29. カラト[1] g0qDiYNn 2025年9月16日 04:39:28 : KAFZ4UwI32 : Llo2VXVQaFFpNnc=[1]
ひとつ気になるのは、裏金で落選した議員を再度公認できるか、という倫理的問題だろう。
自民党には「ミソギ」という独特の論理があり、かつて不祥事があっても地元有権者の支持を得て当選すれば「ミソギ」を受けたとして、再度入党させてもかまわない、としていた。とりあえず、今はこうした考え方の当否には立ち入らない。
では、落選者はどうか?
不祥事があり、しかも地元有権者も許さなかった人間を、党は公認できるのか? あるいは公認する場合、どのような論理で公認するのか? その場合、これまでの禊の論理を改変することになるのか?
これを想定して、森山幹事長は「いつまでもレッテル貼りして差別することは許されない」というのだが、実際に差別を受けてきた障害者やLGBTと、こともあろうに裏金議員を一緒にするような議論が果たして一般に受け入れられるようなものか?
政治以外の一般の日本の社会では、なにか不祥事があれば、時間が立ってもクライアントは戻らないのが当たり前だし、自分たちへの批判は。全て「差別」で片付けてきた森山幹事長のこうした論理が、どの程度世の中に通用するものなのだろうか?
メディアはこの発言を故意に問題化しなかったので、自民の公認行為を次回もやはりそのまま追認するものと思われるが、ここは次期衆院選の重点ポイントであろう。
新たな公認候補を立てる、という手段はよほど追い詰められないと、自民は取らない筈なので、おそらく落選候補の再公認に向かう可能性が高い。
高市がこれを行う場合、彼女はもともと「裏金のなにが悪いんや!かまへんやないの?」系論者なので、野党からそこを追求されると、かなり激しく押し切って国民の反発を買う可能性があるし、進次郎の場合はナアナアで誤魔化そうとするのだろうが、こちらはあたふたして崩壊する姿が予想される。