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日本の国民が選んだのは高市政権の政策ではなく、高市首相のナラティブだ 西村カリン ニッポン見聞考
https://www.nikkan-gendai.com/?p=news_detail&id=384062
2026/2/12 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

不安や不満のある多くの日本人が、「今、聞きたい話」を語った (C)日刊ゲンダイ
衆院選期間中に多くの政党の街頭演説を回って取材した。候補者たちの演説はもちろん興味深かったが、聴衆の一般人にインタビューしたら、関心のある争点や、その理由がよく分かった。
特に高市早苗首相の街頭演説は、特徴が複数あると思う。高市氏は、不安や不満のある多くの日本人が、今、聞きたい話を語った。見たい姿を見せた。笑顔、ポジティブな言葉、批判のない演説、やる気のある態度。自分の日常生活に、楽しいことよりも心配なことの方が多いと感じている人々にとって、気持ちのいい表現だ。
大勢の人が聞きたい言葉を話す政治家は、空気を読む人であり、ポピュリストだ。最近「ポピュリスト」といったら、なぜか「極右」を意味するようになったが、そもそもそうではなく、語源はラテン語のpopulusまたはフランス語のpeupleで「人民」だ。つまり一般大衆の望んでいること、感情や意見に近いことを表現する政治家。ポピュリストは必ずしも極右政治家ではない。むしろ、空気が読め、時宜を得たセンスのある政治家だ。
若者が高市氏を選んだ理由は政策よりも、楽観的なナラティブ(物語)だ。楽しいストーリーを語る女性の姿が好きだからだろう。
また、高市氏の演説で最もよく使われている単語はおそらく「日本」と「日本人」だと思う。それがキーワードだ。
日本の国民は、自分の国がいまどうなっているかを分からなくなったと思う。海外に行く日本人が減っているだけに、他国と比較することができない。日本に来る外国人を理解できないし、良いところをあまり見ない。日本の技術、日本の価値観、日本の外交、日本の人材がすごい、その強みをさらに発展させると強調する政治家の演説を聞くと、気持ちいいし、安心する。
弱点や欠点があると認めても、「解決する」と同時に強調する。例えば、資源のない国と言われても、「実はレアアースはある。これから開発する」と巨大プロジェクトの立ち上げや、挑戦を提案する。
それに対して、中道改革連合は日常的な問題を解決する方法を提案しようとしたり、世界の秩序の不安定さを説明したりしたかも知れないが、彼らは多くの国民が見たい夢を見せてくれなかった。

西村カリン にしむらかりん ジャーナリスト
仏の公共ラジオ「ラジオ・フランス」とリベラシオン紙の特派員。1970年、仏で生まれ、2004年末から20年までAFP通信東京支局特派員。近著に「Japon,la face cachée de la perfection(日本、完璧さの隠れた裏側)」、初の小説「L'affaire Midori(みどり事件)」。
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