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https://www.news-postseven.com/archives/20250901_2061091.html?DETAIL
「野党乱立なら自公過半数回復」
この仮説を即座に否定する人はあまりいないのではないか。
言い換えれば、現下の政治状況においては、客観的にも現実味が高いということになる。
そう予測する記事のポイントは、
・自公はこれまで通り選挙協力をする。
・野党各党は比例票の上積みを狙って、勝算の無い小選挙区にも候補者の擁立を拡大する。
・その結果、新興政党は比例区で多少議席を伸ばすものの、あおりを受けて立憲民主党が小選挙区での議席を大幅に減らす。
立憲民主党の枝野氏は「「野党共闘」の時代は終わった」と、なぜか嬉しそうに発言したそうだが、それは同時に立憲民主党の終焉を意味すると、危機感を持たなければならないところなのだが。
どうしたことか・・・。
以下に記事の全文を転載する。
選挙で衆参の与党過半数を失った総理大臣が退陣せず、むしろ支持率が上昇するという奇妙な状況が生まれている。党内の反主流派や野党の追及が勢いづかないなか、石破茂・首相が、“伝家の宝刀”とも言える「解散・総選挙」に出る可能性も囁かれている。その裏には、ある衝撃的なデータの存在があった──。【全3回の第3回。】
■石破首相が強気の理由
野党側も石破おろしの展開次第では「まさかの解散」がありうると見て身構えている。
国民民主党の玉木雄一郎・代表は、「時の総理大臣が権力を維持したり、党内外に力を発揮できるのは、人事と解散権。我々としても、いつ解散があってもおかしくない。もっと言うと、年内に衆院選があってもおかしくないという構えで、準備はしたい」(8月23日のCS番組『国会トーク フロントライン』)と語り、次の総選挙では国民民主党単独で内閣不信任案を提出できる「51議席以上」を目標に掲げた。
反石破派が掲げる石破おろしの最大の理由は昨年の総選挙、東京都議選、参院選と3連敗したことだ。にもかかわらず、石破首相が「解散・総選挙」に強気な姿勢なのはなぜなのか。
それは「野党乱立なら自公過半数回復」という試算があるからだという。
大阪維新の会の創設者で大阪府知事と大阪市長を歴任した橋下徹氏はXの投稿(8月10日付)でこう指摘している。
〈今回の参議院選挙比例票を衆議院小選挙区に機械的に割り振ると、野党が共倒れし与党が過半数を確保するとの計算結果あり。石破さんが自民党内の猛反発を受けながら、国会議員の個人財布となっている政党支部を潰して解散総選挙を打てるか。自民党の嫌がることをやればやるほど支持率は上がる。石破さんに反対する者に対して刺客を送る覚悟があるか〉
参院選で自公は惨敗して過半数を失った。それが衆院選であれば、本当に自公過半数は可能だったのか。
そこで本誌・週刊ポストは7月の参院選の選挙区、比例代表の政党別得票をそれぞれ衆院選の小選挙区、比例代表(ブロック別)に再集計し、各党の議席を推計した。
再集計の結果は、「自公249議席、野党・無所属216議席」と逆転、自公が過半数となったのである。
なぜ逆転できるのか。理由の一つが自公の選挙協力だ。
参院選では公明党が7つの都府県(選挙区)に候補を立て、自民党候補と競合したが、衆院選では自公が選挙区協力を組んで候補者調整することが想定される。そのため、7都府県の小選挙区については集計にあたって自公の得票を合計すると、他の政党の得票を上回るケースが多い。
たとえば、参院選で躍進した参政党の得票は、衆院の小選挙区別に集計すると「群馬2区」「福岡1区」「福岡2区」で自民党や他の政党を抑えてトップだった。だが、自公の得票を合計すると福岡の2選挙区は参政党を上回る。参政党が小選挙区で得られる議席は群馬2区の1議席のみ。ただし、比例代表では25議席を得て合計26議席の躍進となる結果だった。
■野党は票の食い合いに
もう一つは野党候補乱立による票の食い合いだ。
参院選東京選挙区では自民、立憲、国民がそれぞれ2人ずつ候補を擁立するなど、すべての国政政党が候補を立てた。そのため野党票が割れ、小選挙区単位では自公の合計得票が他の野党の得票を上回った。埼玉、千葉、神奈川、愛知など大都市圏に共通する傾向だ。
そのため小選挙区では野党第一党の立憲が野党共倒れで議席を大きく減らし、自公が議席を伸ばす試算となった。
次の総選挙でも野党乱立になる可能性は高い。
「衆院51議席」を目標に掲げる前述の国民民主は参院選で立憲と選挙協力した茨城(定数2)で自民、参政の候補に敗れたことから、次期衆院選では選挙協力をやめて全国に100人以上の擁立を目指す方針に傾いている。
参院選の全選挙区に独自候補を立てて躍進した参政党も、「次の衆院選で50〜60議席を取って、連立内閣の一角を占めるポジションを目指したい」(神谷宗幣・代表)と衆院選でも全選挙区での候補擁立を目指す姿勢だ。維新やれいわなども都市部では積極的に候補擁立すると見られている。
選挙分析に定評のある政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。
「参院選の野党の比例得票を見ると国民、参政、立憲が横一線で並び、野党第一党がどこかわからない状態になってきた。れいわや日本保守党も伸びている。次の総選挙でも、各党は比例の票を稼ぐために小選挙区にも積極的に候補を立てることが予想され、野党の候補者調整は難しいでしょう。そうなると共倒れが増える。次の総選挙では、自公は野党候補乱立による“漁夫の利”で議席を増やすという可能性は十分考えられます」
総選挙敗北で過半数を失った首相が再び解散・総選挙を仕掛けて挽回したケースは中曽根康弘・首相の「死んだふり解散」が有名だ。
国民の批判を浴びた「ロッキード選挙」(1983年)で衆院の過半数を失った中曽根首相は、3年後、支持率回復を背景に衆参同日選を仕掛けた。この時、国会を閉会し、同日選を警戒する野党を安心させた後に突然、臨時国会を召集すると本会議を開かないまま冒頭解散したことから「死んだふり解散」と呼ばれた。結果は自民党が圧勝、過半数を回復し、中曽根氏は総裁任期を延長させて5年の長期政権となった。
石破首相の場合は、自公が衆参とも過半数を失い、事実上、“死に体”になっているだけに、過半数回復を賭けた一か八かの「黄泉がえり解散」と言うべきかもしれない。
記事の転載はここまで。
今展開されている自民党の権力闘争の激しさ。
あの裏金議員たちが起死回生を狙い、議員生命をかけた、命がけの闘争。
まさに、汚れたもの同士の「仁義なき戦い」。
国民不在の不毛さに、国民から見放されていく危険も意に介している風はない。
ただ一つ感心するのは、権力に対する飽くなき欲求と、そこから発散されるエネルギー。
その点だけは野党、特に今はまだ野党第一党の立憲民主党が見習わねばならないところだろう。
相対的に評価をされて、こんな自民党でも、何もしない○○よりはまし・・・となりかねない。
共産党の小池氏は、枝野氏の発言を受けて、「今後ますます野党共闘が重要になる」と枝野氏の誤った認識を指摘している。
自公政権を倒すという目標を口にしていた割には、戦うことを恐れているような野党。
最近は政権交代の言葉は小さくなり、代わりに連立政権入りを目指しての抜け駆け競争の感がある。
自公政権からすれば、政権交代の大義を捨てた野党など「恐れるに足らず」だろう。
今、自民党は「石破おろし」に夢中だ。
この機会に野党が内閣不信任決議案を提起すれば、「石破おろし」に励む自民党議員も賛成するしかない。
立憲民主党は、政権交代を目指し、解散総選挙を恐れず、戦う姿を国民に示してはいかがか?
少しは政党支持率が上がるのではないか・・・。
逆に、今行動を起こさなければ、ますます国民に見放されると思うのだが・・・。
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