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米価引き下げに失敗すれば小泉進次郎は“国賊扱い” 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372451
2025/05/28 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
コメ価格はまだまだ先が読めない(小泉進次郎農相)/(C)日刊ゲンダイ
内閣支持率がますます下落する中、アホとしか言いようのない妄言で失脚した江藤拓に代わって農相に就いた小泉進次郎が脚光を浴びている。「彼がポスト石破レースの先頭に躍り出たということか?」と、自民党のベテラン秘書氏に問えば、「いやあ、そうなるかもしれないチャンスが降って湧いてきたのは事実だが、それを生かせるかどうかは本人次第だろう」と、意外に突き放したような言い方をする。
「だってそうでしょう。米価の問題で政権が総スカンと言っていいほどの批判を浴びている中で、まさに火中の栗を拾うんだから、彼が前のめりで言ってしまったように、本当に6月中にも備蓄米を2000円台で出回らせることが実現できれば、そりゃあ英雄扱いもされるだろうが、そうならなければ国賊扱いだろう。米価の問題は複雑怪奇な利権構造が絡むことだから、簡単にはいかないよ」と言う。
では、ポスト石破レースはどう展開するのか。「昨年9月の総裁選第1回投票の順位で言うと、1位高市早苗、2位石破茂(第2回投票で逆転勝利)、3位小泉、4位林芳正、5位小林鷹之、6位茂木敏充がまあ優先ノミネートされるとして、石破は参院選結果次第では辞任。高市は元々人望がないので安倍晋三の後ろ盾がなくなった後ではもう無理。小林は今や話題にも出てこない。茂木は人格的に欠陥があって人が寄りつかない」。となると、消去法により、林官房長官が本命浮上?
「そうなんだよ。林は地味だけれど官房長官としての安定感は抜群でプロ筋(与野党長老議員、ベテラン政治記者、主要官庁の政治窓口など)で誠に評価が高い。7つもの閣僚を経験して政策には明るいし、何を聞かれても日本語でも英語でも明快に語る言語力も備えている。最近のトランプ政権のハチャメチャぶりへの対応でも、各省の知恵を集約して赤沢亮正・経済再生相に何を言わせるかを指示する管制塔の役目を果たし、霞が関サイドからの評価は急上昇中なのだ」
私は林とは「六本木男声合唱団」でご一緒したことが機縁で、多少の付き合いがあり、彼こそが宏池会的な穏健保守リベラルを継承・体現できる唯一の人だと思っているので、その将来性に期待したい。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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