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参院選でキーマンを直撃 12年越し「答え合わせの夏」 鈴木エイト カルトな金曜日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375261
2025/07/25 日刊ゲンダイ
2013年参院選、安倍氏が旧統一教会幹部との密談の場で北村経夫氏(左2)に組織票を回すよう依頼…(「清和政策研究会との懇親の集い」での参院選候補者=2013年)/(C)日刊ゲンダイ
参院選が終わった。今回も各地を取材したのだが、山口選挙区(改選数1)では2日間にわたり、ある候補者の動向を追った。その人物は自民党の北村経夫参院議員。北村氏は産経新聞の政治部長などを歴任した後、2013年の参院選に比例代表で出馬し、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の支援を受け、約8万票の上積みによって初当選を果たした。19年の参院選でも同様の形で再選。林芳正官房長官の衆院鞍替えに伴って実施された21年の参院山口選挙区補選で当選し、今回で4選となった。
北村氏は安倍晋三元首相の祖父である岸信介元首相の恩人の孫。第2次安倍政権発足後、初の国政選挙を迎えていた安倍氏にとって肝いりの候補者だった。
教団の内部資料などから安倍氏が13年の参院選直前、統一教会幹部との密談の場で北村氏に組織票を回すよう依頼したことが分かっている。
私は週刊朝日やハーバー・ビジネス・オンラインで北村氏と統一教会との関係について報じ、著書にも書いた。北村氏は自身が政治家になったきっかけ、そこから派生した一連の流れの中で師事する政治家が命を落としたことについて、どのように心中の折り合いをつけているのか。本人に確かめたかった。
選挙戦12日目の7月14日。下関市内で開かれた北村氏の演説会終了後、政策秘書に取材することができた。
「安倍さんが統一教会との関係で亡くなったことについて、北村さんは重要なファクターであり、何か発するべきではないか」
秘書はこう答えた。
「本人は驚いていた。安倍さんがその段階で〈北村をよろしく〉と言ったというのは聞かされていなかった。いろいろな報道やエイトさんの取材を見てそういうことだったのかと。事前に知らされていたら北村は断っていたと思う」
翌日、山陽小野田市内のドライブインで北村氏を直撃した。北村氏は驚いた様子で「今、話さないで。ちょっと待って」と保留し、何も語らないまま去っていった。
責め立てる意図はなく、初当選の経緯や銃撃事件発生から3年を経た現在の心境を聞きたかったのだが、警戒されたようだ。短いやりとりではこちらの意図は伝わらないし、改めて北村氏本人の認識を確認できたらと思う。
北村氏は政治部長という経歴もあるのか、他の一部の政治家のように、私に対して圧力をかけることはなく、その点は評価している。答え合わせに向けて今後も取材を続けていく。
鈴木エイト ジャーナリスト
1968年生まれ。日大卒。日本ペンクラブ理事。日本脱カルト協会理事。「やや日刊カルト新聞」主筆。「NG記者だから見えるもの」「統一教会との格闘、22年」「『山上徹也』とは何者だったのか」などの著書のほか、共著・編著多数。
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