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二中首脳会談
“双方の意思疎通が重要”認識一致 高市首相 懸念も伝える/nhk
2025年10月31日
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014964411000
高市総理大臣は、訪問先の韓国で中国の習近平国家主席と初めてとなる日中首脳会談を行いました。建設的で安定的な日中関係の構築を目指す一方、沖縄県の尖閣諸島を含む東シナ海の情勢などについての懸念も伝え、双方の意思疎通が重要だという認識で一致しました。
高市首相“建設的な関係構築 確認” 懸案も伝える
APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、韓国南東部のキョンジュを訪れている高市総理大臣は、午後5時ごろからおよそ30分間、中国の習近平国家主席と初めての日中首脳会談を行いました。
高市総理大臣は会談のあと記者団に対し、双方が共通の利益を拡大する「戦略的互恵関係」を推進し、建設的で安定的な関係を構築していく方向性を確認したと明らかにしました。
その上で、習主席に対し、中国が地域と国際社会の平和と繁栄の責任を果たしていくべきだとして懸案や意見の相違がある中でも、率直に対話をすることが重要だという考えを伝えました。
そして、高市総理大臣は、沖縄県の尖閣諸島を含む東シナ海の情勢や、レアアースなどの輸出管理、それに、中国国内での日本人拘束などについての懸念を伝えました。
また、南シナ海情勢や香港、中国の新疆ウイグル自治区の状況についても深刻な懸念を伝えました。
さらに中国が続けている日本産牛肉の輸入停止措置や福島や東京など10都県を対象に実施している食品の輸入規制などについても前向きな対応を求めました。
このほか、防衛当局間の実効性ある危機管理と意思疎通の重要性について一致しました。
一方、台湾をめぐっては「地域の安定と安全には両岸関係が良好であることが非常に重要だ」と伝えたことを明らかにしました。
さらに、両首脳は拉致問題を含む北朝鮮情勢についても意見を交わしました。
高市総理大臣は「習主席との間で日中間で重層的に意思疎通を行っていく重要性も確認した。今後も習近平主席とは対話を重ねていきたい」と述べました。
習国家主席 「戦略的互恵関係」 2度言及
習近平国家主席は、最初に発言し、まず、「高市首相、初めまして」とあいさつしました。
そして、「あなたは、就任後『中国は日本にとって重要な隣国だ。建設的
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