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※2025年10月14日 日刊ゲンダイ12面 紙面クリック拡大
玉木・国民民主は自民の補完勢力であることが露呈した ラサール石井 新・東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378844
2025/10/14 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
自民党の高市早苗総裁(C)日刊ゲンダイ
混迷の政局だ。日本の政権が変わるかも知れない一大局面だ。私なんか1年生議員でまだ国会も開かれていないのに、なんなんだこの展開は。
まあ、見方によっては、なかなかこういう経験はできないし、実に貴重な勉強をさせてもらえてラッキーということなのかも知れないが、もう少し基本問題から解答したかった。いきなりこんな応用問題出されてもなあ、という感じだ。
つい10日前の自民党総裁選で、まさかの高市総裁が生まれたのにも驚いたが、何よりも公明党が26年の長きにわたる連立から離脱したのは青天の霹靂。これは誰にも読めなかっただろう。これで自民党がどこと組むかなんて話も吹っ飛んでしまった。今や政権交代まであり得る事態だ。
ここにきて、国民民主も思惑が違った。自公の数に国民民主で過半数。そこで連立をカードにキャスチングボートを握り、かねての政策を実現させて、党勢拡大を図るはずが、公明が抜けて、自民と組んでも過半数にいかない。これでは連立する理由がない。
しかし、そこで立憲が、「玉木首相でもいい」と破格の譲歩で歩み寄ってきても、「総理になる覚悟がある」と言っておきながら「立憲は政策面で相いれない」などと主張し、腰が定まらない。
玉木氏には本気で総理になろうという気持ちがないのではないか。そもそも国民民主は政策的にもほぼほぼ自民と同じ、なのに選挙では自民を攻撃して、いかにもな野党しぐさを見せてはいたが、やはり単なる自民の補完勢力であったことが今や露呈したのではないか。むしろ企業献金の問題など、一緒にやれない点を指摘して、毅然と連立を離脱した公明党のほうが腰が据わっているように感じる。
こうなってくると、野党は国民民主を頼らず、皆で斉藤鉄夫と首相指名で書くというそんな選択肢も浮上している。そうなれば、意外と共産もれいわも乗れるのかもしれない。
公明党はスパイ防止法にも反対だし、憲法改正にももろ手を挙げて賛成なわけでもない。自民党の縛りから解放されれば、生き生きとリベラルに戻れるのではないか。
いやいや、テレ朝などは、今後の局面の選択肢にも入れてはいなかったが、石破氏の続投だってあるかもしれない。少なくとも春ぐらいまでそのままで、喫緊の経済政策や安全保障など、野党と合意しながら、進めることはできないものか。
いやあ、いったい落としどころはどこなのか。しかも、これらを1週間やそこらで取りまとめ、首相指名をしなければ、これ以上の政治空白は許されない。これはもう水面下での攻防は大変だ。
まあ、確かに我が社民党はなかなか存在感を示すところまでは行かないが、指をくわえて高市政権が誕生するのを見ているわけにはいかない。なんとしてもそれだけは阻止したいというのは福島党首も言っている。
どちらにしても我が社民党は野党のままであろうから、どこになっても、新しい政権に対し、国民の声をぶつけていくことになる。願わくばそれがスムーズに届くような政府が生まれるよう、水面下で努力するばかりだ。
ラサール石井 参議院議員
1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。
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