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ウクライナの治安機関がケルチ橋を無人艇で攻撃したものの、防護柵に阻まれた
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202506040001/
2025.06.04 櫻井ジャーナル
6月3日にケルチ橋(クリミア橋)が攻撃されて防護柵が爆発したものの、橋本体に大きな損傷はなかったようだ。ウクライナは治安機関SBUがTNT火薬換算で約1トンの爆薬を橋脚の下に仕掛けたと主張したが、実際は無人艇によるもの。西側の情報機関が関与した可能性は高い。
ケルチ橋は2022年10月8日にも攻撃されたが、その年の4月にイギリスの情報機関が作成した資料によると、破壊活動の訓練を受けたウクライナ軍兵士を動員してケルチ橋を爆破するという計画が練られていた。このテロ攻撃を実行したのはSBUだが、計画したのはイギリスの対外情報機関MI6だとロシア政府は主張している。
その年の10月29日、クリミアのセバストポリをキエフ政権が9機のUAV(無人機)と7隻の無人艦で攻撃、いずれもロシア軍に破壊されたとされているが、その攻撃を実行したウクライナの第73海軍特殊作戦センター隊員を訓練したのはオチャコフにいるイギリスの専門家だった。
フリードリヒ・メルツ独首相は空中発射型巡航ミサイルの「タウルスKEPD 350」をウクライナへ供与すると主張していたが、この攻撃計画はドイツ空軍の中で議論されていることを示す会話が昨年3月1日、RTによって公開されている。
この攻撃に関する相談をドイツ空軍の幹部は2024年2月19日にリモート会議で行ったが、その幹部とはインゴ・ゲルハルツ独空軍総監、作戦担当参謀次長のフランク・グレーフェ准将、そして連邦軍宇宙本部のフェンスケとフロシュテッテ。ゲルハルツらは2023年年10月の時点で計画の内容を太平洋空軍司令官だったケネス・ウイルスバックに伝えているという。
ウイルスバックは2023年5月、航空戦闘軍団司令官に指名されて昨年2月に就任、ウイルスバックの後任としてケビン・シュナイダーが太平洋空軍司令官になったのは昨年2月9日。問題のリモート会談が行われる10日前のことだ。その時点でシュナイダーはウクライナでの攻撃計画について知らなかったようだ。
計画を知らなかったのはシュナイダーだけでなく、ドイツの首相だったオラフ・ショルツや国防相だったボリス・ピストリウスも知らなかった。つまりアメリカ軍幹部の一部とドイツ空軍幹部など限られたグループがロシア軍と本格的な軍事衝突を目論んでいる可能性がある。
こうしたことを考えると、6月1日にSBUが実行したオレニャ(ムルマンスク)、ベラヤ(イルクーツク)、イバノボ(イバノボ)、ディアギレフ(リャザン)、ウクラインカ(アムール)の戦略核基地への攻撃をドナルド・トランプ米大統領が知らなかった可能性は否定できない。
モスクワ近郊のボスクレセンスクにある空軍基地が攻撃する様子だとする映像が拡散されているが、オレゴルスクにあるホテルが写っていることから、偽情報だということがすぐに発覚した。発信源はウクライナ情報心理作戦センターだとされている。
6月1日の「スパイダー・ウェブ作戦」は計画通りの結果は得られなかったようだが、アメリカを含む西側諸国で軍の内部で反乱組織が主導権を握りつつあるのかもしれない。その反乱組織はCIAやMI6のような情報機関に指揮下されている可能性もある。
この作戦によってダメージを受けた爆撃機の数はロシア空軍が保有していた総数の3%強で、軍事的に大きな影響はないが、攻撃された意味は小さくない。ロシア国内でも報復を求める声が高まり、核戦争を回避しようとしてきたウラジミル・プーチン政権にとっては舵取りが難しくなっている。
ロシアの安全保障会議で副議長を務めているドミートリー・メドベージェフは報復を求める声に対し、「心配するのは当然」だとした上で、ロシア軍は前進を続け、爆破すべきものはすべて爆破し、排除すべきものは排除すると発言している。
ロシアとの戦争を始めたネオコンに従属しているEUの「エリート」はウクライナでの戦闘が終わることを恐怖している。戦闘が終わるということはロシアの勝利を意味するからだ。
ウォロディミル・ゼレンスキー体制はブラックロックのほか、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスの影響下にあり、メルツ独首相はブラックロックの元監査役、エマニュエル・マクロン仏大統領は財務官僚からロスチャイルド銀行へ転職した人物。こうした西側の金融資本はウクライナの資源を手に入れようとしているだけでなく、広大な工作地帯を支配しつつある。ロシア軍の勝利はそうした西側資本の利権を危うくする。
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