★阿修羅♪ > zpGDYPBXbvc > 100000
 
g検索 zpGDYPBXbvc  
 
zpGDYPBXbvc コメント履歴 No: 100000
http://www.asyura2.com/acas/z/zp/zpg/zpGDYPBXbvc/100000.html
[政治・選挙・NHK236] 何気なく不用意に使った言葉「退位」!  赤かぶ
13. 2017年12月06日 08:58:06 : yJEta1iLIc : zpGDYPBXbvc[1]
>>1さん

歴史的に、天皇(てんのう)の呼称に統一されたのは明治の中頃。 同じ天皇の字が
使われている日本書紀は、(すめらみこと)とされる。 呼称は、何種類もあったようで、
wikiの禁中並公家諸法度では、天子。 幕末の外国奉行所(今の外務省)の役人は、

タイクン(大君=将軍)とミカド(御門、帝)と呼んでいたようで西欧人が使っている。
時代劇で、将軍を上様や公方様と名前ではなく、肩書で呼ぶようなもので、天皇も
同じように考えればわかりやすい。

陛下の呼称は、アーネスト・サトウ(英外交官)によるようで、女王(ヴィクトリア)との地位
に関係して、女王と将軍の地位(元首)が同等とかによって英訳し、和訳になった。

使サトウ滞日見聞記維新日本外交秘録
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1921021/127

海外諸国と外交を行う際に、呼称による外交上の問題が生じるというのがあるのかも
しれないですね。 サトウも日本では、天皇の曾孫の女性を女王と呼ぶ。 英訳は
大英帝国女王と同じではと書いている。 まあ、儒教文化の肩書を重んじる日本、
日本人同士ならなんでもいいのでは。


退位と譲位は、権力構造による。 これも歴史を紐解けば分かる。 承久の乱は、東西
(鎌倉と京都)の二大権力が戦い、後鳥羽上皇の朝廷が敗北する。 戦後処理は、北条
政権(鎌倉)により、上皇の追放(配流:島流し)、仲恭天皇の廃位。 湯武放伐、儒教の

云う革命と同じ状況が生じた。 この後は、後堀河天皇が即位。 朝廷人事に介入は 
鎌倉幕府。 仲恭天皇は幼帝であっても、側近による退位と譲位の形式もとれず廃位と
された。 幕府は権威として、新天皇の擁立は認めた? 御霊信仰というのも云われる。

一般に知られているのが、学問の神様・菅原道真。 天皇家は、崇徳天皇が怨霊となった
ことを恐れて鎮魂し、御霊となった崇徳天皇を京都に帰還させたのが明治天皇。 御霊
信仰の一端が江戸の終わりまで残り、今でも天神様(菅原道真:天神信仰)の「くわばら

くわばら」の呪文も入試の合格祈願だけではなく残っている。 平安から鎌倉にかけては
人々の中に怨霊が跋扈していたと想像すると天皇即位は御霊信仰というのも?
この後に、天皇の存続させた鎌倉幕府に権力奪取を目指す天皇が現れた。 南北朝の

南朝の後醍醐天皇で、権力をとり建武の新政と歴史に載る。 足利尊氏に反旗を翻され
室町幕府の武家政権に戻る。 戦国を経て、江戸幕府は朱子学を官学とし、徳川光圀
(黄門さま)が、神器よりも朱子学の名分論(忠誠忠義)から、南朝の後醍醐天皇を正統と

し、水戸藩から尊王攘夷が出て、徳川慶喜も幼少より万世一系や国体とは何かを学んだ。 
南朝正統は、三種の神器よりも朱子学の思想、忠のイデオロギーによるようである。 


戦前の歴史教育は日本書紀を利用しているとされるが、アマテラスと三種の神器、天孫
降臨(アマテラスの孫:ニニギ)は古事記。 日本書紀は、皇祖タカミムスヒが孫のニニギを
「真床追衾」で包んで降臨させた。 天皇は即位の際、真床追衾の儀式を行うようである。

八紘一宇の神武天皇は、龍から産まれた。 祖母と母は姉妹で、海神の娘。 祖母は
神武天皇の父親を産む時、龍に姿を変えた(日本書紀)、古事記はワニである。 記紀で
一まとめにしているが、聖徳太子の事績は日本書紀で、古事記は名前だけ。 政権に

都合よく(今はネットで記紀を読める)子供の教育し常識化していることが問題。 問題の
一例は、古事記を採用して、アマテラス=伊勢神宮としている。


天皇「制」はよくわからないが、明治憲法も天皇を明文化、現憲法も象徴天皇で明文化、
女性や女系に何ら問題は無いと思いますね。

http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/559.html#c13

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > zpGDYPBXbvc > 100000  g検索 zpGDYPBXbvc

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。