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2期目狙う馳浩氏ピンチ…石川県知事選は保守分裂“ラウンド2”「不人気現職vs極右前市長」でカオス極まる
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/384643
2026/02/28 日刊ゲンダイ

災害対応で評判ガタ落ち(C)共同通信社
今月19日に告示された石川県知事選(来月8日投開票)が、にわかに注目を集めている。というのも、一般的に2期目の首長選は現職が圧倒的有利とされるのに、まさかの苦戦を強いられているからだ。
地元メディアが実施した序盤の情勢調査によると、2期目を狙う元プロレスラーの馳浩知事(64)が、前金沢市長の山野之義氏(63)と横一線で、激しく競り合っているという。
2022年の前回選は、馳氏と山野氏を含む自民出身候補3人が乱立した。今回も因縁の対決。保守分裂選の“ラウンド2”となっている。馳氏は、自民、維新、連合石川の推薦、社民県連合の支援を受け、山野氏は国民民主県連の支持を取り付けた。そこに共産推薦の黒梅明氏(78)が追う、三つ巴の戦いとなっている。
馳氏が評判を落としている主な原因のひとつは、能登半島地震・豪雨への対応だ。
「被災地の復旧・復興が思うように進まず、いまだに被災者は厳しい生活を強いられています。おととしの元日に地震が発生したとき、馳さんは東京に帰省中で『初動に遅れが生じたのではないか』との批判の声も根強い。県民から厳しい目が向けられており、金沢市など都市部での評価もガタ落ちです。いまや不人気知事ともいえる馳さんの頼みの綱は、親密な関係の高市首相です。旧安倍派仲間の松本デジタル相が現地に応援に入ったほか、高市さんとの2連ポスターを張り出すなど、政権との距離の近さをアピール。高市人気にあやかろうと必死です」(地元政界関係者)
山野氏は参政代表を「心から尊敬」
現職が他人のふんどしで相撲ならぬプロレスを取る一方、ソフトバンクで戦略顧問を務めた山野氏は、行政のDX推進や地元企業の成長戦略立案を訴え、無党派層の支持を集めている。ただ、これは「いわば表の顔」と、前出の地元政界関係者はこう続ける。
「山野さんは国民民主支持の候補ですが、実は参政党と距離が近い。衆院選では、参政候補の応援にも駆け付けていました。参政党の神谷宗幣代表がかつて主宰していた地方議員のネットワーク『龍馬プロジェクト』に山野さんも関わっていたようで、自身のブログで神谷代表を『心から尊敬している人物』とまで評している。金沢市長時代には歴史修正主義的な育鵬社の教科書を市立中学校で採用したこともあり、極右的な思想で共鳴するところがあるのでしょう」
ネット選挙で存在感をみせる参政党が加勢すれば、馳氏がさらに追いつめられるのは必至だ。保守勢力の思惑が入り乱れるカオス選挙の行方やいかに。
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