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(回答先: 戦後日本経済が躍進したのは 敗戦直後の2年間 GHQ を支配していた共産主義者による日本共産化政策のお蔭だった。 投稿者 中川隆 日時 2025 年 8 月 26 日 05:01:00)

・日本の反グローバリズム・反自由主義の信奉者はリベラリズム(左翼・社会民主主義)を完全に誤解していて、自分達がやろうとしている政策がリバタリアニズムだというのに全く気付いていない。
・トランプやプーチンを背後から動かしている黒幕は今迄グローバリズム・新自由主義を進めてきたリバタリアニズム勢力と全く同じだった。
保守や右翼の人は反グローバリズム、反新自由主義を声高に叫んでいるトランプ、プーチンや参政党を背後から動かしているのが大資本家、ファシストだというのに気付いていません。そもそも、ファシストで国家社会主義者のヒトラーを援助していたのはシティやウォール街の金融資本家でした。シティやウォール街の金融資本家自体がファシズムや反グローバリズムを推進している勢力なのです。
グローバリズム・新自由主義に対する誤解は保守や右翼の人がリバタリアニズム(ファシズム、反グローバリズム)について全く理解していないのが原因です:
政治哲学として二つの代表的な立場がある。
リバタリアニズムと リベラリズム(左翼・社会民主主義)
リバタリアニズムは超自然主義とも称される。
国家権力の介入を最小限にするべきとの考え方。
財産権の尊重を重視する。
経済活動の基本は自由競争であり、結果としての弱肉強食を容認する。
所得再分配のための財産権侵害を認めない。
これに対するのがリベラリズム(左翼・社会民主主義)
経済活動を行う初期条件には大きな差異がある。
恵まれた状況で生を受ける者と恵まれない状況で生を受ける者とがいる。
生を受ける前に、生を受ける状況は分からない。
「無知のベール」をかぶって人はこの世に生を受ける。
自分がどのような境遇で生を受けるのかは生を受ける前に不明である。
このことを踏まえれば、境遇の悪い状況で生を受けた者を政府が支援することは正当と言えるのではないか。
リベラリズムはこの哲学をベースに置く。
消費税を廃止してはいけない理由、消費税率をヨーロッパレベルまで上げて、低所得者にだけ消費税分の金額を所得税の給付付き税額控除で返すのが正解
リバタリアニズムでは消費税、所得税、相続税、法人税、年金、健康保険を完全に廃止しようとします。積極経済、金融緩和、財政出動、インフレ率年2% というのはリバタリアニズムの考え方です。
年金、健康保険を完全廃止して、その代わりに国民全員にベーシックインカム 月7万円を与えるというのは典型的なリバタリアニズムの考え方です。
アメリカ政府のフードスタンプ政策もリバタリアニズムの考え方です。
トランプがやっている、関税で儲けて、それで上がった消費者物価を国民全員に負担させ、その代わりに所得税や法人税をゼロにする政策は典型的なリバタリアニズムの考え方です。
消費税を下げたり所得税の控除額を上げたりして減税し、その財源を赤字国債発行で賄い、それで上がった消費者物価を国民全員に負担させる政策も典型的なリバタリアニズムの考え方です。
国民への給付金を高所得者にも出したり、教育費を所得に関わらずゼロにする政策もリバタリアニズムの考え方です。
一方、リベラリズム(左翼・社会民主主義) では法人税を上げて、所得税と相続税の累進性を昭和30年代と同じに戻そうとします。
リベラリズムではプライマリーバランスを守り、赤字国債は発行しない様にします。
国債の代わりに政府紙幣を発行して無利子の政府財源にする、というのはリベラリズムの考え方です。
国債の利子や日銀当座預金の利子を銀行や保険会社に払わなければ、マネーストックは増えず、インフレや超円安にならず、赤字国債を発行しなくてもよくなるのです。
企業へ大量の補助金を出さなければ赤字国債を発行しなくてもよくなるのです。
リベラリズムでは消費税・所得税の一律減税ではなく、所得税の給付付き税額控除で貧困層に所得を再分配します。消費税は廃止ではなく、昔の物品税に戻し、高級車や高級酒、億ションに高い物品税を課せばよいのです。
そもそも、新自由主義が積極経済、金融緩和、財政出動の政府主導経済より遥かに優れているのはハイエクがケインズとの論争によって明らかにした事です:
【ゆっくり解説】ハイエクvsケインズ〜経済学を変えた世紀の対決
https://www.youtube.com/watch?v=K3uZHzdi9Jk
https://www.youtube.com/watch?v=cOaxStGHQD8
【ゆっくり解説】ハイエクvsケインズ・完結編〜経済学を変えた世紀の対決〜ケインズの遺したスタグフレーション
https://www.youtube.com/watch?v=lEe7KCshrec
金子勝 _ 保守・右翼の経済評論家(伊藤貫、中野剛志、藤井聡、三橋貴明、橋洋一)は経済が全くわかっていない
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/29/182319
【金子勝】「財務省陰謀論のカルト性」
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/06/20/042942
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参政党が目指す社会を実現したらどうなるか教えてくれる国が見つかりました
反グローバリズムの正体
哲学系ゆーちゅーばーじゅんちゃん
https://www.youtube.com/watch?v=sYh_a4hNkPY
増田俊男 _ トランプをピエロとして操る勢力を知ろう
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/29/210707
プーチン大統領は隠れユダヤ人で、イスラエルを支援し、スラブ人、ウクライナ人や少数民族を徹底的に搾取・迫害しているロシア国民の敵です
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/07/01/010051
反グローバリズムの正体
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/08/12/223022
日米財政の最大の特徴は利権補助金が大きすぎること。 諸悪の根源は利権のバラマキ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/07/31/053709
自動車産業ファースト _ 日本政府や財務省は自動車産業の利益しか考えていない
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/08/07/230154
アベノミクスとは何だったのか?
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/07/08/120806
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ファシズム(リバタリアニズム、反グローバリズム) とは巨大資本が支配する積極経済、金融緩和、財政出動、インフレ政策の事
アメリカをはじめ、西側の支配層は現在、巨大資本が世界を支配する世の中を作り上げようとしている。巨大資本が支配する世界は当然、統制経済になる。ベニト・ムッソリーニは1933年11月に「資本主義と企業国家」という文章の中で、このシステムを「企業主義」と呼び、資本主義や社会主義を上回るものだと主張した。これが彼の考えたファシズムであり、全体主義だとも表現されている。そのベースになる考え方はイタリアの経済学者ビルフレド・パレートから学んだのだという。
後に西側では全体主義をファシズムとコミュニズムを一括りにするタグとして使うようになるが、これは巨大資本の情報操作。本来は企業主義(企業支配)と結びつけるべきものだった。巨大資本が定義した意味で全体主義というタグを使うのは、情報操作に踊らされていることを意味する。
1933年11月といえば、アメリカの巨大資本が反フランクリン・ルーズベルトのクーデターを計画していたころ。その5年後の4月29日にルーズベルトはファシズムについて次のように定義している。
「もし、私的権力が自分たちの民主的国家より強くなるまで強大化することを人びとが許すなら、民主主義の権利は危うくなる。本質的に、個人、あるいは私的権力をコントロールするグループ、あるいはそれに類する何らかの存在による政府の所有こそがファシズムだ。」
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