も聖書の実現にこだわるという風説が正しいなら、元ネタはこんなところかも知れない。

「歴史に学ぶ」

我々は歴史に学ばなければならない。それは「支配者」が都合よく流布する神話を信じ込むことではなく、過去にあったとされる事実から普遍を見出だし、よりよい判断をするためだ。

ある国が先住民族を支配して混血し、結果先住民が民族として実態を無くしたのなら、その国の人間が歴史から学ぶことは加害者として先住民族系の自国民にいつまでも平身低頭することではなく、同じような野蛮な行動をしないよう反省することと、何より自分たちが同じ手口で消滅させられないようにすることだ。

ある国が戦争に負けたのなら、その国の人間が歴史から学ぶことは戦勝国や被害を与えた第三国にいつまでも謝り続けることではなく、何をどう間違えたのかを検証して同じ過ちを繰り返さないようにすることだ。

さて今の我々は歴史に学べているだろうか?

23. しんのすけ99[282] grWC8YLMgreCrzk5 2019年3月17日 16:29:10 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[44] 報告
「勝者によって作られる(歪められる)歴史」 それは当然ある

だがそれ 戦後の歴史認識だけの話ではない 戦後の歴史認識を語る時だけ 「歪められてはいないか」 を問題に
するのは片手落ちとしか言えない 「ウヨの言い訳」 としか言えない ご都合主義な訳である

ありていに言えば 明治維新 それ以前の歴史は、権力側に都合の悪い事は封じ込めて 江戸幕府以前の歴史を
完全に否定していたのは周知の事実 最近になってようやく 「日本が世界から尊敬と羨望を集める文化」
これを築き上げたのは 江戸時代あるいはそれ以前である事が、平成の時代になってようやく認知されつつある
これ 完全に事実である 

≪歌舞伎 能 狂言 浮世絵 世界中から認められて羨望の的になる日本文化は すべて江戸時代以前である
 明治以降の日本文化なんて西洋のモノマネでしかなく 諸外国からは笑われた鹿鳴館などが良い例である
 なかでも葛飾北斎なんて、いまではダビンチやピカソと並んで 世界の三大画家と評価されているのだ≫

なにせ 明治以降は 戦前に於いては 日本の社会は明治維新を 「ご維新」 と呼んでいたのだ
明治維新に於いて徳川新藩だった藩の出身者は、明治以降 出世すらなかなか出来なかったのは事実なのですから

「薩長に非ずは人に非ず」 これ 堂々と公言する人間までいたくらいである

つまり 「勝てば官軍」 だったのは 勝者が歴史を都合よく作っていたのは 明治以降の体制側が 元祖である。


戦後を語る時だけ 勝者が作る歴史うんぬん これを言い出すのは ご都合主義というもので
典型的な ウヨの手口と言うものである。

24. しんのすけ99[283] grWC8YLMgreCrzk5 2019年3月17日 17:37:32 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[45] 報告
そして 連合国による日本の歴史への介入および摺り込み これは確かに有ったが、しょせん一時的なもの
(ただし その名残は ちらほら見受けられるのもまた事実ではあるが)

典型的な例は 「忠臣蔵の禁止」 などであるが、連合国が本気で日本の歴史に介入していたのならば
【忠臣蔵を禁止した事実】すら我々は知り得なかったであろう しかし 昭和27年以降はすでに解禁され
毎年12月14日になると 「今日は討ち入りの日ですね」 などとメディアは触れていたのは昭和の中期ごろだ

さらに昭和30年代 力道山のプロレス中継に 日本の全国民が熱狂するなんて絶対に有り得ない事である
当時の日本国民は別として プロレスなんてショーである事ぐらい 連合国にとっては周知の事実であるからして
アメリカ人レスラーを 悪役に仕立て上げる演出に 横やりを入れるなんて造作も無い事だったはずである
いや テレビ放映すら許可しなかっただろう本気で歴史に介入摺り込みする気があったならば

つまり 連合国による介入や刷り込みは あるにはあったが、そんな事とっくの昔に織り込み済みであり
大部分の歴史家専門家は それを十分踏まえて語っている事であり いまさら殊更に強調するほどの大問題とは
言えない訳である。

25. しんのすけ99[284] grWC8YLMgreCrzk5 2019年3月18日 02:50:35 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[46] 報告
要するに >>22をよーーく読めば その本音が 透けて見えるというもの

勝者が作り出す神話というものが まったく無いという訳ではないものの 南京事件 慰安婦 徴用工などは
日本国政府が 公式に あった事として とっくの昔に認めている事実である これをさりげなく巧妙に織り交ぜて
神話や作り話の類に 日本による戦争犯罪を 組み込んでしまおうという魂胆が見え見えなのですから

>「神話」作りに対して「歴史」検証で対抗するには検証が学問的に正確でなくてはならないが、

って 学問的に正確な検証をしたから 南京事件も徴用工も慰安婦も すべてあった事ととして認定された訳で
多少の大袈裟は混じっているものの 基本的に事実である これは変えようはないのですから。

「21世紀懇談会」 これで検索して御覧なさい 安倍首相が選定して 右派と中間派のみで構成されたはずの
この懇談会が出した結論ですら 侵略と植民地支配 戦争犯罪を、公式に認めている 神話などではない。

26. 2019年3月18日 08:48:21 : 6QRbJTyODg : L2JDaDNUdFJjVUk=[4] 報告
>25
なんだ、俺のこと言ってるつもりだったのか。

考えてもいない「ゲスな本音」を他人に書き立てられるとは、まるで小沢一郎にでもなった気分だ。

27. 2019年3月18日 08:49:38 : 6QRbJTyODg : L2JDaDNUdFJjVUk=[5] 報告
カインとアベルの寓話は分断統治の術式だ。

・カインとアベルwikipedia

カインとアベルの寓話から教訓を読み取るのが難しいのは、人間(カインとアベル)の立場で神を絶対善の教導者としてとらえるからだ。

たとえばこの話の神を「皇帝」、カインとアベルを「帝国の有力な諸侯」に置き換えてみると、「皇帝が軍事力を使わず、名声も傷つけず、諸侯に別の諸侯を倒させ、倒した方の諸侯も追放して、双方の領地を手に入れる」という謀略の術式として読み取ることができる。

この術式には軍事力もカネも必要ない。必要なのは「善悪を判定する立場」を占めることだけである。

・ユダヤの人たちの人権団体『サイモンヴィーゼンタールセンター』から 表彰式の招待状が来た。かっちゃんが悪い人物でないとわかったのかな?

上で「善悪や事実を認定する団体」に君臨されたら、善悪や事実を巡る争いでは矛先は上には向かわず、争っている敵のほうへ向けられるというのは日本の朝廷や幕府なども使う一般的な支配の術式だが、カインとアベルの寓話は片方を贔屓することによりもう片方の嫉妬を誘発し争わせること、争わせた後にもう片方を処罰するところが謀略である。

慰安婦問題や南京などのプチ・ホロコースト案件に限らず、イギリスやフランスなどの「西側」諸国が領土問題などをわざと作って植民地などを分断統治してきた手法を彷彿とさせないだろうか?

謀略を仕掛ける側はカインとアベルの寓話で神の立場に自らを置く。ならば仕掛けられる側はカインまたはアベルの側に身を置いて、破滅しないような処し方を考えなければならない。

それはもちろん「どちらかがえこ贔屓されても仲良くする」「善悪や事実の認定を他者に頼らず当事者同士で話し合って決める」などだろう。ただ実際問題として贔屓されなかった方(カイン)がそう言っても負け惜しみや遁辞に聞こえるだろうから、より歩み寄りが必要なのは贔屓された方(アベル)である。贔屓されたからといって調子に乗って勝者として振舞ったりカインに説教をかましたりすれば、カインの殺意を助長し、双方の破滅に近づく。

ゆえに、謀略を仕掛ける方(神)としては、双方を破滅させたいのなら、より調子に乗りそうな、謀略に気づかなさそうな、つまり頭の悪そうな方を贔屓した方が目的を達しやすくなるということでもある。

上記の術式を識る者の語る「日中友好」「日韓友好」は、お互いが自立するためのことば。

識らない者の語る「日中友好」「日韓友好」は、日本を隷属させる、同時に「西側」に隷属させられるためのことば。

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