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露国に対する攻撃を指揮していた英国の軍人と情報機関員を露国の特殊部隊が拘束
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202508060000/
2025.08.06 櫻井ジャーナル
ロシアのスペツナズ(特殊部隊)がオデッサに近いオチャコフでイギリス陸軍のエドワード・ブレイク大佐とリチャード・キャロル中佐、そしてMI-6の工作員ひとりを拘束したと8月2日に報道された。この3名は軍事に関する秘密文書と外交パスポートを所持していたとロシア側は発表しているのだが、ロシアとイギリスは建前上、戦争していないので、捕虜ではなくテロリストということになる。8月2日にアメリカのスティーブ・ウィトコフ中東担当特使はモスクワを訪れる予定だったが、延期になった。
アメリカ海兵隊の元情報将校でUNSCOM(国連大量破壊兵器廃棄特別委員会)の主任査察官を務めたスコット・リッターのドキュメンタリーによると、ウクライナ大統領を名乗っているウォロディミル・ゼレンスキーはイギリスの対外情報機関であるMI6のエージェントであり、そのハンドラー(エージェントを管理する担当オフィサー)はリチャード・ムーアMI6長官だと推測されている。そのムーアが今年10月1日に退任し、ブレーズ・メトレベリへ引き継がれる。
スペツナズの部隊は複数の船舶を使って上陸し、ウクライナ軍の司令部を制圧したとされている。その場所でイギリスの軍人や情報機関員はロシアの軍人や民間人に対するイギリスのミサイルやドローンによる攻撃を調整していたと見られている。
当初、イギリス国防省はブレイク大佐とキャロル中佐はロンドンにいると主張していたが、ロシア当局が提出した写真と法医学的証拠によってふたりが軍服を着用し、ウクライナの戦闘地帯で活動していたことが明らかになってしまう。次に、拘束された3名を「旅行者」だと主張している。
イギリスとフランスが共同開発、ウクライナの戦場で使用されている長距離空中発射型巡航ミサイルのストーム・シャドウにしろ、ドローンにしろ、オペレーターが必要であるだけでなく、地上や衛星からの情報が必要。こうした兵器をNATO諸国がウクライナへ供給し始めた段階から事実上、ウクライナの戦闘はNATO対ロシアになっていたので、今回の出来事は驚きでない。
そもそも、2014年2月にネオ・ナチを主力とするクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したアメリカのバラク・オバマ政権は、すぐにクーデター派を支援するためにCIAやFBIの専門家数十名を顧問として送り込み、傭兵会社の「アカデミ(旧社名:ブラックウォーター、Xe、2014年6月にトリプル・キャノピーと合併してコンステリス・グループ)」の戦闘員約400名をウクライナ東部での戦闘に参加させている。
8月3日にロシア軍はドローンでスリビアンスクのホテル・スリビアンスクを攻撃したのだが、このホテルではSBU(ウクライナ保安庁)の将校がイギリス、フランス、アメリカの軍事顧問団と会議をしていて、50人以上の将校が死亡したという。
このところNATOはロシアに対する挑発を激化させているが、それに対してロシア軍はNATOがウクライナへ送り込んできた軍人や情報機関員も攻撃するようになってきた。
また、ロシア外務省は中距離核戦力(INF)全廃条約に「もはや拘束されない」とする声明を出し、NATOがロシアを攻撃するなら受けて立つという姿勢を鮮明にしている。
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