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公明党の26年は「功」よりも「罪」ばかりだった 二極化・格差社会の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378862
2025/10/14 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
こんなことで自民党との「下駄の雪」関係の罪は帳消しにならない(C)日刊ゲンダイ
相変わらず人間の卑しさ、醜さばかりを見せつけてくれる連中だ。つくづく汚らしい。
公明党が連立政権から離脱した。当然の成り行きではあるが、何を今さら。26年間にも及んだ自民党との「ゲタの雪」関係の罪が、こんなことだけで帳消しになると思ったら大間違いだ。
貧困や病気に苦しむ人々を獲得して巨大化した創価学会も、これを母体とする公明党も、簡単に原点を忘れた。安倍晋三独裁政治を支える補完勢力であり続け、見返りに国土交通相ポストを独占して利権を握った。
軍事・防衛の分野で一定の歯止め役を果たしたらしい「功」の部分まで全否定はしないが、現世利益の追求にも程がある。個人的には1999年、つまり連立与党入りした年に、あの「住民基本台帳ネットワークシステム」(後の“マイナンバー”につながる国民総背番号制度)に対する態度を反転させた無節操に呆れた。人間の一挙手一投足を政府や巨大資本が見張って操る監視社会に、彼らは道を開いたのだ。
もちろん、自民党の汚らしさときたら、公明党の比ではない。先の参院選で大幅に議席を減らした原因が、統一教会との癒着や一連の裏金問題にあるのは明白なのに、彼らは総裁選で高市早苗氏を勝利させるや、完全に開き直った。金権・利権体質の象徴とも言うべき萩生田光一氏を要職に就かせるに至っては、有権者の愚弄であり、何も改めるつもりはないという宣言に他ならない。
数日後の国会召集、首相指名選挙を控えて、自民党の新たな連立相手が取り沙汰されている。日本維新の会か国民民主党か、あるいは参政党や、日本保守党もあり得るのか。
いずれにしても新しい連立政権は再び右旋回を強め、米国のトランプ政権にも同調して、安倍独裁時代や、それ以上に明確なファシズム政治を志向していくとみられる。もともとそのつもりだからこそ、高市総裁は今回、あえて公明党に離反させるよう仕向けた可能性もあるのではないか。
流れにあらがうべき左派・リベラル派の政党や報道機関は近年、しかしグローバル資本の後ろ盾を誇るLGBTの権利拡大やジェンダー平等などの「アイデンティティー政治」にかまける一方で、軍拡の阻止や格差社会の解消などへの取り組みを緩め続けてきた。安易に走り過ぎた傾向を猛省し、本来あるべき方向性を取り戻してもらいたい。
それができなければ、ファシズムと戦うこともできないと知るべきだ。
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
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