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「次々と新しい陰謀論が生まれる…世界中で進行する『陰謀論の日常化』という恐怖」
(烏谷昌幸・現代新書 2025/6/28)
https://gendai.media/articles/-/153877
いま、世界中で蔓延して実際に政治や社会に影響を与え始めている「陰謀論」。
いったい、陰謀論はどこで生まれるのでしょうか? そして、なぜ信じてしまうのでしょうか?
6月19日発売の『となりの陰謀論』(講談社現代新書)著者である慶應義塾大学教授の烏谷昌幸さんが、現代世界を蝕む病の正体を解き明かします。
(※本記事は、烏谷昌幸『となりの陰謀論』の一部を抜粋・編集しています)
■ 陰謀論の日常化
誰もが情報発信者となるメディア環境が出現したことで、陰謀論が生まれるパターンにも重要な変化が起きました。ネットの登場以前、陰謀論が発生するパターンは限定されていました。先ほど言及したように、テロや戦争や災害など多くの人命が失われるほどの事件や事故が起きた後になって、「真実」を語るという形で陰謀論が生まれてくることがよくあるケースでした
今日においてもこれが主要な陰謀論を生み出すもっとも一般的なパターンであることに変わりはありません。たとえば9・11の同時多発テロの後に、「実はアメリカ政府の自作自演だった」という陰謀論が生まれたり、3・11の大地震の後に「本当は人工地震だった」という陰謀論が生まれてくるようなものです。
しかし、ソーシャルメディアの時代においては、陰謀論コミュニティの中の誰かがふと思いつきで投稿したネタが思いがけず拡散すれば、それだけで陰謀論の新作が誕生するようになりました。もはや陰謀論者は事件が起きるのを待つ必要さえなくなったのです。自らの興味関心の赴くまま、陰謀論コミュニティのメンバーが思いついたことをどんどん投稿し、そのうちのいずれかが広く共有されるようになればそれで新作陰謀論が誕生したことになるのです。
(以下略)
------(引用ここまで)---------------------------------
こういった陰謀論、陰謀論とわめく連中には、いくつかの共通点があります。
まず真実かどうかを検証せずに陰謀論と決めつけること。
コロナワクチン被害のように陰謀論ではなく真実とわかったものについては
決して触れないこと。
そして、すでに誰も相手にしていないQアノンのようなカルト連中と一緒くたに論じて
信用棄損をはかることです。
科学的、論理的な思考が欠如していることが致命的ですね。
そのくせ、こういう連中ほど、「コロナワクチンはヤバい」という巷の"陰謀論"を信じて、
ほとんど打っていないのです。
言行不一致もいいところです。
(関連情報)
「大澤真幸 陰謀論が増殖する原因は、人々の『不遇感』にある (中央公論)」
(拙稿 2023/11/14)
http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/889.html
「『闇の政府』陰謀論を信じ込む母、コロナワクチンも『絶対打たないで』
…[情報偏食]第2部<3> (ヨミドクター)」 (拙稿 2023/3/31)
http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/138.html
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