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中国に対する政治的圧力の意味は分かったのですが・・・ 投稿者 I-MAC 日時 2002 年 4 月 27 日 23:55:41:

(回答先: Re: 日本もですが中国とロシアはイスラム圏の次の大きな標的 投稿者 I-MAC 日時 2002 年 4 月 26 日 02:34:49)

こんにちは、あっしらさん
ひつこくて申し訳ないのですが、もうすこしお付き合いください。

>「イスラムを精神的な拠り所にするだけで国家統治は“近代法”に基づくもの」は、建前は民主主義
>政治体制であっても、本音は金融=経済支配
そういうことですか。ということはもし仮にイランがこのまま、イスラム的な民主主義政治体制になったとしてもアメリカは敵対行動を続けるということですね? 

>主要需要地の港(パキスタンやインド)から、例えば、東南アジアなどに船積みするのは
>合理的ですが、イランをスルーして船積みし、そしてインドへというのは不合理です。
すみません、『タリバン』が手元になかったので適当なことを書いてしまいました。
確か、ラシッドはイラン経由ヨーロッパ行きの中央アジアのガス輸送パイプラインのことを書いていたように思います。現状ではロシアが圧倒的に優勢ですから。

>英米資本・・・パイプラインの敷設が始まり部分的な開通
知りませんでした。どのルートを通っているのですか?

>中国は、シンチアンウイグル自治区のタリム盆地で開発を進め、
>沿岸部まで3千Kmのパイプラインを引こうとしています。
ラシッドもこの点を指摘していました。素人考えなのですが、これは中国におけるマラッカ海峡の重要度の低下、つまりエネルギー的に自立することで、欧米の影響から抜け出すことを睨んだものなのでしょうか。

>華人に経済を支配されている現実
>シンガポールも、90年代に入ってからは積極的な対中投資
>台湾も、中国なくしては経済が成り立たない状況
確かにハンチントンもその点を重視していたようですし、華僑ネットワークは重要な存在だと思いますが、ぼくはアイデンティティ・ポリティクスの方を重視します。東南アジア諸国内の多様なポリティはそうやすやすと中国につくことを許さないと思います。

>韓国は微妙
そうでしょうか、韓国の次期戦闘機選定ではF15Kが選ばれました。韓国内ではアメリカの外圧だということで物議をかもしたようですが、この選定は要するに韓国はこれからもアメリカについていくというサインじゃないでしょうか?

>北朝鮮との軍事的衝突を避けることに必死
それはもちろんそうでしょう。一番最初に破壊的な打撃を受けることになるのは韓国なのですから。
その次に攻撃を受けるのは日本だというのに、政府はいったいなにを考えているんでしょうね。

>挙動不審
いやこれはしゃれですよ。「先行者」とか、「36時間?綱渡りし続ける人」とか、「オリンピック選考委員訪中時、芝を緑に見せるため緑のペンキを枯れた芝にかける」とか、たまにぼくはあの国は壮大なネタなんじゃないかって思うときがあります。
たしかに日本は他のアジア諸国にとって不気味な存在でしょうね。中国に付くのもいやだけど、どっちに行きたいのかはっきりとは分からない日本も、いまいち信頼するに値しないと思われているような気がします。靖国に首相が行っている時点でもうどうしようもない気がします。ましてや昭和天皇記念館建設計画にいたっては・・・。

>“お約束”
日本はジュネーブ条約も知らないんじゃないですか?

>改憲が必要
ぼくはもう攻めてくる国なんてない、もしあったとしても「低強度紛争」かミサイルが飛んでくるぐらいのものだから、「低強度紛争」の場合はまあ海上保安庁をもうすこし強力にして、対ゲリラ部隊をつくるぐらいで(ミサイルが飛んできたときは、もうどうしようもないからあきらめる)自衛隊なんていらないって思ってますけどね。

>竹島・尖閣諸島
尖閣はどういう経緯なのかは知りませんが、竹島は韓国の領土だと思います。

>餌は新しい魚を釣るために使うもの
そうでしょうか、少なくとも日米安保はアメリカの世界戦略で重要な地位を占める限り、存在し続けると思うのですが。

>19世紀の清と英国の関係
それを現在の中国とアメリカの関係に置き換えてみるのはどうかと思います。
19世紀といえば植民地主義ばりばりの時代で、イギリスはあわよくば清を植民地にしようと狙っていたでしょう。今のアメリカと中国では、そこまで露骨な関係には成らないでしょう。
たとえば日本はインドネシアでとんでもない工場を建てて汚染物質を流しまくりましたけど、そんなに大きな問題になりませんでした。

>「政治的揺さぶり」というのは、「文明国として振る舞うべき基準」を示すということです。
>ことあるごとにそれを示すことで、中国の政治的態度を修正しようとしているのです。
そういうことですか。やっと分かりました。確かに中国向けにそういう戦略は効果的ですね。
この間でた『天安門ペーパー』とかもそういう関係で出てきたものなんでしょうね。
ただ
>第二義的には米国自身を含む「文明諸国民」に中国敵視意識を持たせること
>自国の軍事力強化=軍事産業(金融)活性化
>必要であれば行う政治的介入や部分的な軍事介入の正当化ができる土壌
っていう内向きの論理は、また元に戻ってしまうのですが、中国の警戒心を強めるだけのような気がするのです。下手をすると、経済的な侵入もとめられてしまい、本末転倒してしまう恐れもあるのではないでしょうか。
>価値観の全面的な衝突を招く恐れがあるもの
であるからこそ、ぼくのような一般市民ですら見えてしまうような露骨な圧力は逆効果ではないかと思うのです。

>発祥の地であるギリシアは、長いイスラム帝国の支配で弱体化しEUにも加盟
最近、ロシアと軍事協定を結んでましたね。

>西欧的近代価値観とイスラム的価値観の対決という構図
国対国の関係ではないのですが、アメリカには600万のムスリムがおり、ヨーロッパの場合は1100万のムスリムがいるそうです。つい最近のフランスの大統領選でのFNや、ドイツでの保守の躍進に見られるように、国内での価値観の対立もかなり深刻になっているようですね。

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