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山菜を食べよう _ ネマガリダケ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1773.html
投稿者 中川隆 日時 2023 年 7 月 03 日 22:08:49: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 山菜を食べよう _ クサソテツ(こごめ) 投稿者 中川隆 日時 2020 年 5 月 04 日 20:19:38)

雪日記
苗場1ゴンで行く筍山、ネマガリダケ狩り。
http://golgo13zilch.jp/blog-entry-4607.html

【22-23シーズン 山菜採り】 天候:晴れ
6/20(火) 苗場スキー場で筍狩り。



再び苗場スキー場へやって来ました。
しかし、今回はドラゴンドラの観光ではありません。

苗場スキー場、筍山でネマガリダケ狩り。

ご存知の通り、スキー場の山頂は苗場山ではなく筍山です。
筍山山頂から観える山が苗場山。
苗場山にはかぐらスキー場の方が近いよね。
スキー場が開設される順番が逆だったら、
かぐらが苗場スキー場、苗場は筍山スキー場になっていたかもしれない(笑)

そんな筍山、
冬はパウダーを狙いちょこちょこ訪れますが、
無積雪期に訪れるのは初めてです。

その名の通り、筍(ネマガリダケ)の群生地らしく、
以前から気になっておりましたが、
山頂エリアに立ち入れるのは、
地元の方と、山麓の浅貝地区に宿泊された観光客のみ。

ありがたい事に、今回は、地元の方にお誘いをいただき、
初めての筍山ネマガリダケ狩りが実現したのでした。



パウダー狙いの日とはまた違ったドキドキ感です(笑)



1ゴン山麓駅前に集合。

早い時期は2ゴン、この時期は1ゴンを稼働させてくれるようです。
今回は観光客は無し、地元の方のみで出発です。

地元の方は物々しい装備の山のプロって方ばかり!
筍狩りは山菜採りの中でもちょっと上級者向け。



ですが、
ゴンドラを使って狩場まで行けるので、ちょっとだけハードルは下がります。
山菜採りだけの為にゴンドラを稼働させてくれるなんて。
とても贅沢な気分です(笑)



雪が無い苗場の景色を堪能いたします。



雪が無いと全然変わってしまう本来なら見慣れた風景。

ここはチャレンジコースの入口。
大斜面ロマンスリフトの乗り場付近です。



みんな大好き苗場パウダーエリアも鬱蒼とした森です(笑)



1ゴン山頂駅に到着。

目の前は筍山。
一面の笹薮です。
パウダーから笹薮へ(笑)



スキー場のコースは草刈りがされており道になっております。



こんな所まで重機が入れて、夏場も作業をされているのですね!?

コース内は歩きやすい道ですが、
コースの外はほぼ笹薮。
つまり、
コース外に出れば筍天国って事です。



さぁ、筍ハンティングの始まりです。
道なき道を行くのでそれなりの装備が必要です。



身長より高い笹薮、
油断するとあっという間に迷ってしまいます。

春から初夏にかけて、
山菜採りで遭難のニュースをたまに聞きますが、
あれってほとんど筍(ネマガリダケ)狩りなのです。

視界の無い藪漕ぎ、
夢中になりすぎると、方向感覚マジで無くなります…。

そして、
道迷いと同じくらい怖いのが…熊です!!
美味しい筍、野生動物ももちろん好物なのです。
鬱蒼とした竹藪の中で偶然出会ってしまったら…諦めるしかないかな(笑)

本日もいくつかの食べ散らかしと、デッカイ排泄物がありました…。
まぁ、ここはスキー場であり、人の出入りが結構ありますので、
普通の山より偶然のバッティングのリスクは少ないと思われ。



遭難や熊のリスクに怯えながらも、
ついつい夢中になってしまうのです。
だって…、足元には無数の筍!!

嗚呼…さいこ〜!!



本名:チシマザサ、通称:根曲がり竹、姫竹、細竹など。

筍と呼びますが、ネマガリダケは竹ではなく笹です。
一般的な筍は、孟宗竹などの竹の総称かもしれませんが、
雪国の筍といえば、このチシマザサ、通称ネマガリダケなのです。

雪融け後、他の山菜が一段落した6月くらいが旬。



冬季はパウダーの下で芽吹きを待っております(笑)



上の写真は今年の2月のモノ。
4ヵ月後、ほぼ同じ場所で筍採りをしているなんて…嗚呼(笑)



午前中だけで20kgくらい採れました。

本日、一番大変だったのは、
1ゴン山麓駅から南ゲートの駐車場まで。
重かった…(笑)

ゴンドラを使った筍狩りでしたのでどうにかなりましたが、
全行程徒歩だったらとても持ち帰れませんでした。
スキー&スノーボード以外でも索道に感謝する事になるとは(笑)



大漁です!!
とても食べきれないので、半分以上お裾分けしてしまいました。



筍山さいこ〜!!



村のおやじ後夜祭から…、



地下での二次会。



久々にキルケラン。



早起きしてヘロヘロクタクタなのに、
閉店までアーライッ!となりました(笑)

夢の苗場筍狩り、
誘っていただきありがとう!!
http://golgo13zilch.jp/blog-entry-4607.html



苗場筍山産ネマガリダケ、下処理編。
http://golgo13zilch.jp/blog-entry-4608.html

大漁であった先日の苗場筍狩りツアー、
とても食べきれないし処理もしきれないので、
ほとんどをお裾分けしてしまいました。



それでも、
まだ自分用がこれだけあります!?

さて、
どうしましょ(笑)

筍は鮮度が大切。
食べる部位は先っちょだけなのに、硬い部位も含め長めに採取するのは、
切り口から鮮度が落ちるので、少しでも(食べる部位の)鮮度を保つ為だそうです。

生のままだと賞味期限(美味しく食べられる期限)はほぼ1日程度。
ですので、
帰宅後の下処理が重要です。



茹でて適切に保存すれば、しばらく保ちます。
皮剥きがとても疲れました(笑)



長期保存はやはり瓶詰め。
上手くヤレば、1年ほど常温でも保存可能です。



すぐ食べる分は、そのまま焼いて食べてしまいます。
孟宗竹と違い、根曲がり竹はアクが少ないので調理は楽です。



1週間程度でしたら、
茹でたモノを、水に漬けておけば様々な料理に使えます。



特製のタレに漬け込んでみたり、



ぬか漬けにしてみたり、
これはちょっと未知な世界なのでどうかな?
まぁ、ぬか漬けにすればだいたい美味しい、はず(笑)



サラダや、



納豆、



豆腐など、
毎日食べる食材にちょこっとトッピングするだけで、
簡単に筍料理。



筍狩りの翌日から、
毎日が筍づくし、贅沢な筍御膳。

様々な料理に使えそうなので毎日楽しみです。
http://golgo13zilch.jp/blog-entry-4608.html  

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コメント
1. 保守や右翼には馬鹿し[264] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年7月03日 22:11:27 : cKliYwbW5s : VDZPbi95enZ2YS4=[1] 報告
<■111行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
チシマザサ(千島笹[3]、学名: Sasa kurilensis)は、イネ科タケ亜科ササ属(英語版)に分類される、大型のササ(笹)の一種。高山地帯に生え、ササ類では最も北に分布する。タケノコはアクが少なく、食用にされる。

稈[注 1]の基部が弓状に曲がっていることから、山菜名としてネマガリダケ(根曲竹[4]、根曲がり竹[5])の別名があるほか[1][3][6]、エチゴザサ[1]、ガッサンダケ[4]、クマイザサ[7]、クマダケ[6]、ジダケ(地竹)[6]、ササダケ[6]、チゴタケ[7]、チゴダケ[4]、ヤマタケ[7]などともよばれる。

分布と生育環境
ササの仲間では最も北部に分布し、主な分布域は、朝鮮半島、日本の北海道・本州(東北地方・関東地方北部・長野県・鳥取県大山以北の日本海側)[3][4]、千島列島南部、樺太(サハリン島)。山地の林下に群生し、特に日本海側ではブナ林内に大きな集団で群生する[3]。主に標高1000メートル前後の山地は、山の斜面を埋め尽くすほどの大群落をつくることが多い[7]。

形態・生態
5 - 6月ごろ、横に這った地下茎から新芽(タケノコ)が生えてくる[7]。タケノコは細長く、皮は淡紫赤色で、横向きに出てから弓なりに伸び上がる[4]。 稈(かん)の基部が湾曲して斜めに立って伸び上がり、笹としては大型で高さ 1 - 3メートル (m)、直径1 - 2センチメートル (cm) になる[3][7]。根元は豪雪地における雪の重みで曲がるといわれている[8]。節が多くあり、莢で包まれている[7]。節はふくらまず、全体に毛がない[4]。稈の先端部でひとつの節から1本ずつ密に枝分かれし、枝の先に葉が数枚つく[3][7]。葉は長さ10 - 20 cmで、表面は緑色でつやがある[7]。節や葉の裏面は無毛である[7]。

花は穂状で、約60年に一度とめったに咲かないが、咲くときは群落全体が咲き、結実後、枯死する。

日本では、モウソウチク(孟宗竹)が全国規模で普及する時代以前、すなわち、薩摩藩支配下にあった琉球王国経由でモウソウチクが移入されるより前の時代には、チシマザサは日本を代表する竹・笹類の一つであった[5]。

藪の中から見た全体
藪の中から見た全体


藪の外から見た外観
藪の外から見た外観


根元は土から斜めに生え出しており、ネマガリダケの由来である。
根元は土から斜めに生え出しており、ネマガリダケの由来である。

分類
下位分類
チシマザサの、変種を含む品種を列記する。

フォーム
キアケボノネマガリ(黄曙根曲竹) f. kiakebono Muroi & Y. Tanaka ex Muroi & H. Okamura
葉の先端が黄色の曙状。
ギンタイチシマ(銀帯千島笹) f. albostriata Muroi
キンタイチシマ(金帯千島笹) f. aureostriata Muroi
キンメイチシマ(金明千島笹) f. kimmei Muroi & Y. Tanaka ex H. Okamura & al.
稈が金明型(黄地に緑の縦筋)のタカラネマガリ。
シモフリネマガリ(霜降根曲竹) f. Simofuri H. Okamura & al.
1968年(昭和43年)、兵庫県にある氷ノ山で、開花後の実生中から得られたものであり、葉に微小白点が霜降り状に無数に散在する。
タカラネマガリ(宝根曲竹) f. takara Muroi & Y. Tanaka
稈や葉に黄緑条斑を持つ。
チャボコンシマチシマ(矮鶏紺縞千島笹) f. chabokonshima Muroi & Y. Tanaka
矮性のキンメイチシマ。
チャボマキバ(矮鶏巻葉) f. chabomakiba Muroi ex H. Okamura & Y. Tanaka
矮性のマキバネマガリ。
チャボシモフリチシマ(矮鶏霜降千島笹) f. chaboshimofuri Muroi & Y. Tanaka
矮性のシモフリネマガリ。
ノチザエキフネマガリ(後冴え黄斑根曲竹) f. notizaekifu Muroi & Y. Tanaka ex H. Okamura & Y. Tanaka
マキバネマガリ(巻葉根曲竹) f. makiba Muroi & Y. Tanaka
葉がねじれる。
ミイロチシマ(三色千島笹) f. tricolor Muroi & H. Okamura
変種
エゾネマガリ(蝦夷根曲竹) var. gigantea Tatewaki
ナガバネマガリダケ(長葉根曲竹) var. uchidae (Makino) Makino
利用
稈[注 1]は農作物の支柱や竹細工に利用される。タケノコは食用にする。東北地方でタケノコとりといえば、チシマザサのタケノコ(ネマガリダケ)をとりに行くことを言い、春を代表する山菜として有名である[7]。

食用
チシマザサの筍(タケノコ)は5 - 6月ごろに収穫でき、先端の3分の1(10 cmほど)が山菜として食べられている[3][7]。タケノコは、生え際を持って左右に倒すと簡単に折れて採取できる[8]。採れたての新鮮なものは灰汁が少ないので、皮を剥いて灰汁抜きせずに味噌汁や鍋、煮物、天ぷらにしたり[8][4]、生で皮付きのまま焼いたあと、先端から湯気が出たら火からおろして皮を剥いて、醤油を落としたり味噌などをつけて食べたりする[3][9]。収穫してから時間が経つとアクが強くなるため、大量に取れたら保存も考慮して、できるだけ早く皮ごと米のとぎ汁で煮て、水にとって皮を剥く[3][4]。茹でたものはおひたし、あんかけ、田楽、和え物、卵とじ、煮物に、米と一緒に炊き込んでタケノコご飯にと、その利用範囲は広い[3][9][4]。

北海道や富山県では、おでんの具として親しまれている。富山県では、すすたけと呼ばれ、富山おでんの具材として使われている[10][11]。

東北地方ではネマガリダケ(タケノコ)をサケ(鮭)の水煮の缶詰と一緒に煮物にする[3]。煮切った酒を加えた昆布だしでタケノコを煮て、やわらかくなったところに鮭缶を汁ごと開けて、ひと煮たちさせてから塩や醤油で味を調えて作られている[12]。

同様に長野県北信地方と新潟県上越地方の山間部では、ネマガリタケ(長野県側の呼称)またはタケノコ(新潟県側の呼称、姫竹とも)と呼ばれるチシマザサの新芽が採れる時期に、サケではなくサバ(鯖)の水煮の缶詰と一緒に味噌汁にして食べる習慣がある[13]。作り方や材料は各家庭によって違うが、基本は沸騰した鍋の中に、チシマザサと、缶詰から取り出した鯖を入れ、しばらくしてから地元特産の信州味噌あるいは越後味噌を入れ、ひと煮立ちさせて完成する。この味噌汁は、当該地域では春の特産として風物詩として親しまれている。

また産地の一つ青森県津軽地方の山間部で採取されるものはタケノコ(筍)と呼ばれ、当該地域では身欠にしんとワカメのみをともにした素朴な味噌汁として同様に親しまれている。

採取に適したタケノコを食用とする
採取に適したタケノコを食用とする


収穫したタケノコ
収穫したタケノコ


調理例(生姜味噌おでん)
調理例(生姜味噌おでん)

道具の素材
かつては豪雪地の冬の家内作業の一つとして、かんじきや魚籠(びく)、籠などが作られた[8]。チシマザサで作られたそれらの細工物は、堅牢かつ弾力性に富み、根強い愛好者もいるという[8]。

チシマザサは、アイヌ語ではトㇷ゚と呼ばれる。アイヌ民族はチシマザサを鏃の素材として用いた。鏃にトリカブトの根から得た矢毒を塗りこめ、アマッポ(仕掛け弓)に仕掛けてヒグマなど大型の獲物を狩った。また、アイヌ音楽の楽器のひとつ・ムックリ(口琴)はチシマザサから作られていた(現在では本州産の竹が使われる)。

シャープのラジカセでスピーカーに採用されていた「ホロファイン振動板」には、チシマザサの幼稈パルプが用いられていた[14]。

薬用
春の新鮮な葉を採取して薬用にする。葉に含まれる葉緑素を利用し、胃炎への効果を期待して、葉を細かく裁断して水を適量加えてミキサーで青汁を作り、1回量5 - 10ミリグラム (mg)、1日当たり3回服用する民間療法が知られる[7]。葉緑素、ビタミンC・K・B1・B2、カルシウムを多く含むため、血液中の弱アルカリ性化と、葉緑素の胃炎に対する効果が期待されている[7]。また、ササの葉に含まれるサンソッコウ酸による殺菌・防腐作用があるため、食べ物を包むのにも利用される[7]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%B7%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%82%B5

2. 保守や右翼には馬鹿し[265] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年7月03日 22:15:19 : cKliYwbW5s : VDZPbi95enZ2YS4=[2] 報告
<■126行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ネマガリダケとは?味はタケノコ?山菜としての特徴や食べ方を紹介!
2020年5月2日
https://botanica-media.jp/3785

ネマガリダケとは?味はタケノコ?山菜としての特徴や食べ方を紹介!
ネマガリダケ(根曲がり竹)は、茎が根元から曲がっているチシマザサ(千島笹)の若芽のことを指します。ヒメタケ(姫竹)と呼ぶ地域もあり、主に日本海側に分布しているタケノコに似た山菜です。今回はネマガリダケの特徴と味、おすすめの食べ方をレシピと共に見ていきましょう。

ネマガリダケとはどのような山菜?

出典:写真AC

ネマガリダケ(根曲がり竹)は、チシマザサ(千島笹)の若芽のことを指します。根元から茎が曲がっているため「ネマガリダケ」と呼ばれていますが、産地によって異なった呼び方がされる山菜です。一般的なタケノコ(筍)とは違う風味とやさしい味わいがあります。そこで今回は、ネマガリダケの山菜としての特徴と収穫時期、おすすめの食べ方とレシピもあわせて見ていきましょう。


ネマガリダケは、ハチクと見た目がよく似ていますね。一般的なタケノコやハチクと何が違うのでしょうか?違いについても解説します。

基本情報
学名 Sasa kurilensis
科名・属名 イネ科タケ亜科・ササ属
分布 北海道、東北地方から山陰地方の日本海側
高さ 1.5〜3m
旬の時期 5〜6月
正式名称は?

ネマガリダケは、正式名称を「千島笹」という大型の笹の一種です。東北地方から信越地方の雪が多く降る地域では、若芽が地上に出たとき積雪の重みで茎が根元から反り返るように曲がってしまうため「ネマガリダケ」と呼ばれています。他にも、山陰地方では「ヒメタケ(姫竹・姫筍)」、山形県の月山付近では「ガッサンダケ(月山竹)」と呼ばれ、古くから馴染みのある山菜として親しまれています。

「ネマガリダケ」とは通称名です。漢字で「根曲がり竹」と書きますが、竹ではなく笹です。

ネマガリダケの特徴

ネマガリダケは、チシマザサの若芽のことを指します。直径1〜1.5cmほどで長さは20cm程度と細長く、油性マジックペンと同じくらいの太さです。根本は赤紫色、皮は黒緑色をしており、皮をむいて食べる部分は黄緑色をしています。とても細く小さいため、皮をむくとアスパラガスに似ています。切って断面を見ると、中身は白く肉厚で中の節と節の空間が狭いです。

タケノコの味に似ている

チシマザサは笹といっても竹に近い品種であり、味もタケノコに近いことから、ネマガリダケは「タケノコの一種」として扱われています。コリコリした食感で歯ざわりがよいのが特徴です。あく(灰汁)が少なく香りもよく、やさしい自然の味が感じられます。生のまま食べてもエグミを感じません。タケノコの味に似ていますが、さらに繊維が柔らかく食べやすいです。


ちなみに、ネマガリダケは熊の大好物だそうです。野生動物にもおいしいことがわかるんですね。


次のページで「ネマガリダケとタケノコの違い」を見てみましょう。


ネマガリダケとタケノコとの違い

ネマガリダケは笹の一種ですが、竹の若芽である「タケノコ」と見た目や味が似ています。特にハチクと見間違える方も多いのではないでしょうか?そこで、一般的なタケノコとハチクの違いを詳しく解説します。

モウソウタケ(孟宗竹)との違い

出典:写真AC

モウソウタケとは、一般的に「タケノコ」と呼ばれているタケノコの代表品種です。直径10〜15cmほど太く、茶色い皮に細かい産毛があるのが特徴です。日本全国に分布していますが、モウソウタケは寒冷地では育ちにくいため収穫量は少な目です。収穫時期は3〜5月になり、春の訪れを知らせてくれる品種です。ネマガリダケとは、太さも見た目も大きく異なり、早く収穫できる違いがあります。

ハチク(破竹・淡竹)との違い

出典:写真AC

ハチクは、直径3〜10cmと細く、モウソウタケよりも甘みのあるタケノコです。収穫時期は5月中旬〜6月上旬で、耐寒性があるため日本海側に多く分布しています。皮は、赤みを帯びた薄い茶色で産毛が少ないです。ネマガリダケと同じように細長いタケノコですが、皮の色と産毛が違います。収穫時期が重なるため、食べ比べてみるとおもしろいでしょう。


ハチクは、漢字で「淡竹」と書く竹の種類です。「破竹」と書くこともありますが、どちらも同じタケノコです。

ネマガリダケの収穫時期

ネマガリダケは、笹の仲間では最も北部に分布する品種です。北海道、東北、信越、山陰地方など山間部の雪が多く降るところに群生しています。収穫する時期はその地域によって異なりますが、5月上旬から採れはじめ5月中旬〜7月上旬に流通します。

収穫後の下処理


ネマガリダケを生で購入した際は、できるだけ早く調理するか下処理をしましょう。収穫した後は、徐々に風味が薄れアクが強くなっていきます。保存する場合は下処理が欠かせません。すぐに食べない場合は、必ず下処理をしてから水煮保存か冷凍保存をしましょう。

下処理の仕方
下部の硬い部分と上部の先の部分を切り落とします。
縦に切り込みを入れます。
たっぷりのお湯で皮のまま10分ほどゆでます。
ゆで上がったら冷水に浸けます。
冷めたら皮をむき、硬い節を取ります。

ネマガリダケは、あく抜き不要です。手間がかからず使いやすいですね。

収穫後の保存方法

下処理したネマガリダケは、水煮にして保存するのがおすすめです。密閉容器にネマガリダケを入れ、水に浸して冷蔵庫で保管します。こまめに水を交換すると3〜5日ほど日持ちします。密閉容器に過熱殺菌したビンを使うと、長期間保存が可能です。


下処理をした後は冷凍保存もできますが、食感や風味が落ちてしまうため、あまりおすすめしません。


次のページで「ネマガリダケのおすすめの食べ方」をご紹介します。

ネマガリダケのおすすめの食べ方

ネマガリダケは、雪深い山の産地で郷土料理としてさまざまな食べ方がされています。青森県ではタケノコといえば、ネマガリダケを指すほど親しまれている山菜です。皮のまま素焼きにしてもおいしいですが、煮たり、焼いたり、炒めたりと豊富な食べ方があります。ネマガリダケの味を活かすおすすめの食べ方をご紹介します。


山菜は香りが大切です。レシピを参考に旬の味を楽しみましょう!

おすすめの食べ方@たけのこの味噌汁

東北地方や信越地方では、ネマガリダケと鯖の水煮缶を使った「たけのこの味噌汁」が郷土料理として有名です。いつもの味噌汁の具をネマガリダケと鯖の水煮に変えるだけなので簡単に作れます。悩まずにすぐに作れるおすすめの食べ方です。

たけのこの味噌汁レシピ
ネマガリダケを皮ごとゆでます。
皮をむいて半日ほど水に浸けておきます。
鍋にお湯を沸かし、沸騰したらネマガリダケを入れます。
鯖の水煮を汁ごと入れ、出汁と味噌を加えます。
味を調えて、できあがりです。

鯖の水煮を汁ごと入れるのが、おいしく作るポイントです。仕上げに小ネギや溶き卵を入れてもおいしいですよ!

おすすめの食べ方Aホイル焼き

新鮮な生のネマガリダケは、ホイル焼きにするとトウモロコシを焼いたような味がします。ホイルに包んで焼くため、水分を閉じ込めることができ、ぱさぱさになりません。ホイルの中に少量の水と酒を加えて焼くと「酒蒸し」になります。また、塩をふって食べると甘みが増してさらにおいしくなります。

ホイル焼きのレシピ
アルミホイルにネマガリダケを並べ、少量の塩をふります。
水を少量振りかけてアルミホイルで包みます。
オーブンやフライパンで火を通してできあがりです。

ネマガリダケを丸ごと食べると、食物繊維やミネラルなど豊富な栄養もしっかり摂れますよ。

おすすめの食べ方B天ぷら

ネマガリダケの天ぷらは、日本料理店でもメニューになるおすすめの食べ方です。作り方は一般的な天ぷらの作り方とほぼ同じですが、天ぷら衣に青のりを少し加えると、バリエーションが増えて違う味を楽しめます。


天ぷらのレシピ
塩を少量加えたお湯で、ネマガリダケを皮ごとゆでます。
ゆで終わったら、冷水に浸けて冷まします。
冷めたら皮をむいて、半日ほど水に浸けます。
ネマガリダケを縦半分に切ります。
水気をふき取り、軽く薄力粉をまぶします。
天ぷら衣を作り、粉をまぶしたネマガリダケを入れます。
天ぷら鍋の底につかないように、たっぷりの油で揚げます。
衣がカリっとしたら、できあがりです。

揚げ油は170〜180℃が適温です。衣がきつね色になったら完成です。

まとめ
flickrロゴPhoto by ken_c_lo
ネマガリダケは、チシマザサという笹の若芽です。山菜は、あく抜きの手間がかかる場合が多いですが、ネマガリダケはあく抜きを省いて調理できるのがいいですね。風味がよくやさしい味がする山の幸です。旬の時期を逃さず、いろいろな食べ方を楽しみましょう。
https://botanica-media.jp/3785?p=3

3. 中川隆[-12446] koaQ7Jey 2023年7月09日 03:12:24 : QLRGvJQaez : czdXbUlzRGlEWS4=[7] 報告
山菜を食べよう _ チシマザサ(根曲がり竹)
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/856.html

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