http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/594.html
| Tweet |
泥沼化する北陸新幹線…「敦賀−新大阪」ルート案で「政治家同士が綱引き」 8パターンから選び直すことに
2025年12月20日 06時00分 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/457273?rct=tokuhou
北陸新幹線の未着工区間の敦賀−新大阪間の延伸を巡り、自民党と日本維新の会は、8パターンのルートを再検討することを決めた。現行計画「小浜京都ルート」を前提とした議論は後退し、選び直しとなった形だ。政治家や関係地域が新幹線のもたらす利益を求めて綱引きを続けるこの問題。「どこに造るか」が注目されているが、そもそも新幹線整備自体が必須なのだろうか。(中川紘希)
◆自民、連立を組む維新の意見に譲歩することに
自民と維新は15日、未着工区間を議論する整備委員会の初会合を開き、8ルートの再検証に合意した。会合の冒頭で自民の西田昌司参院議員(京都選挙区)は「鉄道事業者や沿線自治体など多くの関係者のヒアリングを経て長い時間をかけて議論した。経緯を十分に理解いただいた上で議論しないといけない」と強調。維新の前原誠司衆院議員(京都2区)は「今までの経緯も学ばせていただくとともに、時代の変化もあるし、国民への説明責任を果たす」とし共同委員長を務める2人がけん制しあった。
ルートを巡っては、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)で2016年に「小浜京都」を決めたが、京都府内で地下水などへの影響の懸念が高まり計画は膠着(こうちゃく)。7月の参院選では、米原ルートを含めた再検討を掲げて維新新人が京都選挙区で33万票を得て、現行計画を推進してきた西田氏に14万票の大差をつけてトップ当選した。維新が連立政権入りし、新たに設置された与党PTでは、維新の意見に譲歩せざるを得なくなった形だ。
◆特急「サンダーバード」を元に戻すのが現実的?
自民と維新だけでなく、自民党内、地域間で意見が割れており、新幹線整備ありきの議論を疑問視する意見も出ている。
京都の環境問題を発信してきた「北陸新幹線延伸計画の環境アセスメントの一旦(いったん)停止を求める会」(京都市)の榊原義道事務局長は「反対運動を続けたことでルート再検討となった」と評価し、今後の議論を注視する構えだ。
小浜京都ルートでは工期は25年程度、費用は少なくとも3兆4000億円が見込まれる。他のルートであっても工事費の膨張や工期の延長、環境負荷は懸念されるとし「新幹線をつながない別の選択肢も議論を」と求める。北陸新幹線敦賀延伸に伴い大阪―金沢間の運行をやめ、敦賀以北で走らなくなった特急列車「サンダーバード」を元に戻すことを期待。「何十年かけても完成するか分からない新幹線より、今ある路線を使う方が現実的ではないか」
◆「関係する地域の政治家が、議論をゆがませている」
神戸国際大学の中村智彦教授(地域経済論)は「どのルートでも地域で反対運動が起きるなどして工期は長期化が予想される。その中で人口減少も進む。新幹線は本当に必要なのか疑問だ」と話す。「広い線路幅のフル規格の新幹線だけでなく、既存路線の幅を広げるミニ新幹線、既存路線を直線にして在来線を高速化することなどを含めて柔軟に検討すべきだ」と提案する。石川県の和倉温泉や金沢までのサンダーバードについて、JR西日本を支援して再開させる案は検討の余地があるとした。
また、存在に法的根拠がない与党PTが事業の決定権を持っているかのように振る舞っていることを問題視。「関係する地域の政治家が地元の利益だけ優先し、議論をゆがませている。十分に活用されないインフラを整備して将来世代に負の遺産を残さないため、他地域や他党の議員も入れて日本全体の交通政策を考えた議論をすべきだ」と話した。
|
|
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民136掲示板 次へ 前へ
|
|
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民136掲示板 次へ 前へ
|
|
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。