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イラン戦争の鬩ぎ合いが続いている。そもそも論として、この戦争を含めた中東問題の遠因を2つ挙げるとすれば、@この地域に石油が出たため各国の利害が衝突する事と、A現代イスラエルが建国した事となるだろう。
ここで歴史の禁じ手を犯して、もしこの地域に石油が出なかったらと仮定したら、少なくとも世界的な紛争の地にはなっていなかっただろうと想像できる。また、現代イスラエルが建国しなかったら、石油が出てそれを巡る攻防が起きても今より大分単純なパワーゲームになっていたような気がする。
現代イスラエルはシオニズムによって建国したが、ずっと遡って、もし古代にユダヤ教が興らなかったらどうなっていたか? 中東問題含め世界史はどう変わっていたか? について興味本位で少し考えてみた。
◆ジェミさん(Gemini)達に聞いてみた◆
と言っても、なかなかに宗教、歴史についての知識が必要と思われ、AIのチャット君(ChatGpt.)、グロちゃん(Grok)、ジェミさん(Gemini)にそれぞれ聞いてみた。3人は裏でつるんでいるのか、似たような回答だったので、代表してジェミさんのから抜粋して下記に示す。先ず、一神教とユダヤ教が興った状況から聞いた。
https://gemini.google.com/share/9b6cb145adf3
【一神教の起源と自然環境】
砂漠という極限状態: 生か死かの二択を迫る過酷な環境が、多神教的な「八百万の神」ではなく「絶対的な意思」を求めた。
不安定な「天の恵み」: 大河のないパレスチナでは、生存が「雨(神の意志)」に直結し、神への絶対的依存が強まった。
「点の文明」の生存戦略: 砂漠の中の限られた居住区(三日月地帯)を守るため、排他的な団結が必要だった。
移動する神: 遊牧生活において、特定の土地や神殿(不動産)に縛られない「言葉(動産)」としての神が選ばれた。
【ユダヤ教:個人事業主のOS】
個人事業主間の掟: 初期ユダヤ教は、独立した家族経営の牧畜民たちが、互いの権利を侵害しないための実務的なルールだった。
契約(ベリート)の概念: 信仰とは「神とのビジネスライクな契約」であり、信義誠実の原則が根底にある。
動産としての法: 羊や山羊などの「動産」を守るため、移動先でも通用する普遍的な「掟」が発達した。
安息日(サバト)の経済学: 共同体全員が休むことで、過当競争を防ぎ、労働力のメンテナンスを図るBCP(事業継続計画)。
公正な取引の義務化: 正しい秤や重石の使用を神の名において強制し、広域交易の信用基盤を作った。
バビロン捕囚による昇華: 国(土地)を失ったことで、神が「民族の神」から「宇宙の主宰者」へとバージョンアップした。
ふむふむ。そしていよいよ歴史のifへ!
【歴史の「もしも」と文明への影響】
直線的歴史観の不在: ユダヤ教がなければ、世界は「進歩」ではなく「円環(輪廻)」する時間のままだった可能性がある。
科学的探究の前提: 「世界は合理的な設計図(唯一神のロゴス)で書かれている」という確信が、近代科学の土台となった。
多神教の継続: もし一神教がなければ、寛容だが統合力の弱い多神教ネットワークが世界を覆っていた。
人権概念の欠如: 「神の前の平等」という一神教のフィルターがなければ、普遍的人権の浸透は遅れたはず。
地政学の激変: イスラム教やキリスト教がなければ、現在の中東・欧米の国境線やアイデンティティは存在しない。
【総括的本質】
OSとしての宗教: 祈りや儀式以上に、複雑な社会を動かすための「プロトコル(共通言語)」として機能した。
免疫反応としての排他性: 弱小勢力が大帝国の中で消滅しないための、過剰なまでの自己防衛機能が「唯一神」だった。
契約社会の源流: 「超越者との契約」という形式が、のちの国際法や近代的な契約書の精神的ルーツとなった。
・・・まあ、そうなんだろうなと言う感想の回答だった。いやジェミさん達は悪くない。聞いた筆者が未熟だったか。しかし上記からは、一神教は歴史の必然だったっぽい感じも受けたし、ユダヤ民族が弱小であるがために一神教を抱え込み継続させ図らずもキリスト教、イスラム教にバトンを渡し、その後も卵が先か鶏が先か迫害と偏狭な選民意識の間で今日に至るルーツが少し分かった気がした。(なお、ジェミさん達には、人身供犠やジェノサイドの相対比較や、キリスト教・イスラム教との比較等についても、しつこく聞いた上で回答してもらっています)
https://gemini.google.com/share/9b6cb145adf3
◆イラン戦争の現況とその後◆
さて、そんな石油利権とユダヤ教やキリスト教、イスラム教の相克をバックにしたイラン戦争の現状である。ネタニヤフはイランを潰すまでとことんやりたい気炎を上げているが、トランプは11月の中間選挙前、出来れば5月の訪中前に、「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」という吉本新喜劇の池乃めだか 師匠バリのセリフを吐いて撤兵するタイミングを計っている風情だ。
チェチェン兵がイラン側で参戦する用意があるとの声明を出しており、トランプとしては中露分断して習近平を抑える大戦略からして、プーチンのこの牽制球を無視しての地上軍投入は今後ほぼないだろう。
だが、米F15が撃墜されてパイロットを米イラン双方が捜索しているが、捕虜に取られた場合、池乃めだか師匠のようなタイミングを逸しベトナムやアフガンように泥沼に引き摺り込まれる可能性も残っている。
イランの核開発は、今回の戦争を通し大幅に遅れた模様だが、ホルムズ海峡を通るタンカー等から1隻3億円(1ℓ当たり1円程度)と言われる通行料を取り始めており国際法違反ながら、もし各国が形を変えて追認するならば、イランにはチャリンチャリンと資金が貯まり、今回体制転覆はほぼ無いので核開発は再開して加速するだろう。そうすると例え今回休戦しても、何年かするとまた今回と同じ事を繰り返す事となる。
イスラエルとイランがどこかの砂漠の地域限定で思いっきり武器投入し戦闘する限定ハルマゲドンで決着を付ければ中東と世界は収まるのだろうが、たとえそんな実弾オリンピックみたいなものが実現したとしても、イスラエルは負けそうになれば核を使うだろう。
「ホロコーストの貯金」が尽き掛けたイスラエルの世論が軟化し、イラン側と妥協出来るのか? 出来るのかも知れないが、僥倖により根強い宗教的対立が根底から除かれないならば、残念ながら、それはどちらか又は双方の核が使われた後になる可能性が高いと筆者には思われる。
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