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8月の食品値上げは前年同月の1.5倍! インフレあおる無策日銀のせいで庶民生活は「限界突破」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/375568
2025/08/01 日刊ゲンダイ
利上げ路線堅持で、ただただ静観(日銀の植田和男総裁)/(C)共同通信社
いつになったら「賃金と物価の好循環」とやらはやってくるのだろうか。もはや値上げラッシュに驚かないが、スーパーで買い物するたび青息吐息。政府・日銀の無策のせいで庶民生活は限界だ。
帝国データバンクが31日発表した〈「食品主要195社」価格改定動向調査〉によると、8月の飲食料品の値上げは前年同月比1.5倍の計1010品目に上る見通し。さらに値上げラッシュは続き、10月には今年4月以来の3000品目を超え、通年では2年ぶりに2万品目を超す見込みだ。
今年に入ってから、値上げ品目数は8カ月連続で前年同月比増。連続の値上げ期間としては記録的なラッシュとなった2023年2〜7月を上回り、22年の統計開始以来、最長を更新している。原材料費の高騰や光熱費の上昇、人手不足による人件費増などが要因だ。
すでに年内の値上げが判明している食品のうち、最多は「調味料」(6140品目)。「酒類・飲料」(同4656)、「加工食品」(同4285)、「パン」(同1440)が続く。生活費に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は昨年、43年ぶりの高水準(28.3%)に達し、今年は輪をかけて家計が逼迫しそうだが、「物価の番人」たる日銀はのんきなものである。
政策金利は0.5%程度で据え置き、4会合連続で利上げ見送り
日銀はきのうの金融政策決定会合で、コメなどの食料品価格の高騰を受け、今年度の物価見通しを前回5月の前年度比2.2%から2.7%に上方修正。一方、政策金利は0.5%程度で据え置き、4会合連続で利上げを見送った。
日銀の植田総裁は会合後の会見で、物価見通しについて「(安定目標である)2%に向けて緩やかに上昇している」と主張。食品価格の上昇に関しては「インフレが長く続いてしまう方向に働く可能性がある」との考えを示した。およそインフレを抑制する気がない。
「いくら賃上げをしても物価の伸びに追いつくわけがない」
10円でも5円でも、少しでも切り詰めようと苦心するのも、もう限界…(C)日刊ゲンダイ
長引くインフレによって税収が上振れる政府はウハウハでも、肝心の国民生活は困窮するばかり。植田は今年3月の衆院財務金融委員会で「インフレが経済に広がっていく場合には、利上げで対応することも考えないといけない」と言っていたが、一体いつ「対応する」のか。ちと古いが「今でしょ!」とツッコまずにはいられない。
「すでに日銀はビハインド・ザ・カーブ、すなわち後手に回っています。足元のインフレ率は3年以上も3%を超え、物価高対策が必要なのに、いまだに『基調インフレは2%に届いていない』と言い張って金融緩和を継続しています。『2%』の目標を掲げるなら、せめて足元のインフレ率を2%に抑える策を講じるのが筋ですが、むしろ円安・物価高をあおっています。そのせいで決定会合後、円相場は一時、1ドル=150円を突破しました。インフレを助長する政策では、いくら賃上げをしても物価の伸びに追いつくわけがありません」(経済評論家・斎藤満氏)
日銀の〈生活意識に関するアンケート調査〉(6月)によれば、1年前に比べ足元の物価が平均19.5%も上がったとの実感がある。やんごとなき家柄の植田には、買い物に行ってはタメ息つく庶民感覚は分からないか。
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