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ベトナム集団焼身自殺事件 証言テープはこうして作られた3 投稿者 HEM 日時 2002 年 6 月 11 日 23:34:35:

(回答先: ベトナム集団焼身自殺事件 証言テープはこうして作られた2 投稿者 HEM 日時 2002 年 6 月 11 日 23:33:24)

殿岡 本多氏との裁判のなかで争っている点はいくつかあるんですが、直接マンザック先生と関係してくるのは、先生からいただいたテープのことです。テープについて本多さんは「贋物だ、インチキだ」と主張しているわけです。私がいただいた古いテープは、どういうふうにして先生の手に入ったのか、説明していただきたいんですが。
先生は共産政権からの弾圧をさけるため、ベトナムからまずパリヘ行きました。それからアメリカに行きましたね。そのへんのところ、先生のところにどういうふうにしてテープが米たのか、そしてまた、ベトナムから持ち出すことができたのか、説明してください。
マンザック テープは直接自分で.ベトナムからパリに持っていったんです。
殿岡 そうすると、先生はベトナムにいらっしゃって、テープを自分で持ってパリヘ行ったというのですね。
マンザック はい。ベトナムをたつ直前にテ一ブを受け取り、パリに行って友達のミャン・タイさんに渡しました。

命より大切なテープ

殿岡 今、私と本多さんとの裁判の中で問題になっているのは、本当に自殺したお坊さんのところで録音したんじゃないという本多氏側の指摘です。「これは本物じゃない。つまり、死んだ人たちの声明とお祈りを現場で録音したものではない」というんですが。そもそも、どうやってこのテープをべトナムで手に入れたのですか。
マンザック 私がベトナムから脱出したときに、ベトナムにいるお坊さんたちからこのテープを預かってフランスにいるミャン・タイさんに渡して下さいといわれたんです。それで脱出する間はずっと持っていたわけです。
殿岡 ベトナムでこれを仏教の信者から受け取ったとき、その内容についての説明を聞きましたか?
マンザック だいたい、この事件については、ベトナムですでに何回も何回も聞いていました。テープを受け取ったときには、すでにお寺のお坊さんたちが集団自殺したといヶ内容はわかっていたんです。
殿岡 ということは、このテープを受け取った時、その事件を録音したテープですと説明されたわけですね。
マンザック そうです。
殿岡 先生はもちろん、ベトナムにいる間にこの録音テープを聞いていると思います。あるいはパリでもアメリカでも聞いていると思います。先生はこれが本当に自殺する人たちが、死ぬ前にお祈りしたのを録音したものだと信じましたか?
マンザック 私だけでなく、それを聞いた人はみんな事実だと思いました。
このテープの存在があきらかになった経緯について、もっと説明させて下さい。この事件が起こったときは、ベトナムにいるお坊さんたちが関係資料を集めてパリに送って、そこで記者会見が行われてたいへん話題になったんです。それは共産圏各国の政権にすごくショックを与えたらしい。
パリにいた人は、どのようにしてこの資料を手に入れたのかというと、ベトナムを出国した人達が、それを靴の底に入れて隠して持ち出したんです。それでパリについてから、そのままミャン・クイさんに渡したんです。
殿岡 その人達は合法出国したわけですね。
マンザック はい。そのもう少しあと、靴に資料を隠していたのがばれたんです。だからそのあと出国した人は、みんな靴をチェックされたそうです。
この記者会見があって大きな反響となって世論が盛り上がり、ハノイの政府関係者のグルーブがサイゴンまでこの事件を調査するために派遣されたんです。それは政府の調査グループですね。政府は仏教関係者にこの調査団に代表を入れるように要請し、仏教の教会から三人、北部、中部、南部の代表者が入っていました。
このグルーブがカントーに入ったときは、仏教の教会の人たち三人は高級ホテルに泊めさせられたんです。彼らにはサイゴンからごちそうがヘリコプターで運ばれた。この三人は、かつてこんな待遇を受けたことはなかった。そのあと、この仏教関係の人は最終的に資料を作るときに、事件は「宗教が原因じゃない、殉教じゃない」という贋物の資料にサインするようにいわれ、彼らは断ったんです。なぜかというと、調査だというのに、現場(お寺)にいかなかったからです。それで不審に思い、サインしなかったのです。このとき、共産政権の人たちは仏教関係者が独自に調査するのを断ったんです。それで結局彼らをホテルから追い出したんです。
それで彼らはカントーにある小さなお寺にしばらく泊まって、今度は質素な暮しをしたんです。そのとき、テイク・フエ・ピエン師の弟子がこのテープを調査団の仏教関係者に「これが事実です」と、テーブを渡したんです。
殿岡 お寺の信者がこのテープをもってきたわけですね。マンザック 彼女は「このテープは自分の命より大切だ」といったんです。もしこの調査団がずっとホテルにいたら、ここにテープを持ってくることはできなかったでしょう。ホテルには公安関係者が見張っていたから。
殿岡 このテープは、信者が事件のあった当日お寺で録音して、調査団の人に秘密で渡したということですね。
マンザック 録音したのはこの中に泣き声が入っている一人の女性です。テープを調査団に渡したのはこの人物です。
殿岡 でも、その人は自殺しなかったんですか?
マンザック いや、死んでいないです。お坊さん、尼さんは十二人死んだ。信者は一緒にお祈りしていたんです。
殿岡 録音した人の名前とか年齢はわかりますか?
マンザック ガーさんという女性です。このテープに泣き声がはいっています。

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