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モスクワで習国家主席は露国と「鋼鉄のように鍛えられた真の友人でいる」と表明
2025.05.10 櫻井ジャーナル
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202505100000/
中国の習近平国家主席はロシアの戦勝記念日式典に出席するためモスクワを訪問、ウラジーミル・プーチン露大統領と会談した。会談後の記者会見で習国家主席は「世代を超えて友情を維持し、鋼鉄のように鍛えられた真の友人でいることが必要だ」と述べている。プーチン大統領は「軍国主義国家である日本」に対する勝利記念日を祝うため、中国を訪問すると語った。
中国はアメリカ産原油の購入量を半減させると伝えられている。2月6日にアメリカからLNG(液化天然ガス)が運ばれてきたが、それ以降、LNGの供給は停止。その一方、ロシアからの天然ガス購入量を増加させる。プーチン大統領はインフラを整備し、貿易を盛んにすることで各国との関係を強化しようとしているが、特に天然ガスは重要だ。
ロシアは「シベリアの力」パイプラインを2019年12月に完成させ、天然ガスの供給を始めたが、アレクサンドル・ノバク副首相によると、プーチン大統領と習近平国家主席は「シベリアの力2」計画の加速化で合意したという。このパイプラインはロシア北部のヤマル地方からモンゴルを経由して中国へ年間最大50bcmの天然ガスを輸送できる。ロシアは12月、カザフスタン経由で中国へ向かう新たなガスパイプラインの開発に着手したと発表している。
中国は天然ガスや石油を中東から運ぶ場合、軍事的な緊張が高まっている中東を出港してからアラビア海、アメリカ軍が支配するインド洋を経由して難所のマラッカ海峡を通過、アメリカや日本が締め付けを厳しくしている南シナ海へ入らなければならない。ロシアから運ぶ場合に比べて輸送距離が短いだけでなく、危険性が低い。
中東やアメリカで生産されるエネルギー資源のコストが高いことは日本に対しても言える。そこでサハリンにLNG(液化天然ガス)や石油を生産するプラントの「サハリン1」と「サハリン2」を建設した。
サハリン1を運営する会社の出資比率はアメリカのエクソンモービルが30%、日本のSODECO(サハリン石油ガス開発/伊藤忠商事、丸紅、石油資源開発などが共同出資)は30%、ロシアのロスネフチ関連会社が20%、インドのONGCが20%。このうちエクソンモービルは3月に撤退を表明している。
サハリン2の場合、2022年2月28日にシェルはこのプロジェクトを含むロシアでの全事業から撤退することを表明。アメリカ政府は日本に対しても撤退を求めたと思われるが、三井物産と三菱商事は2022年8月19日、新たな運営会社であるサハリンスカヤ・エネルギヤに出資参画する方針を決めたことを明らかにしている。その間、7月8日に安倍晋三は射殺された。
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