<■75行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> 「音楽&オーディオ」の小部屋 百花繚乱のソプラノ歌手たち 2023年08月23日 https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/720485fa89087774d9f384822321a044新しいテレビがやってきて我が家の音楽環境が一変したのは先日、投稿した通り。 ちょっと「くどい」かもしれないが、書かずにはいられないほど素晴らしさを満喫しているので続編を〜(笑)。 題して「百花繚乱のソプラノ歌手たち」・・。 昔から大好きなモーツァルトの宗教曲「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ K165」は「ソプラノ歌手と小編成の管弦楽団」という素朴な組み合わせだが、日本ではそれほどポピュラーな曲目ではなくどんな演奏会でもプログラムに入っているのをこれまで見たこともないし、聞いたこともない。 ところが、「You Tube」のテレビ画面でこの曲を検索してみると、ずらっとこの曲のアルバムが登場してくるから驚く。 欧米ではこの曲が中世風の素敵な小ホールで、まるで当たり前のように数限りなく演奏されていることにショックを受けた。宗教音楽がとても身近に鑑賞されている! で、たくさんのソプラノ歌手たちの歌唱を次から次に楽しませてもらったが、その中でも特上だと気に入ったのが次の2名の歌手。 「Stefanie Steger」 はじめて聴く歌手だったが、声の張りといい、伸び具合といいたいへんな逸材ですね、おまけに見てくれもいい。もう、ぞっこんです(笑)。 そして、次は「Arleen Auger」(アーリーン・オジェー) いかにも落ち着いた佇まい、自信に満ち溢れた表情のもと、その揺るぎない歌唱力に感心した。こんな歌手がいたなんて・・、大発見である。 急いでネットでググってみると、エ〜ッ・・、1993年に59歳で鬼籍に入っていた! まだ若いのに惜しい・・。 ほかにもありまっせ〜。 歌劇「死の都」(コルンゴルド作曲)はそれほど有名ではないが、その中の曲目「マリエッタの歌〜私に残された幸せは〜」は名曲中の名曲で、何度聴いても胸が熱くなる。 この一曲だけで「死の都」の存在価値があると思えるほどで、ほら、歌劇「カバレリア・ルスティカーナ」もあの有名な「間奏曲」で持っているのと同じようなものかもね〜。 で、「マリエッタの歌」も演奏会のプログラムに頻繁に登場しているようで、次から次にいろんな歌手が楽しめる。 シュワルツコップ、ミゲネス、オッター、そして日本人の「中江早希」も十分伍しているので楽しくなる。 名前は不詳だがこの歌手も大変良かった。 こうして、次から次にお気に入りのソプラノ歌手たちがタダで発掘できるのだから、もう時間がいくらあっても足りない(笑)。 そういえば、昔の演奏会のプログラムは「ソプラノ」が中心だったんですよねえ。 裏付けるために、ずっと以前のブログから抜粋してみよう。 図書館から借りてきた「クラシック名曲全史」に目を通していたら、興味深い資料があった。 ✰「1783年のモーツァルトの音楽会のプログラム」 いわば240年前の「音楽会」の演目なので極めて珍しい。 モーツァルトは1791年に35歳で亡くなったので、換算すると27歳のときの演奏会になる。 ウィーンで開かれた演奏会のプログラムの内容はこうだ。 1 序曲「ハフナー」交響曲 2 オペラ「イドメネオ」よりアリア(ソプラノ) 3 ピアノ協奏曲K415(モーツァルト演奏) 4 オペラのシェーナK369(テノール独唱) 5 「ポストホルン」セレナードの協奏曲楽章 6 ピアノ協奏曲K175(モーツァルト演奏) 7 オペラ「ルーチォ・シッラ」よりアリア(ソプラノ) 8 モーツァルトのピアノ独奏 9 オペラのシェーナK416(ソプラノ独唱) 10 終曲(序曲の終楽章) 解説によると、当時の音楽会の目玉演目はいつも声楽であり、注目されるのも声楽家たちだった。 1番と10番はオーケストラだけの演奏で、まだ電気も発明されておらず普及していない時代なので1曲目の序曲は開幕のベル代わりであり、最後の10曲目にあたる終曲は終了の合図だった。 つまり交響曲はベル代わりで「前座」のようなものでありコンサートの華は歌曲だった。 以上のとおりだが、コンサートの華が歌曲だったということに大いに興味を惹かれる。人の声(ボーカル)は昔も今も変わらない「最高の楽器」なのでしょうね。 我が家の音楽鑑賞においても中心となるのはやはりボーカルだが、その再生は簡単そうに見えて実はオーディオ機器の欠点を洗いざらい白日の下にさらけ出す手強い難物でもある。以下〜略〜。 以上のとおりだが、「You Tube」を通じて欧米のソプラノ歌手たちの充実ぶりに感心すると同時に、我が家のオーディオシステムの対応力にもこの上なく満足していますぞ!(笑) 最後に、モーツァルトの名曲で誰もがウットリする「ラウダーテ・ドミヌム K339」(讃美歌)を歌ったこの歌手にも惚れ込んで毎日、「目」と「耳」の保養をさせてもらってま〜す(笑)。 どなたか、名前を知っている方は教えてくださいな〜。 https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/720485fa89087774d9f384822321a044
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