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大阪万博会場で水トラブルが続く理由…ユスリカ大量発生に続き、指針値20倍のレジオネラ菌
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/372895
2025/06/06 日刊ゲンダイ
レジオネラ属菌が検出された、濁った水が広がる「ウォータープラザ」/(C)共同通信社
大阪・関西万博で、またしても水にまつわるトラブルだ。
万博協会は5日記者会見を開き、会場南側にある「ウォータープラザ」の海水から指針値の最大20倍に当たるレジオネラ属菌が検出されたため、きょうまで水上ショーを中止すると発表した。あす以降の再開は検査結果をふまえて判断するという。
レジオネラ属菌は、消毒されていない水や入れ替わりの少ない水、水温が20〜50度前後の水に混入した時に増殖する恐れがあるとされ、発熱や肺炎などの症状が出るレジオネラ症の原因となる。公衆浴場やプール施設などで基準値を超えるレジオネラ属菌が検出された例があり、高齢者を中心に死亡例も少なくない。
万博協会は今後、海水の循環量を増やしたり、消毒や配管清掃を強化するという。
広さ3ヘクタールの「ウォータープラザ」には大阪湾の海水が引き込まれており、約300基の噴水が設置されている。この広大な施設は、万博会場で大量発生している羽虫「ユスリカ」の発生源にもなっており、大屋根リングの上で蚊柱が発生するなどの問題になっている。
識者は衛生面のチェック体制を疑問視
「ウォータープラザ」の周辺で立て続けにトラブルが発生しているのには、理由がありそうだ。
「大阪湾の海水はもともとさまざまな物質を含んでいます。その海水を同じ場所にとどめておけば当然、レジオネラ属菌が増殖するし、水中に含まれる有機物を求めてユスリカが発生する。こうした問題が発生しているということは、水を濾過したり循環させたりする本来必要な浄化設備が、十分なものでないと考えられます」(建築エコノミストの森山高至氏)
レジオネラ属菌は、エアロゾルと呼ばれる細かい霧やしぶきを吸い込むことで感染する。
「感染症など健康上のリスクを考えれば、噴水など人が水に触れる可能性のある設備をつくるなら、もっと細心の注意を払うべきでした。人工の水辺というのは本来管理が非常に難しいものです。主催者側の衛生面に対するチェック体制は本当に機能しているのでしょうか」(森山高至氏)
開幕からもうすぐ2カ月が経つが、後手後手の対応は相変わらずだ。
◇ ◇ ◇
万博協会のトラブルへの後手後手対応ぶりは、関連記事【もっと読む】などで詳しく報じている。
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