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戦後精神と英霊への弔い 投稿者 書記長 日時 2002 年 10 月 10 日 17:05:00:

(回答先: 日本国の正体 投稿者 イカ 日時 2002 年 10 月 09 日 19:22:39)

 1941年の暮れ、アメリカはイギリスやロシアがドイ
ツの手に落ち、全ヨーロッパがナチスに占領される前に何
とかドイツに対して宣戦布告をしなければなりませんでした。しかし、当時のアメリカの世論はヨーロッパの戦争に
は介入するべきでないという意見が圧倒的でした。ドイツ
と軍事同盟を結び、中国や満州の権益や主権のあり方をめ
ぐって対立していた大日本帝国とアメリカが戦争状態に入
れば、自動的にドイツと戦争状態に入ることができるとい
う考えがアメリカ側にあったのです。 
 要するにあの当時アメリカ合衆国ははっきりと日本と戦
争をはじめる断固たる意思を持っていたので対米開戦は避
けられなかったと思うのです。
 以前の投稿の繰り返しになりますが、客観的に言ってあ
の戦争はアメリカの主導によってはじめられたもので、日
本は近代国家システムが耐えることのできない条件を次々
と突きつけられていたのです。
 中国戦線についても共産党と国民党の度重なる残虐な挑
発があったのです。
 そういう成り行きの中で戦争に巻き込まれ戦死していっ
た人々に対して「あなた達は政策ミスで死んでいったかわ
いそうな人達だ。あなたたちは過ちを犯したが我々は同じ
失敗をしない。」と言うのは供養になっていないと思いま
す。
 特に「死んだのがかわいそう・悲惨」は禁句だと思いま
す。彼らはそういう言葉とはむしろ反対の言葉を信じたり
公的な場所で口にしたりして戦場に行ったのですから。
 何年か前カンボジアの民間NGO活動家が殺された時、
その若者の父親がテレビ会見の中で少しも「かわいそう」
と口にしなかったということがあります。それで「この人
は父親としておかしいんじゃないのか」とか「なんて非常
識で冷たい父親なんだろう」とかワイドショーなどで非難
されていましたが、口にしないのが当たり前です。私は当
時ものすごくテレビや身近な人のそうした非難に違和感と
反感を覚えました。西部ススムも同じようなことを雑誌に
書いていました。
 危険な場所へ死を覚悟して自分の信念や大義の為に赴い
た息子が殺された時、父親たるもの「ああ死んでかわいそ
うに。なんて悲惨なんだ。行かなければ良かったんだ。」
と息子に対しても世間に対しても言えるはずがないではあ
りませんか。少なくとも公の場所では、息子が公に対して
示した姿勢・発言に合わせた発言をすることが息子に対し
ても世間に対しても礼儀にかなっています。
 戦後しばらくすると多くの日本人にはそんな当たり前の
ことすらわからなくなっていたのです。
 その父親は2・3年後自殺しましたが、マスメディアは
ほとんど取り上げなかったそうです。西部はマスコミは自
分たちに都合が悪いと思ってそうしたのだろうと言いました。
 また、社会的な生き物である人間にとって私的な利己的
な感情と社会的な理想的な言葉との両方が同時に本心であ
るということもあると思います。
 何にせよ、兵士たちの社会的立場から期待された「公的
な発言」・「公的な振る舞い」は、死者とか人間性そのも
のへの礼儀という観点からは、表面的に現れた通りに評価
し扱うべきなのです。
 つまり、「しっかり死んで来い」「逃げるくらいなら、
捕まるくらいなら死ね」「死を避けて我々と自分に恥をか
かすな」と言って銃後の人々が兵士を戦地へ見送り、兵士
たちもそれらの言葉を少なくとも表向きはそのまま自分た
ちのスローガンとした場合、後になって「死んでかわいそ
うに、悲惨だ、行かないで欲しかった」とは言ってはいけ
ないのです。
 これは兵士たちやその家族の一人一人の思いとは関係の
ない話です。社会を守るために個人は危険にあったり死傷
するという性質もしくは建前をもった戦争というものでの
死者への弔いは、家族や兵士の(想像された)私的な思い
を基準になされてはいけないのです。
 万歳突撃というのはおそらく建前上は、捕虜になること
を選ばずに自ら戦死を選択することによって、神の国の栄
光を高めそれを現実の世界に表出するということになって
いるのだと思います。だから「万歳」といっているのでし
ょう。ですから、一応彼らへの弔いの言葉としては、「か
わいそうに」ではなくて、「期待された通り・ご自分の言
葉通り栄光を表すことができて良かったですね」が正解と
いうことになる。このことは根本的には普通の戦死者にも
当てはまるので、大東亜戦争の英霊に対する弔いの言葉は
基本的にはそのようなものにするべきではないだろうか。

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