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「強い外交」と「海外マスコミ無視」の本末転倒 西村カリン ニッポン見聞考
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/382192
2025/12/25 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

日本の強い外交とは、より強い声を出すことではなく、対話で問題を解決することではないか(C)共同通信社
「日本列島、強く豊かに」「日本外交を取り戻す」と強調する高市早苗首相は言葉と行動が矛盾しているのではないかと思われるところがある。
「台湾有事」の答弁で日中関係が一気に悪化したにもかかわらず、高市首相は臨時国会閉会後の記者会見で、こう述べた。
「強い経済、強い外交・安全保障の実現についても、補正予算により、政権として一定の方向性を出すことができたと考えている」
確かに、高市首相は就任から1カ月経たないうちに海外でも目立つ首脳になった。答弁が世界中に報道されたからだ。ただ、国際社会の受け止め方は分かれている。「強い女性」という見方があれば、「危険な人物」という見方もある。中国や米国とは極めて難しい外交になることは否定できない。当然、正常化には時間がかかる。
日本の強い外交とは、立場が異なる中国に対して、より強い声を出すことではなく、対話で問題を解決することではないか。今回は、真逆の方向に進んでしまったと言っても過言ではない。
また、日米関係が強化されたと高市首相が信じても、客観的に見たら、必ずしもそうではない。むしろ、日本はトランプ大統領の全ての要求に応じただけだ。自分の国にマイナスになることを受け入れるのは強い外交とは言えないだろう。
高市首相は外交に関心があるのは間違いない。やる気もあるし、他国の首脳に会うのも好きそうだ。それはとても高く評価できる能力だ。ただ、外交は他国の首脳たちとの会話だけではない。
私が外国人記者として最も驚いたのは、高市首相の記者会見の運営だ。あまりにも国内マスコミ向けの会見で、完全に内向きだ。これまでは首相が記者会見を開いたら、少なくとも海外マスコミから1つか2つの質問に答えるが、今月17日の会見は、ゼロだった。参加した他の海外メディアの2人の記者と私は怒った。
会見の直後に1人がその場で文句を言ったが、私は総理官邸に抗議メールを送った。これほど「強い日本」を強調する首相が、海外マスコミを無視するのは本末転倒だと指摘した。次回の会見は改善されると期待している。

西村カリン ジャーナリスト
仏の公共ラジオ「ラジオ・フランス」とリベラシオン紙の特派員。1970年、仏で生まれ、2004年末から20年までAFP通信東京支局特派員。近著に「Japon,la face cachée de la perfection(日本、完璧さの隠れた裏側)」、初の小説「L'affaire Midori(みどり事件)」。
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