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ネオコンの計画通りに進まず、神頼みになったトランプ大統領
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202603070000/
2026.03.07 櫻井ジャーナル
アメリカのデラウェア州にあるドーバー空軍基地において戦死した兵士の遺品を整理する「遺品整理スペシャリスト」をジョイント・テクノロジー・ソリューションなる会社が募集していると話題になっている。
ドーバー基地では海外での軍事作戦支援中に死亡した軍人および国防総省所属の民間人の遺体を処理する作業をしていることからイランでの戦死者と結びつけて考える人がいるのだ。アメリカ軍の戦死者数をアメリカ側は6名、イラン側は600名としている。
アメリカ軍は2月28日にイスラエル軍と共同でイランの主要都市をミサイルとドローンで攻撃し、最高指導者のアヤトラ・アリ・ハメネイ師、アブドルラヒム・ムサビ参謀総長、アジズ・ナシルザデ国防相、イラン革命防衛隊(IRGC)のモハメド・パクプール司令官、そして最高安全保障委員会(SNSC)事務局長でハメネイ師の顧問を務めていたアリ・シャムハニを含む人びとを殺害、ドナルド・トランプ政権はイランがすぐに屈服すると考えたようだが、そうした展開にはならなかった。
ピート・ヘグゼス国防長官は3月4日、イランとの戦争は3週間から8週間続く可能性があると述べているが、こうした展開はアメリカの大手メディアにとっても想定外だったようだ。イランのアッバス・アラグチ外相はNBCニュースでアンカーを務めるトム・ヤマスに対し、アメリカと交渉する理由はないと語っている。イランは戦争を続けるつもりだということだ。このアンカーもイランがすぐに屈服すると思っていたようで、アラグチの発言を聞いた後、顔がこわばったように見えた。
アメリカ軍とイスラエル軍が攻撃を開始してから90分後にはイラン軍がミサイルやドローンで激しい反撃を開始、イスラエルや中東にあるアメリカ軍基地を攻撃している。イスラエルのテルアビブやハイファ、そしてカタールにあるアル・ウデイド空軍基地、クウェートのアル・サレム基地、アラブ首長国連邦のアル・ダフラ空軍基地、バーレーンのアメリカ軍第5艦隊基地を含む27基地を攻撃。キプロスの基地もドローンで攻撃されたという。
衛星画像などの分析から、イランによる報復攻撃でヨルダンのムワッファク・サルティ空軍基地にあるアメリカ軍の主要レーダーシステムが深刻な被害を受けたか破壊されたことが確認された。このレーダーは弾道ミサイルの探知、追跡、識別を目的として設計され、アメリカのミサイル防衛センサーの中で重要な役割を果たしていた。この地域におけるアメリカ軍の早期警戒能力は失われたと見られている。アメリカ側はイランが保有しているミサイルが枯渇していると期待しているようだが、まだ余裕がある可能性が高い。
サウジアラビアの石油施設など民間施設も破壊されたというが、タッカー・カールソンによると、サウジアラビアとカタールでイスラエルの情報機関モサドの工作員が逮捕されたという。その工作員は両国で爆破を計画していたという。偽旗作戦が展開されている可能性がある。
トランプ政権は今回の対イラン攻撃にインドを巻き込んだ。インドのナレンドラ・モディ首相は2月25日から26日にかけてイスラエルを公式訪問、その際の会談で両国の関係を「特別な戦略的パートナーシップ」へと引き上げたのだが、その直後にイスラエルとアメリカはイランを奇襲攻撃している。
2月17日から26日にかけてインド海軍は「ミラノ2026」と名づけられた演習を実施した。42隻の艦艇と潜水艦、そして29機の航空機が参加、イランからはフリゲート艦の「デナ」、アメリカからはP-8Aポセイドンが加わっている。
2月25日に空母「ビクラント」の艦上で閉幕式を催され、そこからデナは帰路についたのだが、スリランカ沖の公海上でアメリカ海軍の潜水艦が発射した大型誘導魚雷のMK48で撃沈された。インド海軍から見ると招待客が攻撃されたわけだ。
トランプ大統領はNSC(国家安全保障会議)の職員数を3分の2以上削減を縮小、CIAでは分析部門が秘密工作部門の管理下に入れられたようで、客観的な分析ができなくなっている可能性が高い。今回、国務省は計画にほとんど関与せず、国防総省の警告も無視されたという。そしてトランプ大統領は大混乱に陥り、抜け出せなくなっている。
そして執務室では、ホワイトハウス信仰に基づく地域連携局でスピリチャル顧問を務めるポーラ・ホワイト-ケインを中心とする牧師が祈りの儀式を行った。神頼みだ。



ホワイト-ケインは福音派のテレビ宣教師。この宗派はキリスト教原理主義者、あるいは聖書根本主義者と呼ばれ、1970年代にネオコンと同じタイミングで台頭してきた。
この一派が掲げる教義によると、キリストに従う「善の軍勢」と反キリストの「悪の軍勢」が「ハルマゲドン」で最終戦争を行い、人類の歴史は幕を閉じる。その際、再臨するキリストによって自分たちは救われるのだという。イランに対する攻撃が始まった時、「ハルマゲドン」だと興奮していたアメリカ軍将校もいたという。
ジェリー・フォルウエルなど有名なテレビ説教師の大半がこの説を信じていて、「四千万を超えるといわれる聖書根本主義者たちは、聖書に書かれた神の都シオンと現代のシオニズム国家イスラエルを中心に信仰体系を打ち立てている」。この信仰体系は天啓的史観と呼ばれている。(グレース・ハルセル著、越智道雄訳、「核戦争を待望する人びと」、朝日選書、1989年)
このキリスト教系カルトはネオコン、あるいはウラジミール・ジャボチンスキーが創設した「修正主義シオニスト世界連合」と一心同体の関係にある。ネオコンはトランプ政権だけでなく、1970年代以降の前政権がその影響下にあった。アメリカはカルト的な妄想の中を彷徨っている。
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【櫻井ジャーナル(note)】
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