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[政治・選挙・NHK275] 近隣諸国は猛反発…閣僚の靖国参拝をめぐる「本当の問題」 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
185. アラジン2[76] g0GDiYNXg5My 2020年8月27日 12:37:25 : aB4F3w4KK2 : eGpuS3VhMXlLLy4=[1]
>>183
田布施システムは、ちょっとおいといて。
すみませんが、教えて下さい。

>もともと明治天皇の墓になるべき施設というのは、靖国神社ではなく、靖国神社のモデルとなった櫻山神社(招魂社1号神社)だった。

>>158
>戦前、靖国は明治天皇の墓である。

お二人とも同じ事をおっしゃってるんですが
どちらでもいいので、>>175 の質問に答えていただけませんか?
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/258.html#c185

[政治・選挙・NHK275] 近隣諸国は猛反発…閣僚の靖国参拝をめぐる「本当の問題」 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
188. アラジン2[77] g0GDiYNXg5My 2020年8月27日 13:44:32 : aB4F3w4KK2 : eGpuS3VhMXlLLy4=[2]
>>186
>当時の欧米人は極論すれば悪いこととは考えていなかった。

誰が欧米人の話をしてますか。頭は大丈夫ですか?
私は、あなたの話をしています。

欧米人に殺された方々を(コピペですけど)列挙しました。
もう一度列挙します。
罪もなく、土地を奪われ財産を奪われ血を流して死んだ彼等に、あなたは言うんですか?

「この時代の欧米人は悪い事とは思ってなかったからな。
だから、あなた方は殺されても黙って受け入れなさい。
欧米人を責めてはいけないよ。」

●白人キリスト教のやってたこと
■アメリカ人 インディアン大虐殺 1億人のホロコースト
■アメリカ人 日本への各都市への大空襲で100万人虐殺 富山では99パーセントが空襲により焼失
■アメリカ人 東京大空襲を行う。2時間で12万人の民間人の虐殺世界新記録
■アメリカ人 沖縄から長崎に疎開する子供達を乗せた船「対馬丸」を攻撃 1500人の児童が亡くなる
■アメリカ人 原爆を二発も落として30万人を一瞬で大虐殺。日本人を使った原爆の人体実験
■アメリカ人 アメリカ人移住者がハワイ原住民を大虐殺。王政を転覆 ハワイ王国乗っ取り
■イギリス人 インド人に紅茶と綿花を作らせ食べ物を作らせず飢えにより大虐殺
19世紀の飢餓だけで2000万人が死亡。虐殺された数は不明
■アメリカ人 フィリピンで100万人大虐殺
■オランダ人 インドネシア人を強制栽培に従事させ飢えさせるなど大虐殺。日本人捕虜に対する虐殺も最も悪質
■フランス人 ベトナム人500万人大虐殺
■イギリス人 オーストラリアに住むアボリジニ大虐殺(オーストラリアはイギリスの犯罪人の流刑地)
■イギリス人 タスマニア島(オーストラリアの近く)の住民を虐殺。タスマニア島住人は虐殺により絶滅
■イギリス人 ニュージーランドのマオリ族を虐殺 白人国家に
■アイルランド人、フランス人 イースター島の住民を奴隷として連れ出し
 彼らが持ち込んだ天然痘が猛威を振るった結果、1872年当時の島民数はわずか111人の絶滅寸前に
■アメリカ人 イラク130万人大虐殺 アメリカの経済制裁によりイラクの子供が80万人死亡
■イギリス人 中国人にアヘンを売りつけアヘン中毒にさせる。アヘンを売った金で中国人を買いアメリカで人身売買
■カナダ人(フランス人)先住民虐殺(現在進行中)
■ベルギー人 コンゴで1000万人大虐殺
■イギリス人 フランス人、アメリカ人、スペイン人、ポルトガル人、オランダ人=
 アフリカから黒人を奴隷として大量に買い付け酷使、使い捨てにして大虐殺 5000万人
■スペイン人 ポルトガル人  アメリカ大陸での大虐殺。
(数千万人単位でインディオが虐殺され、ペルーでは1000万いた人口が100万人に)
■アメリカ人  ベトナム戦争でアメリカ軍が大量に枯葉剤、ナパーム弾を使用し虐殺
■十字軍によるイスラム虐殺

********************************
そして同じ理屈で、あなたは日本人に殺されたアジアの人々に言うんですね。

「この時代の日本人は悪い事とは思ってなかったからな。
だから、あなた方は殺されても黙って受け入れなさい。
日本人を責めてはいけないよ。」

あなたは欧米人の視線でしか、物事を考えられませんか?
欧米人に評価してもらえたから、欧米人に評価してくれた人がいるから
日本人は無罪放免ですか?

シンガポールの彼の言葉は、あなたにとって何の意味も持ちませんか?

■「日本人は我々に対しても征服者として君臨し、英国よりも残忍で常軌を逸し、悪意に満ちていることを示した。日本の占領の三年半、私は日本兵が人々を苦しめたり殴ったりするたびに、シンガポールが英国の保護下にあればよかったと思ったものである。

同じアジア人として我々は日本人に幻滅した。日本人は、日本人より文明が低く民族的に劣ると見なしているアジア人と一緒に思われることを嫌っていたのである。
日本人は天照大神の子孫で、選ばれた民族であり遅れた中国人やインド人、マレー人と自分は違うと考えていたのである(『リー・クアンユー回顧録(上)』)。」


http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/258.html#c188

[政治・選挙・NHK275] 近隣諸国は猛反発…閣僚の靖国参拝をめぐる「本当の問題」 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
191. アラジン2[78] g0GDiYNXg5My 2020年8月27日 14:15:16 : aB4F3w4KK2 : eGpuS3VhMXlLLy4=[3]
>>186
>なので、今の欧米人と日本人は今の価値観にそって今後やっていけばよい。
反省する事を知らないから、同じ過ちを繰り返すんですよ。

■映画「日本鬼子」
http://www.pacohama.sakura.ne.jp/art/0207oniko.html

「日本鬼子」は中国帰還者連絡会会員の証言で構成されたドキュメンタリー映画である。
2時間40分に及ぶ長編の映画であるが、日本軍兵士の側から中国戦線における侵略
戦争の実態をよく示している。

天皇の軍隊内での兵士の非人間化が「日本鬼子」を析出し、中国人を人間として扱うことなく残虐な方法で殺害していった状況が具体的に示されていく。

人間が戦争のマシンに変えられ、罪悪感を失い、処刑・強姦・拷問・生体実験をおこなっていく。人を殺すことが楽しくなっていく。豹のような目つきになりそれを互いに気づかなくなる。殺人を繰り返しそうすることで「出世」していく。
このような実態が証言で語られていく。
この映像に出てくる証言内容から印象に残ったものを記しておきたい。


処刑は日常的に行われた。「厳重処分」という名の処刑。
後ろから後頭部を撃ちぬくと脳みそが飛び散っていった。

水責めの拷問を繰り返し腹を押さえつけると水が吹き出る。
焼けた箸を背中に押し付けるとその肉の焼けた匂いが部屋に充満する。
三角の丸太の上に乗せて拷問すると足の肉が裂けて骨が見える。人間扱いをしなかった。

徴兵の忌避は非国民とされ、親兄弟ものけ者にされた。営内では兵士を殴って憂さを晴らしていた。相互ビンタ、「ミンミンゼミ」、「お女郎さん」といった人間性を否定したことをやらされ、反撃しようとすると上官暴行で重営倉行きとされ、前科者扱いにすると脅された。

中国人の首を切ると頚動脈から血が上へと噴出した。
人間の処刑を「国のためになる」と考え何の罪悪感を持たなかった。

上官は「やらねばならない」それのみだった。浴場で、生体実験で死んだ人達を「きょうは00本のマルタを使った」と話し合っていた。

捕虜を刺し殺す刺突がおこなわれ、無様な格好でやると「出世」に差し障った。
刺せないと殴られ、刺し殺す訓練を行い、銃剣を胸にねじりこんで刺すことを学んでいった。
殺さないと臆病、意気地なしとみられた。

中国人母子をみ、「いい思いをしてガキをつくった」と見下していた。
女という女を全裸にし追い出して銃剣でついた。陰部に竹やりを刺してそれを殺しの見本とした。

井戸の中に女を捨てると子供が跡を追って井戸に落ちた。そこに手榴弾を投下した
女を見て強姦しなかったり人を殺さなかったりすると仲間はずれになった、。
強姦すると証拠を残さないためにその場で殺した。

男を連れてきて性行為をさせ、おわるときに撃ち殺した。
兵士の目は人間の目ではなく虎や豹の目のようになっていた。
度胸だめしで人の首を切った。周囲は血の海となった。
日常的な造作で首切りを行った。互いに目つきが悪くなったことをきづかなくなった。

生体解剖をする時、周りはニコニコしていた。製薬会社に解剖で得た脳のホルモンを提供した。捕らえた中国人に銃弾をぶち込み戦場での手術の実験材料とした。

人間の良心がなくなり人を殺すことが面白くなった。人を殺して成績を上げた。
労工狩りをおこなった。数珠繋ぎにして牛馬とともに連行し、倉庫におしこめた。
翌日半数が死亡したが将校は「半分いかれた」と笑っていた。

苦力を供出させ、先に歩かせて地雷を踏ませた。20人中4、5人が地雷を踏み苦しんだ。
女をその場で強姦し、その肉を中隊で食べた。人肉と知っても中尉は何も言わなかった。

中国人民の苦しみ悲しみは想像を絶するもの。助けてくれといっても助けることなく、罪の意識はなかった。中国での侵略をしゃべれない、しゃべらないという現実。

中国で戦犯となった人々が、人間性を回復し、戦争犯罪を自覚していくなかで自らの行為を語っていく。それは、人間の尊厳回復の劇的な過程であった。
生存者が激減する一方、歴史の偽造が声高にすすみ、戦争法制の制定が狙われている。

このようななかで完成したこの証言映画は、人間にとってなにが必要なのか、過去の戦争において何が未解決なのかをしめし、歴史の教訓に満ちている。
軍拡と侵略により殺人が評価され人間性が剥奪されていった時代との格闘は決して過去のものではなく、現在の課題である。
                                    2002年7月7日(竹内)

■制作・監督…松井  稔 ■制作・撮影…小栗 謙一
■ナし−ション…久野綾希子■音楽…佐藤良介 制作補 花井ひろみ
■制作協力…中国帰還者連絡会 葫蘆島を記録する会
■制作…「日本鬼子」制作委員会

日中15年戦争・元皇軍兵士の告白
■ドキュメンタリー映画・16ミリ/2時間40分

■解説
14人の元皇軍兵士が次世代に伝えるほんとうの戦争
試し切り 実的刺突 拷問 強姦 生体実験 強制連行 細菌化学兵器 人間地雷探知機 人肉事件

聖戦の名のもとに侵略戦争の銃を握らされた私たちの祖父や父。
彼らはそこで何をしたのか?
戦争の被害については多くのことが語られてきたが、加害については沈黙、否定されてきた。
 
被害の体験は語り易いが、加害の体験は語り難い。
しかし加害体験こそが戦争の真実、人間の弱さと恐ろしさを明らかにし、再び過ちを繰り返さぬための歴史の教訓となる。←★★★

■監督のことば
この映画を見て、「これでもか、これでもかの残虐な話に不快になった。今更自分
の国の過去の恥部を暴いて何になるんだ」と言う人がいた。

しかし、この映画は歴史の、人間の真実である。私たちは未来のために、戦争の実態、組織の歯車となった人間の狂気と弱さを知らなければならない。

残虐な加害者たちは、戦争に行く前はごく普通の平凡な人たちであった。←★★★
彼らは私であり、貴方でもある。←★★★

残虐だからといって、目をそむけたり隠したりする態度こそが不快であり、恐ろしいことなのだ。
それは再び同じ過ちを繰り返すことにつながる。←★★★

知らないこと、知ろうとしないことは罪悪である。
私たちの未来のために、加害の証言を記録することを承諾してくださった14人の方々の勇気に深く感謝いたします。

■私は若者に伝えたい。
「軍隊とは恐ろしいところです。考えることが許されない。上官の命令は天皇陛下の
命令として、反抗することも口答えすることも許さない。」

こうして私は『鬼』にさせられ、満州で憲兵となり、731部隊に4人の中国人を送り込みました。
自分の罪深さを教えてくれたのは、撫順の戦犯管理所で《人》 としての扱いを受け、十二分に考える時間を与えられたからでした。
私と同じく撫順の地で《人》に生まれ変わった、仲間の証言にじっくり耳を傾けてください。

「中国帰還者連絡会」岐阜支部会員 長沼節二さん(88歳)
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/258.html#c191

[政治・選挙・NHK275] 近隣諸国は猛反発…閣僚の靖国参拝をめぐる「本当の問題」 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
196. アラジン2[79] g0GDiYNXg5My 2020年8月27日 15:30:18 : aB4F3w4KK2 : eGpuS3VhMXlLLy4=[4]
>>194
>CIAの手先となっただけの話でスパイ(諜報部員)などと言う高尚なものではありません。
この文章の参考にしたのは
全米図書賞(National Book Award)を受賞した「CIA秘録(著・ティム・ワイナー)」のAnchor Books版の英語版と文藝春秋社版の日本語版の比較解説をしているこのサイトです。

http://kariyatetsu.com/blog/1254.php#
雁屋 哲の今日もまた(2010-07-11) 
●抜粋
Anchor Books版に書かれていて、文藝春秋社版に書かれていない文章は、以下の物である。
「Two of the most influential agents the United States ever recruited helped carry out the CIA’s mission to controll the government.」
Anchor Books
拙訳「かつてアメリカがリクルートした二人の一番影響力のあるエイジェントがCIAの日本政府を支配する任務を遂行するのを助けた」
で、其の二人の男とは、岸信介と児玉誉士夫である。

リクルート、エイジェント、この二つの言葉の持つ意味は重い。
会社にリクルートされて其の会社に勤めたら、貴方は其の会社の人間だ。
エイジェントとなったら、貴方はその会社の人間だ。
これが、会社でもなく、アメリカ政府なのだ。

岸信介と児玉誉士夫は、アメリカ政府に雇われて、アメリカ政府のために働く人間になったのである。
もっと正確に言えばアメリカ政府の人間になったのである。
岸信介と児玉誉士夫は日本人のためではなく、アメリカ政府のために働く人間になったのだ。←★★★

文藝春秋社版では、この岸信介が「アメリカのエイジェント」だったことを、明確に書かない。
文藝春秋社が翻訳に使った底本が、そうなっていたのかも知れない。
しかし、ワイナーの本は、まずアメリカで出版され、非常に高く評価されたのだ。
アメリカの恥部を暴いた其の著者が、国ごとによって違う内容の版を出すとは思えない。
この一文が無くては、自民党の本当の姿を理解出来ない。
この一文を見のがしてはならないのだ。

岸信介は、アメリカにリクルートされたエイジェントだった。
エイジェントとは軽い言葉ではない。
アメリカのエイジェントとなったら日本のために働くのではなく、アメリカのために働くのだ。
正確に言えば、岸信介はアメリカに魂を売ったアメリカの手先、「売国奴」、だったのだ。←★★★

何度でも繰り返したい。この一文は非常に重い意味を持っているのだ。
日本国民が、日本の首相だと思っていた人間が、実は日本人のためではなくアメリカのために働いていたのだ。我々日本人は「売国奴」を首相として崇めていたのだ。
こんな事があっていい物だろうか。

ワイナーの記述は、まだまだ続く。
分かりやすいようにまとめよう。
(念のために断っておくが、ワイナーが言明しているように、以下に書くことは真実である。すべて、文書や記録が残っている。)

1.岸信介と児玉誉士夫は、CIAのエイジェントとなった。
2.CIAの助けによって、岸信介は自民党の党首となり、首相となった。
3.児玉誉士夫は暴力団のナンバーワンとなり、CIAに協力した。
4岸信介と、児玉誉士夫が、戦後の日本の政治の形を作った。
5.岸信介は、児玉誉士夫の金を使って選挙に勝った。
代議士になると、岸信介はその後50年に渡って日本を支配する自民党を作り上げた。

6.岸信介の作った「自由民主党」は自由主義的でもなければ民主主義的でもなく、戦争で亡びたはずの日本帝国の灰の中から起き上がってきた右翼的で封建的な指導者たちのクラブだった。

7.CIAと自民党との相互の間で一番重要だったのは、金と情報の交換だった。
その金で党を支援し、内部情報提供者をリクルートした。

8.アメリカは、一世代後に、代議士になったり、大臣になったり、党の長老になったりすることが見込める若い人間たちとの間に金銭による関係を作り上げた。

9.岸信介は党の指導者として、CIAが自分の配下の議員たち1人1人をリクルートして支配するのを許した。

この部分、Anchor Books版では、次のように書かれている。

「As the party’s leader, he(岸信介)allowed the CIA to recruit and run his political followers on a seat-by-seat basis in the Japanese parliament.」

文藝春秋社版では、そこのところが、

「岸は保守合同後、幹事長に就任する党の有力者だったが、議会のなかに、岸に協力する議員を増やす工作をCIAが始めるのを黙認することになる」
と書かれている。

この文藝春秋社版の文章では、「議員たちが岸に対する協力者となった」と読めるが、Anchor Books版の文章とは、意味が違ってくる。

Anchor Books版の文章では、「岸に協力する議員を増やす工作」とは読めず、「岸の配下の議員たちは、CIAにリクルートされて、CIAの支配下に入った」と読める。
文藝春秋社版とAnchor Books版とでは大分意味が違ってくる。

「recruit and run his political followers」は「岸信介に政治家として従う者達をリクルートして支配する」と言うことではないのか。「rectuite and run」の目的語は 「his political followers」だろう。これから、岸に協力しようという者たちではなく、すでに岸に従っている者達である。

岸信介に政治的に従う人間が必ずしも、CIAと関係がある訳ではない。
だから、岸信介は、自分の従属下に入った人間を、自分と同様CIAに仕えるように、CIAが働きかけることを許したのだ。
Anchor Books版に描かれた岸は、自分の配下をCIAに売る悪辣な男である。

1.岸信介は、トップに上り詰めるための策動をする間に、日本とアメリカの間の安全保障条約を作り直す作業をCIAと一緒にすると約束した。
2.岸信介は、日本の外交政策をアメリカの要求を満たすように変えると約束した。

それによると、アメリカは日本に軍事基地を保持し、核兵器を貯蔵しても良いというのである。
それに対して、岸信介はアメリカの秘密の政治的な協力を要請した。

もう充分だろう、と思うが、先ほど書いたように、実は、ワイナーは、1994年10月9日付けのNew York Timesに「CIA Spent Millions to Support Japanese Right in 50’s and 60’s. 」(CIAは日本の右翼を助けるために1950年代から60年代に書けて何百万ドルもの金を使った)と言う記事を書いている。

その記事の内容は、今回の本の内容に近いし、文藝春秋社版用に書き下ろしたと言う部分も、実はこの中に含まれている。
この本よりももっと具体的なことも書いてある。
そこから幾つか拾ってみよう。

1.1970年頃に、日本とアメリカの貿易摩擦が起こっていたし、その頃には自民党も経済的に自立出来ていたので、自民党に対する資金援助は終わった。

しかし、CIAは長期間にわたって築き上げた関係を利用した。
1970年代から1980年代初期に東京に駐在していたCIA職員は「我々は、全ての政府機関に入り込んでいた」と語った。

「CIAは首相の側近までリクルートしており、同時に農林省とも同じような関係を結んでいたので、日米農産物貿易交渉で、日本がどのようなことを言うか事前に知っていた」とも語った。

1.元警察庁長官で、1970年代に自民党の代議士になり、1969年には法務大臣になった後藤田正晴は、自分が諜報活動に深く関わってきた1950年代60年代について「私はCIAと深いつながりを持っていた」と言っている。

2.1958年に、当時の自民党の大蔵大臣だった佐藤栄作が選挙資金の援助をCIAに要求して、その資金で自民党は選挙に勝った。

3.1976年にロッキード事件が起こって日本は騒然としたが、それは、同時にCIAにとって、それまでの工作が暴露される恐れのある危険な事件だった。

ハワイで隠退生活をしている元のCIAの職員は電話で、次のようなことを語った。

「この事件は、ロッキードなんかよりもっともっと深いのだ。もし、日本という国のことについて知りたかったら、自民党の結党時のことと、それに対してCIAがどれだけ深く関わったか知らなければ駄目だ」
****************

つまり、岸信介はアメリカ公認のスパイ(エージェント)です。

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