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「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/380941
2025/11/30 日刊ゲンダイ

完全に開き直り(鈴木農相)/(C)日刊ゲンダイ
やはり「農協ファースト」「JA第一」ということか。
高市政権が「物価高対策」に盛り込んだ「おこめ券」の配布。はやくも国民からは「おこめ券はいらない!」の声が上がっているが、「おこめ券」をイチ押ししている鈴木憲和農相は、来月3日から自治体向けの説明会を開催するという。
28日、「そもそも、おこめ券自体の存在を知られていないということもあるのかなと思いましたので、自治体の皆さんと情報を共有させていただきたい」と会見で明らかにした。
どんな物価高対策を実施するかは各自治体が決定するため、政府が推奨する「おこめ券」について自治体から問い合わせが相次いでいるという。鈴木農相は自ら「おこめ券」を自治体に売り込むつもりだ。
しかし、さすがに「おこめ券」の配布に対しては「農協への利益誘導だ」と批判が噴出している。28日の会見でも記者から「税金でおこめ券を配ると、発行2団体に利益集中するのでは」との質問が飛んだ。「おこめ券」は、全農と全米販の2団体が発行しているからだ。1枚500円だが、440円分のコメしか買えず、差額の60円は印刷代やマージンだという。
それでも、鈴木農相は「おこめ券を使うか、使わないかは自治体の自由だ」と、完全に開き直っている。
案の定、ネット上は、批判のオンパレードだ。
《高騰した新米は売れずに行き場を失い、JAや中間業者の倉庫は山積みになっています。おこめ券はそれらをさばくための対策》
《JAや全米販には億単位の利益が転がり込むことでしょう》
《おこめ券を知られていないと言ってJAの為に宣伝してあげている》
どんなに批判されても、鈴木農相は引く気がないという。
「鈴木さんは農水省出身、選挙区はコメどころの山形県。農協が全面的にバックアップしている筋金入りの農水族です。『JAへの利益誘導だ』との批判は、鈴木さんにはマイナスにならない。むしろプラスでしょう。おこめ券を使ってコメの価格を維持しようという計算もあるはずです」(霞が関関係者)
しかし、このままコメの高騰が続いたら、いずれ消費者のコメ離れを招くだけなのではないか。
経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう言う。
「一番の問題は、政府に農業政策の大きなビジョンがないことです。コメの増産に舵を切ったと思ったら、減反に戻るなど、猫の目のようにクルクル変わっている。これではコメ農家も将来を見通せませんよ。欧州は“食料安全保障”の観点から、農家に補助金を出して十分な食料を確保しています。おこめ券を配って目先の米価を維持するだけでは、農家にとっても消費者にとっても良いことはありません」
JAだけがボロ儲けすることになるのか。
◇ ◇ ◇
「おこめ券」への批判は高まる一方。石破前首相も参戦し…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。
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