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映画「雪国」 1957年 監督:豊田四郎 出演:岸惠子、池部良
http://www.asyura2.com/23/ban11/msg/628.html
投稿者 中川隆 日時 2024 年 3 月 29 日 20:10:16: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 白樺が生育できない湯沢駅近くや岩原、中原、石打のリゾマンは絶対に買ってはいけない 白樺が生育できる所はリゾート地、白樺が… 投稿者 中川隆 日時 2024 年 3 月 29 日 13:46:44)

湯沢町も1960年頃までは何メートルも雪が積もる本当の雪国だったんだよね:
映画「雪国」 1957年 監督:豊田四郎 出演:岸惠子、池部良
思わず、これが同じ日本なのか?!と目を見張った逸品
この作品は、言うまでもなく、ノーベル賞作家・川端康成の名作を映画化したものだが、大家が描く男女の心の機微よりも、むしろ、私には昭和初期の習俗を余すことなく映し出したことの方が印象深かった。

即ち、「同じ日本なのか?!」とさえ思わせられるほどに衝撃的であると同時に、新鮮でもあったのである。

見上げるほどに降り積もった雪。

その雪の中に、多くの人たちが暮らし、多くの子供たちが、見たこともない祭りに興じている。

その一方で、男がふらりと田舎町の宿屋に宿泊すれば、いきなり、「芸者を呼んでくれ」と言って普通に女を抱けるという現実と、自分の想いとは別に、生きていくためには心を切り離さねばならないヒロインの現実・・・。

作品自体は、後半、少々、間延びしたような観がなきにしもあらずだったが、それらの悲哀を余すことなく描きったという点では十分に堪能できたように思う。

配役陣という点では、何と言っても大女優・岸恵子の、「可愛い」駒子役が圧巻であったろう。

役柄、酔っぱらう姿が多かったが、本当に酔っぱらっているようにしか見えなかったし、自分の感情と、どうにもならない現実との間で身を焦がす姿も他の女優とはひと味もふた味も違うものがあったように思う。

島村役は池部良でも佐田啓二でも大差なかったかもしれないが、岸恵子の駒子役だけは、圧巻であったように思える所以である。

▲△▽▼

映画「雪国」1957 動画
https://ok.ru/video/2378136750702



名作『雪国』が生まれた宿 - YouTube動画
2015/06/23
https://www.youtube.com/watch?v=Y2ZYRKf01U0

説明 名作『雪国』が生まれた越後湯沢の宿「高半」、昭和9年〜12の間に5度にわたり川端康成氏がここに滞在した。小説の中に出てくる「駒子」は当時「松栄」の名で芸妓をしていた彼女がモデルだ。

結婚後の本名小高キクさん、大正4(1915)11月23日三条市生まれ。1999年1月末没だった。昭年(1934)新緑の頃5月、19歳の時初めて川端康成当時35歳と出合っている。

後に、本が出版された時、小説の中の「駒子」って、これあなたのことではないのと、周りから指摘されて初めて知る。「相当癇に障ったという」。先生からの詫び状と生原稿と色紙を「松栄」さんに送ったのだが、25歳で芸者を辞め湯沢を去る時、日記と供に焼き捨てたという。

「小説とはいえ、あれは殆ど実際の話なんです」と夫久雄氏に語られていたという。若かった「松栄」さんは早く先生に会いたいばかりに、雪の深い崖をよじ登って部屋へ行ったそうです。寝てるうちから火をおこしたり、いろいろ世話をしてね・・・。純粋で大変な情熱家なんですよ。家内の持っていた『雪国』には、気に入らない箇所に、”こんちくしょ”なんて書き込みがあった。感情を直接ぶっつけていたんですね。

高半ホテル文学資料室にて「週刊新潮記事より」


▲△▽▼


小説「雪国」の世界/雪国の宿 高半(湯沢町)
http://www.youtube.com/watch?v=RDqGweTZEzM

川端康成先生が愛した温泉/雪国の宿 高半(湯沢町)
http://www.youtube.com/watch?v=4fStMeIhWEc

越後湯沢ニュース「高半」冬景色.MOV
http://www.youtube.com/watch?v=7DPNnHrd_L4

DMC-ZX1 HD 越後湯沢湯元 高半からの眺望
http://www.youtube.com/watch?v=hPzy4rSpSmU

DMC-ZX1 HD 越後湯沢湯元 高半からの日没後眺望
http://www.youtube.com/watch?v=K183QhWfg_Q

2013年1月7日 越後湯沢「冬風景」
http://www.youtube.com/watch?v=Bb8I_VvFjNU

越後湯沢ニュース「雪景色」
http://www.youtube.com/watch?v=0WKXvoyo9k0


松栄。駒子のモデルとなった女性

http://odori.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_830/odori/DSCF6448_640.jpg?c=a1
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA%E5%9B%BD_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)


昭和初期の高半旅館。
http://ameblo.jp/naruru8854/image-11506027175-12490281812.html


川端康成が滞在し執筆をつづけた『かすみの間』

http://odori.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_830/odori/DSCF6414_640.jpg?c=a0
http://ameblo.jp/naruru8854/image-11506027175-12490281645.html
http://ameblo.jp/naruru8854/image-11506027175-12490281647.html
http://ameblo.jp/naruru8854/image-11506027175-12490281646.html  

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コメント
1. 中川隆[-11067] koaQ7Jey 2024年3月29日 20:16:04 : dbbSjGlErU : VTJVNVZ2aUc3SmM=[10] 報告
<■116行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
湯沢町も1960年頃までは何メートルも雪が積もる本当の雪国だったんだよね:
映画「雪国」 1957年 豊田四郎/監督 川端康成/原作
出演: 池部良, 岸恵子, 八千草薫, 森繁久彌

思わず、これが同じ日本なのか?!と目を見張った逸品
この作品は、言うまでもなく、ノーベル賞作家・川端康成の名作を映画化したものだが、大家が描く男女の心の機微よりも、むしろ、私には昭和初期の習俗を余すことなく映し出したことの方が印象深かった。

芸者・駒子を演ずる岸惠子が、思いの外に色っぽいと読み解けたら、この映画、一段と面白くなる。セックスシーンこそ無いが、島村(池部良)を前にした駒子は可愛く濡れている。

  画家の端くれと言う島村は、この雪国にスケッチのため、一人東京からやって来た。そして宿で芸者の駒子と出会う。出会ってすぐに互いの心はひとつとなった。そんなふたりの気配が部屋に満ちる様子を、酒を持ってきた宿の女中役・浪花千栄子が的確に演じてみせる。

  翌日の夜、宿の大広間の宴会は地元の芸者衆で盛り上がっていた。助っ人の駒子は酔っぱらっている。酔わないと島村の部屋に行く勇気が出ない。そんな一方的な熱い心を抱えて駒子は宴会を抜け出し島村の寝ている部屋へ入った。そこでのふたりのやり取りは、この映画で一二の見せ場だ。大胆な一方でその気持ちを自身の心の内に引きもどす駒子と、小悪魔的魅惑に翻弄されていく受け身な島村。そしてふたりは夜明けを迎えた。


そんな回想シーンを懐かしく思い返すふたりは、年の瀬迫る炬燵に入っている。そのうち島村が、「風呂に入ってくる」と、ひとり廊下を伝い脱衣所で帯を解こうとするその時、後ろから突然に駒子が、「あたしも入る」と言うやいなや帯を解き始める。驚く島村。風呂に入ってからの駒子も艶めかしい。

  初めて島村がここを訪れた時に、山で取って来たアケビを部屋の花瓶に生けるが、初対面の駒子がこのアケビの実を少し食べる。このアケビの実の隠喩・・・。またそのあと、紅が付いた盃を美しいと言い、それを厭わず口紅が付いたままの盃で駒子の酌を受ける島村、その態度にドギマギする駒子。ことほどさようにこの映画には、そんな色っぽいシーンがある。

ところが、「あんたなんか、東京へ帰っちゃいなさい」と駒子はたびたび島村に言う。年に一度の逢瀬。ふたりの愛は結ばれない。島村は東京に妻がいる。駒子の事はばれている。

  だが、「雪国」は島村と駒子の愛を描くだけではない。

  駒子と年下の葉子(八千草薫)は、それぞれ貧しい農家の子であったが、共に三味のお師匠の養女として育てられた。

  その後、駒子は芸者見習いから芸者となり、年配の旦那を持つ身となった。それは年老いてしまった養母と病を患うその息子の行男を養うため。養母と行男が住む家も、旦那の世話によるものだった。背負うものが多い駒子であった。

  幼なじみの行男は駒子のことが好きだったが、駒子はそうでもなく、むしろ密かにだが葉子の方が彼を愛していた。だから葉子は駒子を憎んでいた。島村を駒子から奪ってしまいたい、そんな邪念を葉子は抱くようになって行った。

  駒子の妊娠と旦那からの離縁、芸者としての独り立ち、行男の容体悪化、火事と葉子の火傷、そして島村と駒子の別れ。島村は最後まで駒子に対する態度が煮え切らない。

  岸惠子のぶりっ子なまでの艶めかしさ、池部良演ずる逡巡するつれない男、絶たない逃げ道。

  脇役では、宿の女中役の浪花千栄子がダントツに光る。田舎芸者を演ずる市原悦子と島村のシーンは喜劇だ。また、盲目の按摩マッサージ指圧師を演ずる千石規子が、なにやら異彩を放つのに魅かれる。最後に、音楽担当の芥川也寸志が、欧米映画音楽の弦楽をよく勉強しているのが聴ける。

▲△▽▼

映画「雪国」1957 動画
https://ok.ru/video/2378136750702

名作『雪国』が生まれた宿 - YouTube動画
2015/06/23
https://www.youtube.com/watch?v=Y2ZYRKf01U0

説明 名作『雪国』が生まれた越後湯沢の宿「高半」、昭和9年〜12の間に5度にわたり川端康成氏がここに滞在した。小説の中に出てくる「駒子」は当時「松栄」の名で芸妓をしていた彼女がモデルだ。

結婚後の本名小高キクさん、大正4(1915)11月23日三条市生まれ。1999年1月末没だった。昭年(1934)新緑の頃5月、19歳の時初めて川端康成当時35歳と出合っている。

後に、本が出版された時、小説の中の「駒子」って、これあなたのことではないのと、周りから指摘されて初めて知る。「相当癇に障ったという」。先生からの詫び状と生原稿と色紙を「松栄」さんに送ったのだが、25歳で芸者を辞め湯沢を去る時、日記と供に焼き捨てたという。

「小説とはいえ、あれは殆ど実際の話なんです」と夫久雄氏に語られていたという。若かった「松栄」さんは早く先生に会いたいばかりに、雪の深い崖をよじ登って部屋へ行ったそうです。寝てるうちから火をおこしたり、いろいろ世話をしてね・・・。純粋で大変な情熱家なんですよ。家内の持っていた『雪国』には、気に入らない箇所に、”こんちくしょ”なんて書き込みがあった。感情を直接ぶっつけていたんですね。

高半ホテル文学資料室にて「週刊新潮記事より」


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小説「雪国」の世界/雪国の宿 高半(湯沢町)
http://www.youtube.com/watch?v=RDqGweTZEzM

川端康成先生が愛した温泉/雪国の宿 高半(湯沢町)
http://www.youtube.com/watch?v=4fStMeIhWEc

越後湯沢ニュース「高半」冬景色.MOV
http://www.youtube.com/watch?v=7DPNnHrd_L4

DMC-ZX1 HD 越後湯沢湯元 高半からの眺望
http://www.youtube.com/watch?v=hPzy4rSpSmU

DMC-ZX1 HD 越後湯沢湯元 高半からの日没後眺望
http://www.youtube.com/watch?v=K183QhWfg_Q

2013年1月7日 越後湯沢「冬風景」
http://www.youtube.com/watch?v=Bb8I_VvFjNU

越後湯沢ニュース「雪景色」
http://www.youtube.com/watch?v=0WKXvoyo9k0

松栄。駒子のモデルとなった女性
http://odori.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_830/odori/DSCF6448_640.jpg?c=a1
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA%E5%9B%BD_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)

昭和初期の高半旅館。
http://ameblo.jp/naruru8854/image-11506027175-12490281812.html

川端康成が滞在し執筆をつづけた『かすみの間』
http://odori.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_830/odori/DSCF6414_640.jpg?c=a0
http://ameblo.jp/naruru8854/image-11506027175-12490281645.html
http://ameblo.jp/naruru8854/image-11506027175-12490281647.html
http://ameblo.jp/naruru8854/image-11506027175-12490281646.html

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