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中国が日本を「新型軍国主義」と呼び始めた真意 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/?p=news_detail&id=384316
2026/2/18 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

「新型軍国主義」という言葉を用いた評論を掲載した、1月9日付の中国共産党機関紙「人民日報」 /(C)共同通信社
中国がとうとう日本を「新型軍国主義」と呼び始めた。この言葉を使った最初は1月9日付の中国共産党機関紙「人民日報」の「鐘声」署名の論説で、「『新型軍国主義』は日本を再び深淵に引き込む」と題して「日本の右翼が侵略の歴史を否定し、非核三原則を見直し、平和憲法から離脱することを望んでいる」「『新型軍国主義』の執念に基づき日本を改造しようとしている」と高市政権を批判した。
他の論説や国連大使の演説などでもこの言葉が使われており、今年の幕開けとともに中国の指導部がこの規定の下で日本に対し厳しく当たるよう意思統一が行われたとみていいだろう。これは容易ならざる事態で、なぜかというと、単に高市政権の「右寄り」傾向を折に触れ批判するというレベルから飛躍して、高市だろうと他の誰かであろうと、今後の日本は相当長期にわたって軍国主義の国家システムの形成に突き進み、アジアと世界の「国際秩序の破壊者」(国連大使の言葉)となると想定して全面対決するというレベルに、対日関係をシフトすることを意味しているからである。
新型軍国主義の定義は明らかでなく、とりわけ「新型」とはどういう意味かもわからないが、それはともかく中国が日本を軍国主義の再来と捉え始めたことは限りなく重苦しい。
1960年代に日中友好の機運が生じ、やがて72年の国交正常化にこぎ着けていくのだが、その頃といえばまだ日中戦争が終わって20年余りしか経っておらず、当時7億の民のほとんどは自分や身内に何らかの傷痕を抱えており、「何で日本人と友好を結ばなければならないんだ」と怨嗟の声が湧き上がった。その時に周恩来総理が必死に説いたのは、「戦争を起こしたのは一部の軍国主義者であって、日本の人民は戦争に駆り出されたり爆撃に遭って死んだり傷ついたりした、一面において被害者である。だから日本人を憎んではいけない。中国と日本の人民が手を結んで一部の軍国主義者とその追随者たちを孤立させ、二度とアジアで戦争が起きないようにしようではないか」ということだった。中国が日本の政治指導者の靖国参拝に反発するのもこれに関連していて、靖国にはその「一部軍国主義者」が祭られているからである。
この日本人民と一部軍国主義者を区別するというロジックは中国の対日政策の根本原理なのだが、高市はそこをブチ壊そうとしている新型の軍国主義者だと見るのだろう。この戦後最悪の日中関係の危機をどうすれば乗り切れるだろうか。

高野孟 たかのはじめ ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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