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HIV感染症/AIDSとコンドームの問題 > 『サイバーX AIDSの虚像と真実』について 投稿者 佐藤雅彦 日時 2002 年 5 月 05 日 22:52:34:

(回答先: Re: 『サイバーX AIDSの虚像と真実』について 投稿者 ええっ!? 日時 2002 年 5 月 05 日 09:35:23)

「ええっ!?」さんの次のご指摘について――
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http://asyura.com/2002/health1/msg/181.html
HL1 181 2002/5/05 09:35:23
投稿者: ええっ!?
e-mail:
題 名: Re: 『サイバーX AIDSの虚像と真実』について

そういう陰謀はまず、存在しないので心配しなくてよいということでよろしいのですね。
で、あらためて、コンドームはAIDS予防(HIV予防ではない。)には有効では無いという解釈でいいんでしょうか。
私はゲイで、使いたくも無いコンドームをAIDS予防のためだけに使用してきました。
もう着けなくてよいのですね?。

参考投稿番号: http://asyura.com/2002/health1/msg/180.html
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 「HIV=AIDS単一特定病因説」の科学的欠陥と虚構性に対して疑義や異議を
唱えている科学者は、デューズバーグだけではありません。さまざまな医学・
生物学分野の科学者たちが、それぞれの専門分野において、この主流派の病因論
神話の破綻を指摘しています。

 AIDSが突発出現した当時、これは「ゲイだけを選択的に“抹消する”ために
開発された生物兵器ではないか」という風説が流れたものですが――そして当初
この「ゲイだけを遅う致死性の奇病」と認識されていた病気は(AIDSではなく)
「GRID」(ゲイ関連免疫病の略語だがこのままだと鉄格子を暗示させる)と呼ば
れていたわけですが――そのうちハイチからの移民や血友病患者にも同じ症状が
見つかり、ゲイ特有の病気でないことが判明して病名が「GRID」から「AIDS」
(後天性免疫不全症候群という大雑把で不正確な学名だが政治的には「支援」と
いう“人道的”な活動を暗示するトリッキーワード)へと変更されたという経緯
があります。

 HIVとよく似たレトロウイルスに「成人性T細胞白血病(ATL)ウイルス」という
のがあり、これは日本でHIVよりも前に発見されたのですが、ATLウイルスのキャリアー
(保有者)は東北日本と南西日本に集中しています。この知見から、(おそらく朝鮮半島
からの)渡来人がやってくるまえの先住民がこのウイルスに感染症していたのではないか、
という人類学的な仮説も出されていますが、一方、「我こそはヒトのレトロウイルス発見
の大御所なり」と宣伝してきたロバート・ギャロ(フランスのパストゥール研究所による
HIV発見の成果を横取りしてデータをでっち上げてレーガン政権の政治経済的思惑を利用
しながら「HIVの最初の発見者」というニセの名誉を掴んだ米国・国立癌研究所の学者)
は、ATLウイルスに、自分たちの作り出した命名法を当てはめ――つまり名前を支配した
者が研究カルトの支配権を牛耳れるというわけです――自分たちがATLウイルスの世界的
中心権威であるかのような擬装を行なってきました。そのギャロ博士、ATLキャリアーが
なぜ南西日本に集中しているか、について、こんなトンデモ学説を唱えていたのです。

「ATLは元来はサルが保有していたウイルスだった。しかし、日本の鎖国時代に、長崎の
出島にサルをペットに連れてきた外人がいて、日本人がそのサルと獣姦を行なった。これ
によってサルのATLウイルスが日本人に伝播し、日本人同士の性交渉で南西日本一帯に
広まった。」

 なんてファンキー(笑)な仮説でしょう! しかし、このギャロ博士の荒唐無稽の説は、
「あのHIV発見者のギャロ博士の説だから本当かも知れない」という低次元の根拠によって
80年代には西洋のアカデミッシャンの一部で信奉されていたのです。

 HIVの発見をめぐってギャロたちが詐欺行為を働いていたことは、80年代半ばから90年代
の時期に確認され、いまや議論の余地のないことです。


 AIDSはレーガン政権になった途端に出現した疾病でしたが、米国のゲイ嫌いの保守派
が同性愛者を弾圧したいと望めば、ややこしい“生物兵器”など使わずに法律や社会制度
を使ったハラスメントで弾圧できたでしょう。

 私は、米軍が免疫不全ウイルスの製造開発を企てていたことは大いにあり得ると考えて
いますし――この辺のことは『サイバーX バイオの闇』の「心理戦兵器としての古典的
細菌」と題する炭疽菌スキャンダル追跡記事の資料に載せたのですが誌面の都合でぜんぶ
割愛されました――そうした生物兵器が使われたり、今後使われる可能性も高いと考えて
います。しかし現時点においては、アフリカその他の「AIDS」と呼ばれるものも、特定の
ウイルス(=HIV)の感染によるもの、というより、むしろ栄養失調や公衆衛生上の不備
など複合的な要因で蔓延している可能性が高いと見ています。

 そもそも、HIV検査で「陽性」反応が出る“HIV以外の要因”が60種類以上も報告されて
いるわけで、HIV検査の結果が何を現わしているのか、本当にHIVに感染していると判断して
いいのか、という最も基本的で切実な問題自体が、非常に怪しいのが現実なのですから。


……ところでコンドームの問題ですが、政府は意図的に全体像を語ってきませんでしたが
日本の「AIDS患者」の大部分が輸血製剤によって――つまり厚生省と製薬会社によって――
犯罪的に生み出されたものであることを、まず認識すべきです。(ならばこの「薬害AIDS
患者」は本当にHIVに感染して現在の結果になっているのか、という極めて政治的でややこしい
問題が出てきますが、これについては、AIDSの病因論をきちんと再検討すべきだと、私は
考えています。私が紹介した「HIV=AIDS単一特定病因論」批判が、殺人官庁・厚生労働省
を擁護する手段に使われるのはまったくもって不本意です。『サイバーX 狂牛病』で紹介
したマーク・パーディの「プリオン病因説によらない狂牛病病因仮説」が、無責任官庁の
農林水産省を擁護するのに使われるのも、不本意なのですが……。しかし、仮に「薬害AIDS」
がHIV以外の病因で起きていたとしても、「HIV単一特定病因」ドグマを崇拝して医療体制
を作ってきた厚生省は、そのドグマの枠組みのなかで、やはり有害な不良薬物を使わせていた
ことになるので、その責任は免れ得ないはずです。)

 「HIV=AIDS単一特定病因」説を徹底的に否定し、HIVの実在さえも疑わしいと指摘してきた
オーストラリアの医学者たちは、AIDSが酸化ストレスによる免疫細胞の破壊によって起こると
いうオルタナティヴ仮説を提唱しています。これは非常に説得力のある仮説なのですが、
彼らとて、肛門性交によってこうした“後天性免疫不全症候群”(つまり文字どおりのAIDS)が
生じる危険性は警告しているのです。

 性交は、生物学的にも生化学的にも、身体にストレスを与えます。(ただし「ストレスは全て
悪である」という考え方は間違っていますが。) 性行為感染症による心身のダメージは
一般に考えられているより深刻ですし、AIDSだけが性行為感染症ではないわけですから、
コンドームを含め防御策はとるべきだと、私は考えます。 仮に主流派のドグマである
「HIV=AIDS単一特定病因」仮説が正しいとしても、そしてHIVというウイルス粒子が
ほんとうに実在しており、オーストラリアの科学者たちの異議がその点ではずれていた
としても、主流派が宣伝してきた“HIVの感染力”は、他のさまざまな性行為感染症の
病原体よりも遙かに微弱ですし、ありふれた性行為感染症とて病気の苦しさはAIDSに
劣らぬものがあるわけで、その意味でもAIDSだけを特別視するのは間違っていますし、
できるだけの防御策をとって自分とパートナーの健康を守るべきです。

「gaysm@freeml.com」さんのご要望について――
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http://asyura.com/2002/health1/msg/182.html
HL1 182 2002/5/05 09:41:24
投稿者: gaysm@freeml.com
e-mail: gaysm@freeml.com
題 名: Re: 『サイバーX AIDSの虚像と真実』について

どうかゲイのMLで説明してください。
彼らも困っています、HVSコンドームは感じない
boyscom@freeml.com
gaysm@freeml.com

参考投稿番号: http://asyura.com/2002/health1/msg/181.html
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 私には「ゲイのMLで説明」する義務はありません。どうか、心配な人は自分で資料に
あたって考えてほしいのです。コンドームが「感じなくて」イヤなら、しないという自己
選択もあるわけです。ただし当然、それによる各種の性行為感染症のリスクは高まりますよ。
世の中はそんなにウマイ話ばかりじゃないわけで、性行為の快楽にはそれなりのリスクも
伴うのですから、その辺りは自分でよく考え、パートナーと話しあうべきだと思いますが。

 とりあえず、『サイバーX AIDSの虚像と真実』をお読みになり、そこに示されている
参考文献(残念ながら全部英語ですが)に当たっていただきたい。それから、栄養療法に
ついては『エイズ栄養療法』(現代書館)をお読みになって下さい。

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