★阿修羅♪ > wxIHPiSsYc8 > 100000
 
g検索 wxIHPiSsYc8  
 
wxIHPiSsYc8 コメント履歴 No: 100000
http://www.asyura2.com/acas/w/wx/wxi/wxIHPiSsYc8/100000.html
[自然災害22] <警戒>新燃岳で大噴火の恐れ、山の隆起を観測!地震は700回以上!マグマが激増中か  赤かぶ
4. taked4700[7014] dGFrZWQ0NzAw 2018年5月05日 18:31:45 : UqUyFiwtmk : wxIHPiSsYc8[1]
M9地震が起こったのは太平洋プレートの沈み込みが原因です。よって、今後、火山噴火が盛んになるのは東日本です。西日本の一部である九州はプレートの沈み込みはまだまだ本格化していません。そのため、1914年の桜島大正噴火レベルの噴火の再発さえまだまだです。今後、数十年という期間で、九州の特に南九州の火山の噴火は桜島の大正噴火レベルの噴火は起こり得ません。

今後数十年という期間で起こり得る南九州の火山噴火は、2010年から2011年程度期間で発生した桜島や新燃岳の噴火レベルの繰り返しでしかありません。

今後、開聞岳なども含めて、2010年から現在の桜島の噴火レベルの噴火は有り得ます。しかし、1914年の桜島大正噴火レベルの噴火はまだまだです。

869年の貞観地震以前は数百年以上の期間に渡って太平洋プレートが常時沈み込んでいました。このことは、富士山の噴火が

800年〜802年(延暦19年)
(旧暦)3月14日から4月18日にかけて噴火。延暦大噴火

864年(貞観6年)
詳細は「貞観大噴火」を参照
貞観大噴火 864年6月 - 866年初頭にかけて活動青木ヶ原溶岩を形成した噴火で、山頂から北西斜面約10Kmの(現在の長尾山)から大量の溶岩流出とスコリア噴火とを起こす。

とあることから分かります。800年から864年までに大量のマグマが生成されたわけで、この期間に太平洋プレートが富士山あたりで非常に活発に沈み込んでいたのです。その結果、フィリピン海プレートもこの時期に盛んに生成され、それが南九州でもフィリピン海プレートの沈み込み活発化につながり、開聞岳の噴火が9世紀に起こったわけです。いわば、開聞岳の貞観地震以降の噴火は、この時期の100年以上に渡る太平洋プレートの活発な沈み込みがあってこそです。

2011年の311大地震以前は、太平洋プレートの富士山あたりでの沈み込みは数百年以上の期間抑制されてきたため、開聞岳の大規模噴火はまだまだということになります。

では、なぜ桜島で1914年に大正噴火という大規模噴火になったかが問題ですが、これは桜島の噴火記録を見れば分かります。

ウィキの桜島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E5%B3%B6
には

有史以降の噴火
>30回以上の噴火が記録に残されており、特に文明、安永、大正の3回が大きな噴火であった。
>764年(天平宝字8年)から766年に海底からの噴火があり『続日本紀』の764年の箇所に「麑嶋」(鹿児島)における噴火の記述が残る。
>文明大噴火
1468年(応仁2年)に噴火したが被害の記録はない。
>安永大噴火
1779年11月7日(安永8年9月29日)の夕方から地震が頻発し、翌11月8日(10月1日)の朝から、井戸水が沸き立ったり海面が紫に変色したりするなどの異変が観察された。 正午頃には南岳山頂付近で白煙が目撃されている
>大正大噴火1914年(大正3年)
1月12日に噴火が始まり、その後約1か月間にわたって頻繁に爆発が繰り返され多量の溶岩が流出した。

とされています。要するに、桜島は869年の貞観地震以降も噴火活動が盛んでしたが、マグマを大量に噴出したのは1914年の大正噴火のみです。桜島は鹿児島湾という非常に大きな地溝帯にあり、それだけつねに火山活動が盛んであり、マグマがもともと、地下から地表近くにまで上がってきている地域に存在しているのだと思います。火山活動が盛んなのは、単に、マグマが地表近くにあると言うだけの話であり、マグマの生成が、大正噴火の前に盛んになったというわけではなく、大正噴火のマグマは

>764年(天平宝字8年)から766年に海底からの噴火があり『続日本紀』の764年の箇所に「麑嶋」(鹿児島)における噴火

以降、1000年以上の期間をかけて蓄えられてきたものだと思います。

よく専門家の方たちが、大正噴火の前のレベルと同じ程度にマグマが既に溜まっているとコメントされますが、大正噴火以前は測量がそもそも現在ほど精密には出来ていず、地面の隆起の度合いとかは分かっていないはずです。その意味で、かなりの程度推測でしかないお話だと思います。

なお、
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXP46&_period=30days&rn=23984
で鹿児島の薩摩半島の先端部で震源深さ150キロ程度の微小地震の頻度が以前に比べて2倍程度になっているのが分かります。

そのため、確実に開聞岳などでも火山活動自体は活発化して行くはずです。しかし、大規模噴火に至るのはまだまです。数十年は桜島大正噴火レベルの大規模噴火は有り得ません。

http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/521.html#c4

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > wxIHPiSsYc8 > 100000  g検索 wxIHPiSsYc8

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。