http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/383.html
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安倍元首相銃撃事件で、殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判の公判が先月28日から奈良地裁で開かれている。
当該事件では、予てから山上の自作パイプ銃では少なくとも致命傷を与える事は考え難く、単独犯行ではなく別のスナイパーが撃った弾が安倍氏に致命傷を与えたのではないか等の所謂「陰謀説」がネットを中心に流布されてきた。だが検察、弁護側とも、山上の単独犯行である事は争わない事としている。
裁判に先立ち、事件の経緯などを疑問視する弁護士らが設立した「真相を究明する会」のメンバーは先月27日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を行った。独自に検証してきた結果を説明し、諸々の疑問点を「陰謀論」として片付ける事なく事件の全容解明を求める緊急声明を出している。
安倍元首相銃撃事件 「山上被告の単独犯行か?」 弁護士ら公判での真相究明求め緊急声明(2025/10/27 19:31 産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20251027-M6WDWZ76LRHXZIL65LPBPX6ZLI/
筆者は、一般に陰謀の実行が成り立つためには、@首謀者の存在とその動機や目的、A実行及び関与を隠蔽するための技術的可能性、B資金、組織、協力者の3要件が必要であると考える。
当該事件に於いては、想像を逞しくすればパズルとしては@〜Bについて、しっくり来るストーリーを描くことも可能だ。だが、特にBの組織、協力者が山上と双方向の連絡を取るか、少なくとも誘導し平仄を合わせた事を実証しなければ、複数犯による犯行説は単なる説に終わる。
そもそも、山上の他者との交流に関して報道される情報は極めて少ない。
そんな中で、事件前のルポライターの米本和広氏やジャーナリストの鈴木エイト氏とのやり取りを含め、数年間に渡るネット上に残る山上の心情の吐露を時系列で端的に纏めたsayu @sayu_ntさんという方の下記note記事を見付けたので、参考にさせて頂く事とする。
鈴木エイト氏によって塗り固められた山上徹也像|sayu @sayu_nt
https://note.com/sayu_nt/n/nc5c60a098d03?sub_rt=share_pw
ここでは、犯行に至る迄の山上の歪んで身勝手な心情が綴られているが、当然ながら「共犯者」の存在を窺わせる記述は無い。それどころか、前述の米本和広氏や鈴木エイト氏等とのやり取りを除き、唯々孤独な思索が記述され、第三者への関心を窺わせる痕跡すら無い。
ローンオフェンダー(ローンウルフ)型のテロリストの映画を製作するとすれば、これはテロリストの「日記」として完璧な小道具となるだろう。
山上と協力者らしい人物との接触についての目撃談は、ネット上に在るには在る。だが少なくとも現時点では何れも、また聞きや噂のレベルのもので、ほぼ意味を成さない。
このまま、複数犯行説の最大のネックであるこの第三者との接触についてのハードな証拠が出て来ない限り、検察と弁護側が山上単独犯行の建て付けで一致している以上、山上の量刑が人々の関心の焦点となり、複数犯行説は「陰謀論」として漂った後、やがて歴史の波間に消えて行かざるを得ないだろう。
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