http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/431.html
| Tweet |
小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと 週刊誌からみた「ニッポンの後退」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/380051
2025/11/09 日刊ゲンダイ

目立つのに目立つのが嫌い?(国会で)/(C)日刊ゲンダイ
「正義の味方になってこの世の理不尽をなくしたい!」
高市早苗政権の命運を握るといわれる小野田紀美経済安全保障相&外国人政策担当相(42)が、HPに掲げている政治家を志した理由だそうだ。
われわれ年寄り世代には「月光仮面」や「スーパーマン」を思い出させる懐かしい標語(キャッチフレーズ)である。この単純明快さは「日本人ファースト」ひと言で議席を増やした極右政党に通じるものを感じる。
しかし、外国人問題一つとってもさまざまな側面がある。罪を犯した外国人に対して厳しく対処するのは当然だが、外国の極右政党のように、多くのまっとうに働いている外国人まで排斥すれば、労働力供給の枯渇や潜在成長率の低下を引き起こす。排斥される側から見れば「理不尽」なのは日本政府ということになるが、小野田にとって「正義」は一つしかないのだろう。
メディア嫌いのようだ。大臣就任早々、地元を嗅ぎ回る週刊新潮に対して「迷惑行為」だと抗議した。地元の支持者や同級生らから、「どこで個人情報が漏れているのか分からないのが怖い。取材に応じないと、断る理由を述べるようにいわれた」というSOSが届いているとXに投稿した。
週刊誌が、小野田という政治家が、どのようにして権力への階(きざはし)を上ってきたのかを知りたい読者の要望に応えるのは、至極当然の取材行為である。批判されるいわれはない。
かつて「公人にプライバシーはない」と言ったのはだれ?
それに、かつて、民進党(当時)の蓮舫代表が台湾との二重国籍問題で批判されているとき、小野田も父親がアメリカ人だったためアメリカ国籍を持っていた。慌てて二重国籍を解消しSNSに投稿。「個人的な件」として戸籍謄本を公開しなかった蓮舫を、「公人にプライバシーはない。それを主張するなら公人を辞めればいい」と指弾していたのである。
その新潮(11月6日号)は「小野田紀美は何者か」という特集を組んでいる。
それによると、小野田はアイリッシュアメリカンの父と日本人の母との間にシカゴで生まれ、1歳からは母親の地元である岡山県に戻った。だが、彼女が2歳の頃に父親は“蒸発”してしまった。しかも養育費も払わず、母親は英会話教室を開くなどして昼夜の別なく働いていたという。
活発な子どもだったようだが、「ガイジン」といわれて石を投げられたり、同級生から「アメリカに帰れよ」と心無い言葉をぶつけられることもあったそうだ。
外人と指をさされた体験を持つ彼女なら、日本に来ている外国人の差別される心情を理解できそうだと思うのだが、自分たちを捨て去った父親への憎悪が募り、今度は差別する側に回ろうというのだろうか。
上京して大学を出てから、塾講師、ゲームやCDの制作会社に就職したが、幼いころから抱いていた「政治家」になる夢が捨てがたく、東京・北区の区議選に出馬し、当選する。2期目に当選したばかりで、今度は地元岡山県から参議院選挙に出馬して当選している。
2022年の参院選では、嫌っていた公明党の推薦を断って出馬した。銃弾に倒れる前日、安倍晋三元首相が小野田の応援に駆け付け、こう檄を飛ばした。
「思い切りが良くて、そして潔い。『度胸がありすぎる』という人がいるくらいです。でもみなさん、そういう政治家が、日本には必要じゃないですか」
小野田は大勝した。10代の若者からの支持が77%もあったという。
ヒールを履くと180センチになるという小野田が高市の隣に立つと、空手や相撲で鍛えたという彼女は高市のボディーガードのように見える。
しかし、失言、放言で政権を“爆破”しかねない危うさも彼女には付きまとう。高市政権の命運を賭けた小野田抜擢の大博打は、丁と出るか半と出るのか? (文中敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)
|
|
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK298掲示板 次へ 前へ
|
|
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK298掲示板 次へ 前へ
|
|
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
