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iPS細胞による治療 課題克服し早期実用化を/毎日新聞
2025/5/8
https://mainichi.jp/articles/20250508/ddm/005/070/077000c
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療研究の成果が相次いでいる。難病に苦しむ患者や家族の期待は大きい。早期の実用化に向けた進展が望まれる。
京都大のチームがパーキンソン病患者を対象に治験を実施した結果、iPS細胞から作った神経細胞を投与した患者の症状が改善した。1型糖尿病患者への治験では、血糖値を下げるインスリンを分泌する機能が確認された。
慶応大は、世界で初めて脊髄(せきずい)損傷の患者に臨床研究を実施し、一部の患者で運動機能の改善が見られた。大阪大発のベンチャー企業は先月、心臓病治療に使う心筋シートについて、厚生労働省に製造販売のための承認申請をした。iPS細胞由来の再生医療製品の申請は初となる。
大阪・関西万博のパビリオンで展示されている「iPS心臓」(左)と、iPS細胞由来の心筋シートを開発した澤芳樹大阪大名誉教授=大阪市此花区で2025年4月2日、前田梨里子撮影
いずれも従来は治療が難しかった病気での画期的な成果だ。研究段階では安全性の問題は起きておらず、実用化に一歩近づいたと言えよう。
iPS細胞は、さまざまな組織になる能力があり、病気で失われた機能を回復させる治療が可能になると注目されてきた。山中伸弥・京都大教授が開発し、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。
ただ、克服しなければならない課題は残っている。
効果を高めるために投与する細胞数を増やすと、腫瘍ができるリスクが高まる。化合物による薬と違って生きた細胞を使うため、品質にばらつきが出る恐れもある。慎重なチェックが欠かせない。
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