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防衛費またも“使い残し”今年度は1172億円…それでも補正予算で前倒し増額の愚
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/380555
2025/11/20 日刊ゲンダイ

いつもの理屈をひょうひょうと(木原稔官房長官)/(C)日刊ゲンダイ
防衛費の使い残しが、また1000億円超もあったことがわかった。
防衛省が18日に2024年度決算を公表。予算計上した9兆6521億円のうち、使い残した「不用額」が1172億円だった。理由について、木原官房長官は記者会見で「防衛装備品調達にあたっての競争入札により契約額が予定を下回った」「隊員の採用が想定人数を下回ったため人件費等の不用が発生した」と説明した。
防衛費については、前年の23年度も約1300億円の不用額が出ている。この時も当時の林官房長官が「契約額や人件費が予定を下回った」と同様の理由を並べ、「不用の割合が例年と比べ高いものではない」と語っている。
「確かにこうした使い残しは過去にもあった。ただ、岸田政権で防衛費をGDP比2%に増額すると決めたことで、不用額が目立つようになった」(防衛ジャーナリスト・半田滋氏)
防衛費をGDP比2%まで段階的に引き上げることが決まったのが23年度だ。以降、毎年1兆円規模の増額が続いている。防衛財源に充てる所得増税の開始時期さえ中ぶらりんなのに、「残るなら、そこまで増額する必要があるのか」という疑問が湧く。そのうえ、高市首相はGDP比2%の達成を27年度予定から今年度中に2年前倒しした。それを今の臨時国会で補正予算案として計上する方針だ。
「これは危ない。ただでさえ年間予算で1000億円以上残るのに、これから補正予算で何千億円も積んでも、12月から来年3月までの4カ月間で全部使いきれません。毎月20万円で生活していた人が突然宝くじに当たって、今月から100万円で生活してくださいと使ったことのない額を渡されても、使いきれないでしょう。むちゃな話です。『増額ありき』が間違い。本来は、どこにどれだけ使うか積算してから金額が決まるものです」(半田滋氏)
加えて違和感があるのが、防衛費増額が「総合経済対策」の中に盛り込まれていること。「防衛力の強化」は経済対策なのか?
「高市政権が防衛費と経済対策を結び付けようとしているわけです。つまり、防衛産業を日本の基幹産業に育てるということ。自民と維新の連立合意では、国営工廠まで造ろうという話になっている。国営になったら民間と違って損得の判断がなくなるので、政府が必要だと判断したら、全部造るということになる」(半田滋氏)
このままでは湯水のように税金が防衛費につぎ込まれる。国民はしっかりチェックしないと、まさに「国家栄えて、民滅ぶ」だ。
◇ ◇ ◇
高市政権のデタラメ経済対策については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。
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